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ホツマツタエのおもしろ記事112『そらみつやまと』

2013-04-30 10:34
ホツマツタエのおもしろ記事(112)  そらみつやまと


これまでのお話: 1.『十種神宝』
         2.『皇孫降臨』



クシタマホノアカリはオシホミミより「三種宝」を、さらにアマテルよりは「十種宝」を授与されて中国の大和に下る。供守32人、25人編成の護衛部隊を5隊、総勢864人の供を従えて、ヒタカミから陸路を南に向かった。



ヒタカミを出て カシマ宮 その道 民の 出迎ひ

  • 『ヒタカミ (日高見)』今の仙台付近を中心とし、おおよそ「みちのく (陸奥)」「奥州」と呼ばれる地域に相当する。勿来を境に北がヒタカミ、南はホツマ国となる。現在の東北と関東+東海の区分と大差無い。ヒタカミは「タカミ」「タカヒ」とも略されるが、 「ひ (日)」+「たかみ (高み)」で、「日が昇る地」「東」が原義である。
  • 『カシマ宮 (かしまみや)』鹿島宮。タケミカヅチ (カシマ守) の宮で、今の鹿島神宮。 この近くにはフツヌシ (カトリ守) の「カトリ宮 (香取神宮)」やアマノコヤネの「イキス宮 (息栖神社)」もあり、ホツマ国北部の要所であったことが窺える。


耕し 欠くと 聞し召し イセに侍る 御子の弟 キヨヒトに神 御言宣
『汝とチカラと 速船に 行きて斎船 奨むべし』


  • 『聞し召す (きこしめす)』「きこす (聞す)」+「めす (召す)」の複合。「きこす」は「きく (聞く)」の派生動詞。どちらも「合わす・収(治)める」の意で、「きこしめす」は「合わす・治める・執る」「(自己に) 合わす・聞く・思う」などの意。「知ろしめす」と同義。
  • 『イセ (妹背・伊勢)』は「いもせ (妹背)」の略で、「女男・陰陽・地天・月日」の意。ここでは太陰霊と太陽霊の下生である「妹背の神」(=アマテル)、またアマテルの居る地「伊勢」を表す。
  • 『御子 (みこ)』ここではクシタマホノアカリ (斎名:テルヒコ) を指す。
  • 『キヨヒト』ニニキネ (瓊々杵尊) の斎名。
  • 『神 (かみ)』アマテルを指す。世に生きる人間で「神」と呼ばれるのはアマテルだけである。
  • 『汝 (なれ)』「な (合・和) 」+「れ (在・有)」。「れ」は「ある (在る)」の名詞形で存在を表す。「なれ」は「相対する存在」の意で、「なんち (汝)」「いまし (汝)」の同義語。
  • 『チカラ』タチカラヲ (手力雄神) の略。この頃は父オモイカネの後を受けて、イサワ宮で「ひよみ (日夜見)」をしていたようである。
  • 『斎船 (いわふね)』「いわ (斎)」は「いふ (斎ふ)」の名詞形で「高める・勢いづける・栄す・潤す」などの意。「斎船」は「天君が乗り巡って (和り恵って) 世を照らす船」という意で「御幸の船」を言う。これは「天地つ日月」と同じ概念によるものである。「あまのいわふね (天地の斎船)」また「斎奇船 (いわくすふね)」とも呼ばれている。


よりて御孫と タチカラヲ ワニ船に乗り 上総の ツクモに着きて カトリ宮 神言 宣れば

  • 『御孫 (みまご)』アマテルの孫を言うが、特に「クシタマホノアカリ」と「ニニキネ」を指す。「アメの御孫」とも言う。この場合「アメ」は「天地・陽陰」の意で、「アマテル神 (天地垂る神・陽陰垂る神)」を意味する。 ここではホノアカリを「皇孫」「御子」と表しているので、「御孫」はニニキネを指している。
  • 『ワニ船 (わにふね)』ワニ (鮫) のような形 (背びれを水面に出す) の船。帆船。ワニ船が最も速い船だったことが他の箇所に記されている。現在も対馬では大型の舟をワニ、小型のをカモと呼ぶという。
  • 『上総 (かんふさ)』房国の上(かみ)。「かづさ」とも訛る。「かみ (上)」は、中心・都に近い区画をいい、上総国の場合は「安房国のかみ」という意味らしい。「房」は房総半島の形から来ていると思われる。ホツマヱには下総国は登場せず、上総国の北は常陸国となる。
  • 『ツクモ』は「継ぐ百」の意で「九十九」を表し、現在の九十九里浜を言うと思われる。何故この地を「ツクモ」というのかわからないが、「はら (茂原) に継ぐ」の意だろうか。
  • 『カトリ宮 (かとりみや)』香取宮。いまの香取神宮。「カトリ」は「フツヌシ (経津主神)」の守名で、「グ山 (富士山) をつかさどる」という意だとホツマは説明している。これが元となったのか、辞書 (広辞苑) には「かどる (制る・主る)」という動詞があって「統御する・管轄する」の意だという。
  • 『神言 (かんこと)』アマテル神の言葉。


ホノアカリ マウラを召して 占問えば マウラ フトマニ "アキニ" 取る
「東風に冷も解け 弊 逃る」
 
  • マウラ (天津真浦・天津麻占)カグツミの第五子。カグヤマツミ・カンタマの弟。テルヒコの五供の上司の一人で、イワクス船での風見役。後にはサカオリ宮の預かり役となったようである。アシツ姫・イハナガ姫の父のオオヤマズミはこの人。マウラは相模の小野に新田を成して『マウラ守』と呼ばれ、ここに橘の木を植えて初代の『橘の君』となる。
  • 『占問ふ (うらとふ)』「うら」は「裏」の意で「見えない部分・奥・心・本質・本源」などの意。これは万象の本源である陽陰48神 (=言葉の48音) を言うのである。「うらとふ (占問ふ)」は「うらなふ (占ふ)」の同義語。
  • 『フトマニ (太兆)』とは「すべての現れ・万象」という意味で、これは本来はサコクシロに坐す元明けの49神 (48音) を指す。「48音」は別名を「アワノカミ (陽陰の神)」ともいう。詳しくは『ふとまに』を参照。
  • 『アキニ』フトマニの 「アキニ」 の歌。 その完文は こちら


『今 春なれば 西の空 民 疲れ 無し 好し好し』と 
御言 定まる


  • 『春 (はる)』は動詞「はる (張る) 」の名詞形。「張る」は「はふ (生ふ)」「はぬ (跳ぬ)」 などの変態で「放つ・発す・起る」などの意。
  • 『空 (そら)』は「そる (逸る・剃る)」の名詞形。「そる」は「離れる・退く・空く」などの意。よって「そら」は「から (空)」と同義で「退いたさま・無いさま・空き」などの意。
  • 『疲れ (つかれ)』は「つかる (疲る)」の名詞形。「つかる」は「つく (尽く)」+「かる (枯る)」の合成で、「すがる (尽る・末枯る)」の変態。
  • 『御言 (みこと)』「こと (言)」の尊敬語で「命」とも書く。「詔・勅」と同じ。
  • 『定まる (さだまる)』は「さだむ (定む)」から派生した自動詞専用形。「さだむ」は「さす (差す)」+「たむ (留む)」の合成で、どちらも「合わす・まとめる・調える・固める」などの意、「しとむ (仕留む)」「しつむ (為集む)」「さしとむ (刺し留む)」「したたむ (認む)」などの変態。


ニニキネとタチカラと行く ヒタカミの君を拝みて 由を告げ 後に御孫とタチカラと イサワに帰り 返言す

  • 『ヒタカミの君 (ひたかみのきみ)』ヒタカミの「タカの首」を都とする天君オシホミミを指す。
  • 『由 (よし)』は「よす (寄す)」の名詞形。「(ある状況を) 引き寄せるもの」という意で、「理由・原因」「経緯・事情」「手段・方法」などを表す。
  • 『イサワ』アマテルの住む地域の名で「いせ (妹背・伊勢)」と同じと考えて良い。オシホミミ~ウガヤの時代はアマテルも同時に世に存命しているので、「君の都」と「神の都」という二段の構えになっていた。
  • 『拝む (をがむ)』は「おく (置く/熾く)」から派生した動詞で「合わす」と「高める」が原義。「(目に) 合わす」という意と「敬う・尊ぶ」という意に分かれるが、通常は融合して「尊び見る」の意に使う。「を」の表記は尊敬を表す。
  • 『返言 (かえこと)』返す言葉。返事。返答。報告。辞書には「かえりごと (返り言・返り事)」という語が載っている。


時に皇御子 斎奇の船を設けて マラが叔父 アマツハハラを 船長に マラは舵取り 

  • 『皇御子 (すめみこ)』「すめ (皇)」は「すべ (統)」の変態。「統べる者・統領」の意で「天君 (中央政府の総帥)」を表す。 「みこ」は「まく (撒く・罷く)」の変態「みく」の名詞形。「分かれ・派生」の意で「子」を表す。また「み (御・上)」+「こ (子)」として「子」の尊敬語とする場合もある。「すめみこ」は、ここでは「天君となる御子」の意ではないかと思われ、オシホミミの子のクシタマホノアカリを指す。
  • 『斎奇の船 (いわくすのふね)』「いわふね (斎船)」と同じ。「いふ (斎ふ)」+「くす (奇す・貴す)」で「高め栄す・恵み潤す」の意。「斎奇船」は「天君が乗り巡って (和り恵って) 世を恵み潤す船」という意で、つまりは「御幸の船」を言う。
  • 『マラ』=アマツマラ (天津麻良)。カンミの玄孫で、アマツハバラの甥。テルヒコの五供の上司の一人、またテルヒコの乗る斎奇船の舵取り。「立岩神社」の祭神。また「大鳥大社」の由緒によると「大庭造は神魂命 (カンミムスビ) の八世の孫、天津麻良命の後なり」。
  • 『アマツハバラ (天津羽原)』マラの叔父で、テルヒコが大和に下る際の斎奇船の船長とされる。
  • 『船長 (ふなおさ)』船を治める者。「長 (おさ)」は「おす (押す)」の名詞形で、「おす」は「合わす・和す・束ねる・治める」などの意。「おさ (筬)」も同じ。
  • 『舵取り (かぢとり)』「かぢ (舵)」は「かた (方・傾)」の変態で「区分・方向・傾き」などの意。「かぢ・かた」は「かつ (割つ)」の名詞形。
  • 『旧事』
     船長 跡部首
    (あとべのおびと) 等の祖天津羽原 (あまつはばら)。
     梶取 阿刀造 (あとのみやつこ) 等の祖天津麻良 (あまつまら)。


アカウラを船子司に アカマロとアカホシ モノを添え水手に マウラは風見

  • 『アカウラ (天津赤占)』シホモリの二子。テルヒコの五供の上司の一人。またテルヒコの乗る斎奇船の船子司。
  • 『船子司 (ふなこつかさ)』船子を司る者。
    「船子」は「ふな (船)」+「こ (漕)」で、「船漕ぎ・船掻き」の意。
  • 『アカマロ (天都赤麻良)』ツクバソソの子。テルヒコの五供の上司の一人。またアカホシと共にテルヒコの乗る斎奇船の水手。「深江稲荷神社摂社、笠縫社」の祭神「天津麻占命」は、この人を言ってるように思う。
  • 『アカホシ (天津赤星)』ヒトコトヌシの子で、カツテの弟。テルヒコの五供の司の一人。またアカマロと共に斎奇船の水手。「赤星神社」の祭神。
  • 『モノ』ここでは「もののべ (物部)」と同義。「もの」は「もり (守)」の変態。
  • 『水手 (かご)』は「かく (掻く)」の名詞形。「掻く者・漕ぎ手」の意で「船子」と同義。
  • 『風見 (かぜみ)』風を見る者。
  • 『旧事』
     船子 倭鍛師
    (やまとのかぬち) 等の祖天津真浦 (あまつまうら)。

        笠縫 (かさぬい) 等の祖天津麻占 (あまつまうら)。
        曽曽笠縫 (そそかさぬい) 等の祖天都赤麻良 (あまつあかまら)。
        為奈部 (いなべ) 等の祖天津赤星 (あまつあかぼし)。


ツクモより 稜威の岬に 帆を上げて 沖 走る目は 大空を 遥かに駈けり

  • 『稜威の岬 (いつのみさき)』「いつ」は「至・甚・逸・頂」の意で、「甚だしいさま・並み外れたさま・至ったさま」を表す。 「みさき」は「みさく」の名詞形。「みさく」は「みす (禊す)」+「さく (放く)」の合成で、どちらも「放つ・突き出る」の意。よって「いつのみさき」は「並外れた突出」の意で、今の「伊豆半島」を指すと思われる。
  • 『沖走る目 (おきはしるめ)』(斎奇船が) 沖を走る見た目。
  • 『大空 (おほぞら)』「おほ」は「おも (表)」「うわ (上)」の変態と考える。よって「おほぞら」は「上の空間・上空」の意。
  • 『遥か (はるか)』「はる (離る・放る)」+「か (如)」。「離れる如きである」の意。
  • 『駈けり (かけり)』「かく (駈く)」+「り」。「り」は「あり・なり・たり・けり」などの簡略で、「断定」を表す。


穢隈野の宮居 拝みて 浪速より カモにて到る イカルカの峰より トリの白庭に

  • 『穢隈野の宮居 (みくまののみやゐ)』「みくまの」は「汚穢隈の区画」という意で、「くまの (隈野)」と同じ。「みくまのの宮居」とは「隈の神イザナミが鎮まる宮居」で、現在の「神倉神社」を指す。
  • 『浪速 (なみは)』「なみはや(浪速)」の省略形。「なみはや (浪速)」→「なみは (浪速)」→「なんば (難波)」→「なには (難波・浪速・浪花)」。ここで川船に乗り換え、大和川や淀川を逆上って大和・山背に入ったのである。
  • 『カモ』鴨船。鴨が足を前後に掻いて泳ぐように、櫂で漕ぐ船。
  • 『イカルカ (哮・斑鳩)』「いかる (怒る)」+「か (方・処)」。「いかる」は「いく (活く)」+「かる (上る)」の合成で、「高まる・聳える・優れる・至る」などの意。「か」は「分割・区分・区画」を表す。よって「いかるか」は「高い区画・高台の地」の意。
  • 『イカルカの峰 (みね)』「いかる」は「いこむ」の変態であるので、「イカル」=「イコマ (生駒)」と見る。よって「イカルカの峰」=「生駒山」と考える。また近隣の地名「ヘグリ (平群)」も「イカル」の変態だろうと思う。
  • 『トリ』は、ここでは「とりを務める」のそれで、「締め括り・至り・果て・終着点」などの意。『旧事』はこれを「鳥見 (とみ)」と記している。
  • 『白庭 (しらには)』「しる (領る)」+「には (場・地)」で、「領らす所・政を執る所」が原義。ここでは「クシタマホノアカリが政を執る所」であるが、これが固有地名に転じたものと考える。場所については、奈良県生駒郡平群町付近と見ている。白石畑 (しらいしばた) など臭う。「しらいし」は、シラヰシで、シラニハと同義だし、「はた」は「端」であろう。
  • 『旧事』饒速日尊禀天神御祖詔、乘天磐船而、天降坐於河内國河上哮峯。則遷坐大倭國鳥見白庭山。
    饒速日尊は天神御祖の詔を承けて天の磐船に乗り、河内国の河上の哮峯 (いかるがみね) に天降り坐す。そして大倭国の鳥見の白庭山に遷り坐す。


天地の斎船 大空を 駈けり回りて この里の 名をも 「空回つ大和国」

  • 『天地の斎船 (あまのいわふね)』「天地つ日月の君が乗り巡って (和り恵って) 世を恵み潤す船」という意で、つまりは「御幸の船」を言う。「斎船」「斎奇船」と同じ。
  • 『駈けり回る (かけりめぐる)』「かけり」は「かける」の連用形。「かける」は「かく (上く・駆く)」の連体形「かける」が動詞として独立したもの。「駈けり回る」の裏にはやはり「和り恵る」の意味がある。
  • 『里 (さと)』は「した (下)」「そと (外)」「そで (袖)」「すそ (裾)」などの変態で、「区分・区画」「(上・中心・都に対して) 下・末・隅・端・周辺部」「(山に対して) 低地・平地・(山の) 麓・裾野」などの意を表す。
  • 『空回つ大和国 (そらみつやまとくに)』「空を駆け回って到る中国」の意。「みつ」は「見つ」ではなく「回つ・廻つ」の意。これが現在の奈良県を「やまと (大和)」と呼ぶようになる起源である。これ以前には「やまと」は「中国 (なかくに)」の別名だったのである。
  • 『旧事』所謂乘天磐船而、翔行於大虚空、巡睨是郷而、天降坐矣。即謂虚空見日本國是歟。
    いわゆる天の磐船に乗り、大虚空 (おおぞら) を翔け行き、この郷を巡り見て天降り坐す。すなわち「虚空見つ日本国」と謂うはこれなり。

-つづく-




参考サイト:http://gejirin.com/hotuma20.html
     :http://gejirin.com/mitinoku.html



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