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ホツマツタエのおもしろ記事(93)『八咫鏡1』

2013-03-14 15:12
ホツマツタエのおもしろ記事(93)  八咫鏡



「ヤタ鏡 (やたかがみ)」は、皇位継承の証として受け継がれる「三種宝」の一つである。「ヤタ」は非常に深くて広い意味を持っていて、「八咫」と当てられた漢字からは、ほとんど何も読み取ることはできない。

ホツマツタエの17章『神鏡ヤタの名の文』は「ヤタ」の意味の説明に当てられた章である。この章は臣たちの質問にアマテル自身が答えるという形をとっており、ホツマツタエのクライマックスとも言える章である。
「ヤタ」の意味を知ることは、世のまつりごとに対するアマテルの心を知るということに等しく、それが理解されることなくしてはホツマツタエの存在意義は著しく減じられると言って過言ではない。ホツマツタエの真骨頂は歴史を語ることではないのである。またこの章を理解することなくては、他の記事の真意を読み取ることもできない。それほどに重要な章である。

しかしながらその難解さも群を抜いている。使われている言葉自体は現代のものと大して違わないのであるが、意味が通じない。アマテルの発言というのは、言葉自体は易しいが意味は非常に深遠難解で、昔の首相が言った「言語明瞭、意味不明」みたいな所があるのである。だから言葉の意味を考える場合には語源レベルにまで逆上る必要がある。またこの世的な知識だけでは無理があって、あの世レベルで考えなければならない。

このページからシリーズで『神鏡ヤタの名の文』全文の解釈を試みたいと思う。
が、はたしてどこまで真意に迫れるものだろうか。
あらかじめ『天地創造』『真澄鏡』『妹背鈴明1~6』『魂魄と魂の緒』『人の発生1~4』を読まれることをお薦めしたい。



天地も 内外も清く 平る時に 大内に侍る 臣・民も ヤタの鏡を 拝む時 アマノコヤネが 謹みて "ヤタ" と名付くる 故を請ふ

  • 『天地 (あめつち)』ここでは「上と下」の意で、「あの世とこの世」「神と人」「貴と賎」などを総合して表す。
  • 『内外 (うちと)』「中と端」の意で「中心と周辺」「中央と地方」などを総合して表す。「天地」とほとんど同義と考えて良い。「天地内外」で「すべて・万物万象・全宇宙」を意味する。
  • 『清し (きよし)』は「きわむ (極む)」の原動詞「きゆ」が形容詞となったもので、「優れ極まるさま」を表す。 「清く」はここでは副詞として「平る」を修飾する。
  • 『平る (なる)』は「凸凹が中和して平均する」という意で、原義は「和す・融和する・調和する」である。
  • 『天地も内外も清く平る時に (あめつちもうちともきよくなるときに)』
    「万物万象が至って調和する時に」の意で、その調和を実現する「天地つ日月の君」 (特にアマテル) を称える冒頭の決まり文句。
    類似の表現として『天地の平けし時に』ホ序 『天地も内外も清に徹る時』ホ14文 『天地も和けき時に』ホ15文 『天地も内外も清く徹る時』ホ23文 などがある。
  • 『大内 (をうち)』イサワ宮・東殿の大内宮を指す。天の九座の中御座 (アウワの座) に相当し、皇居・内裏を意味する。
  • 『侍る (はべる)』は「はぶ (侍ぶ)」の連体形。「はぶ」は「はむ (食む・嵌む)」の変態で「合わす・添う・付く」が原義。ここでは「(心・身を) 添える」の意で「つかふ (仕ふ) 」と同義。
  • 『拝む (おがむ)』は「おく (置く/熾く)」から派生した動詞で「合わす」と「高める」が原義。「(目に) 合わす」という意と「敬う・尊ぶ」という意に分かれるが、通常は融合して「尊び見る」の意に使う。
  • 『アマノコヤネ』天児屋命
  • 『謹む (つつしむ)』は「(心・身を) 合わす・直す」が原義で「心する・気を付ける・心を正す」などの意。
  • 『故 (ゆえ)』は「ゆふ (言う)」の名詞形で、「いゐ (謂)」「い (謂・意)」「あや (文・綾)」「ゆえん (所以)」「いわれ (謂れ)」などの変態。
  • 『請ふ (こふ)』は「交ふ・乞ふ・恋ふ・媚ふ」で「(心を) 寄せる・執着する・欲す」の意。
  • 上も下も中も端も、すべてが全く調和する時に、皇居に仕える臣や民もヤタの鏡の拝観を許された際、アマノコヤネが謹んで「ヤタ」と名付ける理由を尋ねる。


時に天地照る 御言宣
『ヤタは八民の 元の丈 往にし代 作る 間計りは 八十万人の 均れ丈を 集め計りて 一坪を 今の一間の 物差ぞ』


  • 『天地照る (あまてる)』ここでは「天も地も照らして恵む」 の意。要は「素晴らしい・ありがたい」という意味で、次の「御言宣」を修飾する。
  • 『御言宣 (みことのり)』は「ことのり (言宣)」の尊敬語で、アマテルと天君の専用語。「のり (宣)」は「のる」の名詞形。「のる」は「のぶ (延ぶ・述ぶ)」の変態で、「放つ・延ばす・広げる」の意。
  • 『八民 (やたみ)』は「八方の民・八州の民・全国の民・万民」の意。
  • 『元 (もと)』は「もどる (戻る)」の原動詞「もつ」の名詞形で、「もつ」は「おつ (復つ)」の変態。
  • 『丈 (たけ)』は「たく (長く)」の名詞形で、「たか (高)」の変態。
  • 『往にし代 (いにしえ)』「いに (往ぬ・去ぬ)」+「し」+「え (方)」。「いぬ」は「去る」の意。「し」は「しく (如く)」の連体形「しき (如き) 」の略。「~如くの」の意を表す。「え (方)」は「区分」を表し、ここでは「時の区分・時代」を言っている。
    現文法では「し」は、過去の助動詞「き」の連体形とされるが、そうは思わない。この時代には明確な時制の表現は存在しなかったと考えている。
  • 『間計り (まばかり)』水平方向の距離・広さを計るもの。
  • 『八十万 (やそよろ)』80万。ここでは「非常に多い数」の意。
  • 『均れ丈 (なれたけ)』平均身長。「なる (均る) 」は「なる (平る) 」と同じ。「凸凹を和して平らにする」の意。
  • 『一坪 (ひとつぼ)』「つぼ」は「つめ (詰め)」の変態で、「収めるもの・うつわ」の意。「ひと」は「一」ではなく元来は「人」だったのかもしれない。「ひとつぼ」は「一人の人を収める器」の意。
  • 『一間 (ひとま)』今に言う「いっけん (一間)」で、約180cm。この数字は時代によって変化したという話をあまり聞かないので、当ブログでは「1間=180cm」を体系基準にしている。
  • 『物差 (ものさし)』さす」は、ここでは「合わす・比べる・匹敵させる」の意で「計る」と同義。「物に合わせて比べる道具」。
  • ヤタ (8尺) とは万人の元の身長であった。往古に作った広さを計る単位は、非常に多くの人の平均身長を集計して、両手を広げた男1人が収まる縦横を「1坪」として物差とした。これが今の「1間」である。


民の平均身長が8尺だったことは他の箇所にも書かれている。
『我が生れ付き 身の丈も 一丈六尺あり 力業 八尺の人等の 万引きの 岩をも投げて』ホ16文
『丈 八尺は 八十万 男の子 均れ丈ぞ』ホ16文



『この間計りを 八段 分け これに日・月の 二尺 増し 万の人柄の 高計り』

  • 『八段 (やきだ)』「きだ (段)」は「かつ (割つ)」の変態「きつ」の名詞形で「分け・割れ・分割」の意。「かた (方)」「きず (傷)」「ぎざぎざ」などの変態。
  • 『日・月 (ひつき)』この日・月は「2」という数を引き出すためのもので、重要な意味があるとは思えない。
  • 『尺 (た)』は「た (手)」が原義。身長を8分割した長さは、ほぼ手の指を目一杯広げた時の親指と小指の先端の間の距離となる。この2指を使って寸法を測る動作に似た動きをする虫が「尺取虫 (しゃくとりむし)」なのだろう。これはまた手の付け根から中指の先端までの長さにほぼ等しい。180÷8=22.5cm。
  • 『万 (よ)』は「いよ (弥)」の簡略で「よ (余)」や「よろ (万)」と同じ。この意味の場合は「世にも恐ろし」など「世」の字を当てる場合が多い。
  • 『人柄 (ひとがら)』「から」は「殻」で、「入れ物・器」の意。ここでは魂魄の入れ物である「からだ (体)」を指す。
  • 『高計り (たかばかり)』水平方向の距離を計る「間計り」に対して、垂直方向の距離 (高さ) を計るもの。
  • この間計り「間」 を8分割して「尺」とし、1間に日・月の2尺を加え、万人の身の高さを計る基準単位の「丈 (たけ)」とした。
     1間=8尺=180cm。1丈=10尺=225cm。


『尺を十断 切り 寸と名付く 民はヤタなり』

  • 『断 (つだ)』は「つつ」の名詞形で、「つつ」は「たつ (断つ)」の変態。「つつ」から「つづむ (約む)」が派生し、「つづむ」の変態が「ちぢむ (縮む)」。また「つだ」は「ずたずた (寸寸)」の変態でもある。
  • 『寸 (き)』は「きる (切る・限る)」から来ている。「亀裂」の「亀 (き)」も同じ。
  • 『名付く (なづく)』は、元来は「名を付ける」の意ではなく、「なつく (懐く)」である。「なつく」は「なづ (撫づ)」+「つく (付く)」の合成で、どちらも「合わす・付ける」の意。
  • 『民はヤタなり (たみはやたなり)』1. 民の身の丈は8尺だったのである。2.「ヤタ」の意味の一つは「民」なのでる。
  • 「尺」を10分割して「寸」と名付ける。「ヤタ」は一つには、身の丈8尺の民を意味するのである。


『高計り 火・風・埴・水 四つに分け 空の一つ 継ぎ合せ 天の回りの 環差』

  • 『火・風・埴・水 (ほ・かぜ・はに・みづ)』『空 (うつほ)』
    天と地をつくった5元素。陽陰の分離精製過程で、軽く上った陽は「空・風・火」に分れて天となり、重く下った陰は「水・埴」に分れて地となる。詳しくは『天地創造』を参照。
  • 『天の回りの環差 (あまのめぐりのまかりざし)』
    暦を作るために天体の位置を測るのに使ったと思われる、環形の物差。簡単にいえば分度器か。「環 (まかり)」は「まく (全く・真く)」から派生した「まかる」の名詞形で、「満ち至り」を意味する。また満ち至りを表す形として、太陽や満月の「真円」を意味する。類語として「わっか (輪っか)」がある。
  • 1丈の高計りを「火・風・埴・水」の4つに分割し (225cm÷4=56cm) 、「火+風+埴+水」の225cm に「空」の56cm を継ぎ合せて281cmとし、それをを丸めて天の回転を計る環差とした。



参考サイト:http://gejirin.com/hotuma17.html
     :http://gejirin.com/mitinoku.html



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