2017 081234567891011121314151617181920212223242526272829302017 10

スポンサーサイト

-------- --:--
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

ホツマツタエのおもしろ記事(103)『淤能碁呂』

2013-03-31 17:38
ホツマツタエのおもしろ記事(103)  淤能碁呂



「オノコロ」は、古事記には「淤能碁呂」、日本書紀には「磤馭慮」と書かれる。
両書の伝える内容には大きな違いは無く、おおよそ次の通りである。

イザナギ・イザナミの二神が天の浮橋に立って、天つ神から賜った天之瓊矛(あめのぬぼこ) を、指し下して掻き探ると海が現れ、その矛の先から滴り落ちた水滴が凝り固まって、オノコロ島が現れた。

したがって記紀によれば「オノコロ」は、国土としての日本列島を表す言葉ということになる。
しかしホツマの所伝から考察すれば、記紀の説明は「オノコロ」の意の一端を表すに過ぎないことが解る。



「オノコロ」の語義は、第一には 「おの (央)」+「ころ (心)」である。
「おの」は「おぬ (上ぬ・央ぬ)」という動詞の名詞形で、「おぬ」は、ここでは「高まる・至る・中心にある」などの意。よって「おの」は「高み・中心・核・本源」などの意である。
「ころ」は「かる (上る)」の変態「こる」の名詞形で、「かる・こる」は同じく「高まる・至る・中心にある」などの意。よって「おのころ」は「高み・中心・核・本源」の意を重ねた複合語であり、具体的には「核・源・種・凝縮」「中央政府・都」などを意味する。

次にここから「核心の影響力がつくるシステム・調和・秩序」の意が派生する。これは喩えて言えば、太陽の重力がまとめる太陽系みたいなものである。これは具体的には「中央政府の主権が及ぶ地域」「国家・国土」などを表す。 もともとは日本の中央の国を指す名の「ヤマト」が、日本全体を表す国号にもなっていることを思えばいい。

第三は、「おの (央)」+「ころ (凝・塊)」である。
「おの」は上記と同じであるが、ここでは特に人の「こころ」を指している。
「ころ」は「こる (凝る)」の名詞形で、「こる」は、ここでは「形を成す・具現する・実を結ぶ」などの意。
よって「おのころ」は「心の結実・思いの実現」などの意である。
整理すると次のようになる。

オノコロ
1.央心。中心。核心。本源。
  ●中央部。中国。 ●都。中央政府。 ●核。源。種。凝縮。
2.核心の影響力がつくるシステム・調和・秩序。
  ●中央政府の主権が及ぶ地域。国家。国土。
3.央の凝り。心の結実。思いの実現。



そこでホツマの記事を見てみよう。

『二神は うきはしの上に 栄くり熟る 果の雫の オノコロに 宮殿 造り』ホ2文

  • 『二神 (ふたかみ)』イザナギとイザナミの夫婦。オモタル・カシコネを最後にクニトコタチから続く皇統は途絶え、神代の日本は滅びる。その後に天つ君となった二神は、何もかも始めからやり直さなければならなかった。二神は、退廃した日本に再び「経矛の道 (法と戒の道)」を敷き、臣民を指導し、産業を復興させてゆく。
  • 『うきはし』は「うく(受く・和く)」+「はす(合す)」の名詞形。両語共に「合う・合わす・結ぶ」などの意。「うきはし」は「結び・渡し・仲介・仲人」の意。「うきはしの上」とは「仲介を得て結ばれた根国とヒタカミの協力関係の上」という意味で、「本来の皇統から外れる天つ君」という、二神の立脚点を表現するものである。
  • 『栄くる熟る (さくりうる)』「さくる」は「しゃくる」「すくう」と同じ。「高める・上げる」の意。「熟る (うる)」は「炒る (いる)」と姉妹語で、やはり「高める・上げる」の意。したがって「さくり熟る」は、「すくい上げる」と同義。ここでは、二神が経と矛によって瀕死の国と国民を救ったという意味。
  • 『果の雫 (ほこのしづく)』「ほこ」は「ほく (祝ぐ・寿ぐ)」の名詞形で、「ほく」は「高め至らす・熟成する・実らす」などの意。よって「ほこ」は「成熟・実り・成果・結実」などの意。「しづく」は「凝縮・結晶」、また「末・端・何かの一部・はしくれ」などの意。つまり「ほこのしづく」は「成果の結晶」「成果の一端」の意。
  • 『オノコロ』ここでは「中央政府・都」の意。二神の努力の成果として復活した「中央政府」の意。
  • 『宮殿 (みやとの)』は「宮」「殿」は、どちらも「高み・中心」が原義で、「政庁・政殿」を意味する。この場合は「オキツの宮のヤヒロ殿」を指すと思われる。「オキツボ・オキツ」は、琵琶湖の西・南岸の地域であると解っている。二神は日本の中心のオキツボを都とし、ヤヒロ殿 (八紘殿) を造り、そこを国家育成の胞衣とする。


『二柱 うきはしに得る オノコロの 八紘の殿に 立つ柱 回り生まんと』ホ3文

  • 『二柱 (ふたはしら)』「二神」を指すと同時に、地の治めの2本柱である「経と矛」を意味する。イザナミが「経 (と)」を、イザナミが「矛 (ほこ)」を象徴。
  • 『オノコロ』前の文と同じ意味で使われている。
  • 『八紘の殿 (やひろのとの)』「やひろ (八紘)」は「八方を平く/八方を開く」の意。
  • 『回り生む (めぐりうむ)』天地つ日月の二神が「めぐる (回る)」ということは、天地を「めぐむ (恵む)」のと同義である。 また「うむ (生む)」には「うむ (熟む)」の意もあると思われる。


『障るイソラの 禊にて 胞衣の囲みは オノコロの 玉籠とならば 幸喜』ホ4文

  • 『イソラ』 人の妬みや恨みなどの程度の低い想念が生き霊に転じたもの。
  • 『禊 (みそぎ)』の原義は「(穢を) 放つ・祓うこと」であるが、通常これを「身を水で濯ぐ」ことを物実として行う。
  • 『オノコロ』ここでは「核・源・種」の意で、「胎児」を意味する。
  • 『玉籠 (たまこ)』は「タマガキ (玉垣)」と同じで「尊いものの囲み」の意。中御座を囲む八方の座を暗示する。
  • 『幸喜 (ゆきよろし)』不詳ではあるが、「繁栄・幸福」のように「栄え」という意の同義語を連ねた熟語と考えている。


『因みの明は オノコロの 胞衣の形は 河車 臍の緒となる』ホ14文

  • 『因みの明 (ちなみのあか)』「あか (明)」は「(すごろくの) あがり」や「(夜・奉公) あけ」などと同じで「完成・達成・出来上り」の意。「ちなみのあか」は「月霊と日霊波の因み (回転) の成果」の意。
  • 『オノコロ』ここでも「核・源・種」の意で「胎芽・胎児」を表す。また「ゑな (胞衣)」にかかる枕詞であろうかと思われる。
  • 『河車 (かわくるま)』水車。


しかし「オノコロ」の意味は、これだけでは済まないのである。
ホツマツタエ18章「オノコロと呪ふの文」では、天孫ニニキネの質問にアマテルが答えるという形で「オノコロ」の意味が説明されている。次回はその禁断の章に踏み入りたいと思う。



参考サイト:http://gejirin.com/hotuma02.html
     :http://gejirin.com/hotuma03.html
     :http://gejirin.com/hotuma04.html
     :http://gejirin.com/hotuma14.html
     :http://gejirin.com/mitinoku.html



スポンサーサイト

トラックバックURL
http://divinehuman.blog.fc2.com/tb.php/118-f0b1df70
トラックバック
コメント
いつも詳しいお教えをわかりやすく書いてくださり、ありがとうございます。

河車=水車の回る部分を図に表すと、フトマニ図になるのですね。
私は、自分と友人との関係を、傘に例えていました。
自分の意思を、傘の中心とすると、四方八方に伸びた太い骨が友人。ありとあらゆる分野に友人をバランスよく配すれば、傘の形も良くなります。

例えば私の老後をテーマ(中心)に据えます。実際に居る友人を挙げていくと、カウンセラー、各種療法士、鍼灸師、介護士、看護士、保険屋、葬儀屋、僧、墓石屋、線香屋、遺族たる夫と揃います。夫は全員が、私と関わっていることを把握していますので、万が一私が明日をも知れぬ状態になっても、夫がこの人たちに連絡を取れば何らかのアドバイスが頂戴できますし、そうそう困ることもないでしょう。

アマテルさんのおっしゃる政治は国の運営に限ったことではないと、私は考えています。
私は何か事が起きた時に、自分に無い力を瞬時に集めるには、普段からのお付き合いと信頼関係を大切にしておくことが肝要であり、それを調和(ワをととのえる)と呼ぶのだと思っていました。
いえ、本当は困った時でなくても、仲良くして気を払い心を砕いて相手を思う力を常に発していなくてはならないのでしょう。

傘をさそうにも自分が腐っていたらいけませんし、個々の働きが鈍っていたら雨を避けることもできません。
間を埋める布の部分は、それぞれの人の骨が重なりあってできた部分。私の友人もそれぞれの関係者もそのまた先の人も傘を為していて、それが幾重にも重なって鱗や甍のように體(たい)を成すのだと思います。
そうすれば、万が一誰かが弱って破れ傘になったり骨が折れても、カバーしあえる。その間に立て直し、また大きな傘として君臨する。
本当はそうして成り立つのが、国のはずなのですが。私はこれに気づくのが遅かったようです。


少し話が逸れますが、竹は他所に移植したものも含めて、元の根が同じならば、同時期に枯れてしまうそうです。個々の意志は反映されないところが面白いのですが、私は自分が死んだ時、この国がどうなるのか興味があります。去るものが気にすることでもないのでしょうけれど。

まさかこんな国になっているとは…。
光 | 2013-04-01 21:31 | 編集
こちらこそありがとうございます。
読んでいただけて嬉しいです。今後もがんばります。

憂国のお心、よくわかります。
また国の現状に対してご自分の責任を感じていらっしゃるのですね。
ご人格の高さが覗い知れます。

あめなる道は、陽陰を和合して万物を生みますが、
その後は「生 → 盛 → 熟 → 枯」のサイクルを繰り返します。
しかし同じ場所で回っているのではなく、常に少しずつ移動しているし、
また回転半径も変動するし、回転速度も変わっているのだと思っています。
これは人にしても国にしても同じだと思います。

今の世は「枯」の時なのかもしれません。
しかし「枯」が無いと「新生」も来ないのではないかと思っています。
古いものが滅びないと、新しいものは生まれて来ないと思っています。
このブログのタイトル『新時代のあけぼの』は、古いものが滅びた後の最暗の時が「今」と感じて、書き始めたものです。ですから私は今後の世界に大きな希望を持っています。

ホツマツタエが2,000年の沈黙を破って世に出てきたのは、ある意味ではその使命を終えたからなのかも知れません。人の目に触れることなく「やまと (和)」の心を日本に保って来たのだと思います。おそらくひと目に触れていたなら、それはできなかったでしょう。

もしよろしかったら『神の見る夢』http://divinehuman.blog.fc2.com/blog-entry-1.html を読んでみてください。これはアメリカ人のチャネリングを元に私が書いた小説ですが、ホツマの説く思想と驚くほど似ています。ただ違うのは、今はこれまでとは別の時代に入ったということです。
御預二号 | 2013-04-01 23:37 | 編集
管理者にだけ表示を許可する
 
プロフィール +

御預二号

Author:御預二号
FC2ブログへようこそ!

最新記事 +
最新コメント +
最新トラックバック +
月別アーカイブ +
カテゴリ +
検索フォーム +
RSSリンクの表示 +
リンク +
ブロとも申請フォーム +
QRコード +
QR
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。