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ホツマツタエのおもしろ記事122『ヤマトの意味』

2013-06-05 16:57
ホツマツタエのおもしろ記事(122)  ヤマトの意味


ホツマツタエ23章『衣定め 剣名の文』全文解釈 その1



日本の古き国名「ヤマト」はどうして「和・大和・倭」などと書くのだろうか?
またその「ヤマト」がなにゆえ「日本」となったのか?
ホツマはこの章でそれを説明する。



天地も 内外も清く 徹る時 三千モノノベ等 領居州に 剣 拝みて 
モノヌシが「斬るも宝」が 故を請ふ 
時に天地照る 御言宣


  • 『天地 (あめつち)』ここでは「上と下」の意で、「あの世とこの世」「神と人」「貴と賎」などを総合して表す。
  • 『内外 (うちと)』「中と端」の意で「中心と周辺」「中央と地方」などを総合して表す。「天地」とほとんど同義と考えて良い。「天地内外」で「すべて・万物万象・全宇宙」を意味する。
  • 『清し (きよし)』は「きわむ (極む)」の原動詞「きゆ」が形容詞となったもので、「優れ極まるさま」を表す。
  • 『徹る (とほる)』は「達する・至る・極まる・完了する」の意。「通る・透る」も同じ。
  • 『天地も内外も清く徹る時 (あめつちもうちともきよくとほるとき)』
    「万物万象が優れて調和する時」の意で、その調和を実現する「天地つ日月の君」 (特にアマテル) を称える冒頭の決まり文句。
    類似の表現として『天地の平けし時に』ホ序 『天地も内外も清に徹る時』ホ14文 『天地も和けき時に』ホ15文『天地も内外も清く平る時に』ホ17文 などがある。
  • 『三千モノノベ (みちもののべ)』葦原中国の千五百の村を治める三千人のモノノベ。「もののべ」は「君に仕え、民を治める者」の総称で、「臣・守・司」の別名。「三千」は、臣の数を表す場合のお決まりの数。「みちとみひこ (三千臣彦)」「みちひこ (三千彦)」「みちつかさ (三千司)」「みちのかみ (三千の守)」などとも言う。
  • 『領居州 (しらゐし)』「しる (領る)」+「ゐす (居す)」の名詞形で、「領らす所・政所・政庁」の意。「しらす (領州・白洲)」「しらには (領庭・白庭)」などとも言う。おそらく語呂合わせから白石が敷かれたものと思われる。江戸町奉行所の法廷を「おしらす」と言うが、それと同じ。ここではアマテルのイサワ宮を指す。
  • 『剣 (つるぎ)』三種宝の一の「八重垣の剣 (やゑがきのつるぎ)」を指す。ホツマツタヱ17章では三種宝の「ヤタ鏡」の意味を説明しているのに対し、この23章では「八重垣の剣」の意味を説明するのである。
  • 『拝む (おがむ)』は「おく (置く/熾く)」から派生した動詞で「合わす」と「高める」が原義。「(目に) 合わす」という意と「敬う・尊ぶ」という意に分かれるが、通常は融合して「尊び見る」の意に使う。
  • 『モノヌシ (物主)』ここでは2代オオモノヌシのクシヒコを指す。オオモノヌシについては こちら を参照。クシヒコはアマテルの娘のタケコと甥のオホナムチの子であるから、アマテルの孫に当たる。
  • 『故 (ゆえ)』は「ゆふ (言う)」の名詞形で、「いゐ (謂)」「い (謂・意)」「あや (文・綾)」「ゆえん (所以)」「いわれ (謂れ)」などの変態。
  • 『天地照る御言宣 (あまてるみことのり)』「天も地も照らして恵む御言宣」の意。要は「素晴らしい・ありがたいお言葉」という意味で、「豊御言宣 (とよみことのり)」などとも言う。
  • 上も下も中も端も、すべてが優れて調和する時に、葦原中国を治める三千人のモノノベがイサワの宮に呼ばれて八重垣の剣の拝観を許された際、大物主のクシヒコが「斬るも宝」の理由を尋ねる。時に天地を照らし恵む御言宣。


『剣の元は 天の矛 クニトコタチの 代にはまだ 矛 無き故は 素直にて 法を守れば 矛 要らず』

  • 『天の矛 (あめのほこ)』 中央政府の警察力。「あめ (天)」は、ここでは「中央・中央政府・都」などの意。「天」の原義は「上・高」である。なぜそれが「中央」の意になるかというと、中心にある「東京駅」を発する電車が全部「下り」なのと同じ理由である。「ほこ」は「ほく」の名詞形で、「ほく」から「ほぐす (解す)」が派生する。「ほこ (矛)」は「離すもの・分けるもの・切るもの」の意。
  • 『クニトコタチの代』クニトコタチ (国常立尊) の時代。ウヒヂニ/スヒヂニより前の、世にまだ男女の区別が無かった独り神の時代。=トコヨ (常世)。
  • 『素直 (すなほ)』優れて直ぐなさま。「すぐ (直ぐ/優ぐ)」+「なほ (直)」の合成語と考えて良い。「なほ」は「なふ (和ふ・綯う)」の名詞形で、「曲り/偏り/逸脱の無いさま・調和するさま」の意。
    ここでは男女の区別が無かったクニトコタチの時代には、人間に陽陰 (男女) の属性の偏りが無かったことを言っていると思われる。詳しくは こちら を参照。さらに興味のある方は こちら を。
  • 『法 (のり)』人が「乗るべきもの・則るべきもの」「則・典・範」で、ここでは自律的なものを言い、強制力を伴う「定め・きまり・法律・禁」という意味ではない。
  • 剣の元は中央政府の警察力である。クニトコタチの時代にはまだ矛が無かった理由は、人の陽陰属性が偏り無く調和していたので自律的に範を守り、世の秩序を維持するのに警察力は必要なかったのである。


『心 行き清く 上の代は マス万年の 寿も ウヒヂニの代は 厳かに 飾る心の 寿も 百万年ぞ』

  • 『心 (こころ)』は「かくれ (隠れ)」の変態で、「中/奥に隠れるもの・内容・中核・本質」などの意。
  • 『行き清く (ゆきすく)』「ゆく (行く・活く・熟く)」+「すく (清ぐ・優ぐ・繁ぐ)」。どちらも「高まる・栄える・優れる・至る」などの意。
  • 『上の代 (かみのよ)』逆上る時代。上代。「かみ (上)」は「上流・源流」の意。「神代 (かみよ)」は本来こちらの意。具体的にはクニトコタチの代 (トコヨ) を指す。
  • 『マス万年 (ますよろとし)』「マス」は数の単位で「十万」を表す。「ハカリ」とも言う。したがって「マス万年」は、100,000✕10,000=10億年 という計算になるが、ホツマはミナカヌシに始まる人類の歴史が3,000万年程度と伝えているわけであるから、この数字は困る。よってここでの「マス」は「やお (八百)」と同じく、大きな数を表わす場合の慣用表現と考えたい。
  • 『寿 (ことぶき)』は「ことぶく (寿く)」の名詞形。「ことぶく」は、「こつ」+「ふく (吹く・噴く)」の複合動詞。「こつ」は「かつ (勝つ)」や「こす (超す)」の変態で、「こつ」「ふく」ともに「高まる・熟れる・至る・満ちる」などの意。よって「ことぶき」は「成熟・至り・完成」などの意。ここでは「寿命」を表す。
  • 『ウヒヂニ (泥土煮尊)』トヨクンヌの世嗣御子。陰陽両性だったクニトコタチの時代が終わった後、初めて男性として生まれて来る。女性として生まれたスヒヂニ (沙土煮尊) と結ばれ、初めて夫婦の君となる。
  • 『厳か (おごそか)』「おこす (熾す)」+「か (如)」。「おこす」は「高める・勢いづける・栄す」などの意で、「おごる (驕る)」の他動詞形。「か」は「しく (如く)」の名詞形「しか (然)」の約。
  • 『飾る (かざる)』は「かす (交す/上す)」から派生した動詞で「合わす・加える・調える・繕う」また「高める・増強する・にぎわす」などの意。「かさむ (嵩む)」の変態。
  • 人の心が優れ至っていた (陽陰が調和していた) 上代においては幾千万年の寿命も、ウヒヂニの代には厳かに我が身を飾ろうとする虚栄の心が芽生え、寿命も百万年程度となった。


『オモタルの民 鋭き 過ぐれ 物 奪ふ これに斧 以て 斬り治む』

  • 『オモタル (面足尊)』ツノクヰ・イククイの後を受けて、妻のカシコネ (惶根尊) と共に6代目の天つ君となる。近江の安曇を都とし、その治めは東はヒタカミから、西は筑紫、南は阿波・紀州、北は根国・サホコチタルまでと、ほぼ日本全土に及ぶものの、世嗣に恵まれることなく次第に世は乱れていく。
  • 『鋭き過ぐる (ときすぐる)』「とき」は「とし (利し・鋭し・疾し・捷し・敏し)」の連体形の名詞化。「すぐる」は「すぐ (過ぐ)」の連体形から独立した動詞で「すぎる (過ぎる)」の変態。「ときすぐる」は「利口が過ぎる」「鋭敏が過ぎる」の意。
  • 『物 (もの)』この「もの」は代名詞と考えてよく、「何か」と置き換えることが可能である。
  • 『奪ふ (うばふ)』は「うる (売る)」の変態「うふ」の派生語で「離す・そらす」などの意。
  • 『斧 (おの)』は「おる (折る)」「はぬ (撥ぬ)」の変態「おぬ」の名詞形。「離すもの・分けるもの・切るもの」の意。
  • 『以て (もて)』「もち (持つ・用つ)」+「て (助詞)」の音便。「持って・合わせて・用いて・使って」の意。
  • 『斬り治む (きりをさむ)』「きる (切る・斬る・截る・伐る)」は「かる (離る・刈る/枯る)」の変態で、「離す・分ける・断つ・そらす・曲げる・回す」また「低める・衰えさせる・果てさせる」などの意。「をさむ」は「おす (押す)」の派生動詞で「合わす・まとめる・収める・調える」などの意。
  • オモタルの代には、民は小利口が過ぎて物を奪うようになった。これに対し、斧で罪人を斬って秩序を保ち世を治めた。


『斧は木を伐る 器ゆえ 金錬りに矛を 造らせて 鋭き者 斬れば 世嗣 無し 民の齢も 八万均れ』

  • 『器 (うつわ)』は「うつふ」の名詞形。「うつふ」は「うつ (打つ・現つ)」から派生した動詞で、「合わす・現る」などの意。そして「うつわ」は「(エネルギーが形を取って世に) 現れたもの」「物質・物体・物実」が原意。「入れ物・殻・容器」の意と「使うもの・道具・才覚」の意味で使われる場合が多い。
  • 『金錬り (かねり)』「かね (金)」+「ねり (練り・錬り)」の合成。鍛冶。「かね」は「こね (捏ね)」「こな (熟)」「きぬ (絹)」などの変態で「優れるもの・強いもの・勝るもの・光るもの」などの意。「ねる」は「にる (煮る)」の変態で「高める・熟成する・鍛える・至らす」などの意。
  • 『世嗣 (よつぎ)』は「よつ (寄つ)」+「つぐ (継ぐ・接ぐ)」という合成動詞の名詞形。「よつ」は「よす (寄す)」の変態、「つぐ」は「つく (付く・着く・漬く)」と同じで、どちらも「合わす・連ねる・続ける」の意。だから「よつぎ」は同義語を重ねた熟語で「寄せ接ぎ・接続・連続・継続」などの意であり、「世・代」には本来関係が無い。
  • 『齢 (よわひ)』は「よわふ」の名詞形。「よわふ」は「よふ (熟ふ・栄ふ・映ふ)」から派生した動詞で「高まる・栄える・進展する」などの意。よって「よわひ」は「熟成・進展・発展・繁栄」、また「世において進展した時間」の意。「いわひ(祝)」の変態。
  • 『均 (なれ)』は「なる (平る・均る・慣る)」の名詞形。「なる」は「凸凹が和して平らになる」という意で、原義は「和す・融和する・調和する」である。
  • 斧は木を伐る道具である故、鍛冶に矛を造らせて利口の過ぎる狡猾者を排除した結果、次世代の人口がいなくなり、また民の寿命も平均8万年止まりとなってしまった。


『食にもよれども 昔あり 万鈴も減り 百年より また万に増す これ 鈴を 結ぶ上なり』

  • 『食 (け)』 は「くふ (食う)」の名詞形「くえ」の変態。「くふ」は「かふ (交ふ)」の変態で「(身に) 合わす」の意。食と寿命の関係については こちら を参照。
  • 『鈴 (すず)』は「すすむ (進む)」の原動詞「すす」の名詞形で、「進み・進展・延伸」を意味する。よって「よわひ (齢)」の同義語。
  • 『これ』人の心。人の心の素直さ (曲り/偏り/逸脱の無いさま・調和するさま)。人の陽陰のバランスとその調和。
  • 『上 (かみ)』ここでは「上流・源流・根源」の意。
  • 食にもよるが、昔はたくさんいた万年の寿命を保つ人も減り、わずか百年ほどに縮まったと思えば、また万年に増えたりもする。人の心の素直さ、これが寿命を結ぶ源である。


『恐るるは 泥み人 斬れば 子種 絶つ 実に謹めよ』

  • 『恐るる (おそるる)』 「おそる (恐る)」の連体形 (自下二) が名詞化したもの。
  • 『泥み人 (なづみと)』「なづむ (泥む)」+「と (人)」。「なつむ」は「なづ (撫づ)」から派生した同義語で、「合う・似る・交じる・紛う」などの意。よって「なづみと」は「(罪人に) 見紛われた人・(罪を) 擦り付けられた人」などの意。
  • 『子種 (こだね)』子の発生源。
  • 『実に (げに)』「このように・かように」「確かに」の意。「け」は「しか (如・然・確)」の転。
  • 『謹む (つつしむ)』は「(心・身を) 合わす・直す」が原義で「心する・気を付ける・心を正す」などの意。
  • 恐れるのは冤罪の者を斬った場合、 (その者は魂の緒を解いて再び人に生まれるようにしてやれるが) 魂魄の入れ物である肉体の種を絶ってしまうことである。確と用心しろよ。


『天の守 嗣 無く 政 尽きんとす 故 イサナギに 宣給ふは "豊葦原の 千五百秋 瑞穂の田 あり 汝 行き 領すべし" とて 経と矛と 授け賜る』

  • 『天の守 (あめのかみ)』中央政府の総帥。「あめ (天)」はここでは「中央政府」の意。「かみ (守・上)」は 「上位にあって下位を治める者」の意。=天つ君。ここではオモタル/カシコネを指す。
  • 『政 (まつり)』は「まつる (纏る)」の名詞形で、「まとまり・まとめ・収まり・治め」の意。「まつり (祭)」の場合は「上げ・高め・尊び・栄し」の意となる。
  • 『イサナギ (伊弉諾尊)』オモタル/カシコネの後、世嗣が無いため中央政府が空洞化し大きく世は乱れ、ヒタカミのトヨケ (豊受大神) が暫定的に日本を総括していたが、根の国主の御子イサナギとヒタカミ国主トヨケの娘イサナミ (伊弉冉尊) が婚姻を結び、これを以て中央政権を継承する。
  • 『豊葦原 (とよあしはら)』「豊かに栄える所」の意で「なかくに (中国)」を指す。「とよ」は「とみ (富)」の変態で「豊かなさま」を表す。「あし」は「あす (上す・明す)」の名詞形で「高み・栄え」などの意。「はら」は「ほら (洞)」の変態で「空き・広がり・空間」などの意。
  • 『千五百秋 (ちゐもあき)』「千五百」は中国の村の数を表す。「あき (秋)」は「あく (上ぐ)」の名詞形で「夜明け」の「あけ」や、「売上げ」の「あげ」、すごろくの「あがり」と同義。つまり「完了・完成・成果・収穫」を意味する。よって「千五百秋」とは「(中国の) 千五百村の総収穫量」という意。
  • 『瑞穂 (みづほ)』は「みつふ」の名詞形。「みつふ」は「みつ (満つ)」+「つふ」の合成語で、「つふ」は「とふ (跳ぶ)」「とむ (富む)」などの変態。いずれも「高まる・熟す・実る・至る」などの意。よって「みづほ」は「実り・成果・収穫」の意で、「ほつみ」「ほつま」「はつほ」「やまは」と同義。
  • 『領らす (しらす)』は「しる (知る・領る)」から派生した動詞で、「合わす・統べる・治める」などの意。「しろす (知ろす)」の変態。
  • 『経と矛 (ととほこ)』中央政府の法の執行力と警察力を指す。経と矛を受けるということは中央政府の総帥、つまり天つ君の位を継承したことを意味する。後にアマテルは経と矛に鏡を加えて三種の宝とする。
  • 時の天君オモタル/カシコネには世嗣が無く皇統は断絶、日本の統治は崩壊しようとしていた。そこで (トヨケが) イザナギに「中国は "豊葦原の千五百秋” と言われるほど豊かな実りをもたらす地である。汝は行きてその地を治めるべし。」と経と矛を授け賜る。


『経はヲシテ 矛は逆矛 二神は これを用ひて 葦原に オノコロを得て ここに下り』

  • 『ヲシテ (押手)』文字の原点であるタミメ (手印・印相) を平面上に押し写したもので、文字・文書・称号・証書などを表す。ここでは「陽陰なる道」を表した文書 (陽陰なる文) を言うと思われる。「陽陰なる道」は人が則るべき憲法と言って良い。
  • 『逆矛 (さかほこ)』「法にらう者をほころばす」を象徴する物実。逆矛の理念は後にアマテルによって「八重垣の剣」に発展する。
  • 『二神 (ふたかみ)』イザナギとイザナミの夫婦。オモタル・カシコネを最後にクニトコタチから続く皇統は途絶え、神代の日本は滅びる。その後に天つ君となった二神は、何もかも始めからやり直さなければならなかった。二神は、退廃した日本に再び「経矛の道 (法と戒の道)」を敷き、臣民を指導し、産業を復興させてゆく。
  • 『葦原 (あしはら)』中国を指すが、同時に「雑草の繁茂する地」を意味し、政治不在のため土地や民心が荒廃していた中国の状況を表す。
  • 『オノコロ (淤能碁呂)』は深遠多義の言葉で こちら を参照。ここでは「中心・中央政権・都」、また「核・源・種」の意。
  • 『ここ』二神が新たな都とした「オキツボ」。場所は琵琶湖の西南。
  • 『下る (おる)』「天 (中央政府) から下る」の意と考える。二神が結ばれた頃の中央政府は暫定的にヒタカミだったので、この地から離れることは「下る」ということになる。後にオシホミミがヒタカミの「タカの首」からテルヒコを大和に派遣する時にも「くだす (下す)」と表現している。
  • 経は憲法。矛は警察力。二神はこれを用いて葦原の中国に中央政府の都を得てそこに下り、


『八紘の殿と 中柱 立てて回れば 央州 通る 真の 調の教ゑ』

  • 『八紘の殿 (やひろのとの)』二神がオキツボの都に建てた政殿。 「やひろ (八紘)」は「八方を平く/八方を開く」の意。
  • 『中柱 (なかはしら)』建物の中心に立つ柱。=大黒柱。天つ君の政殿の中柱は日本の中心・中軸だといえる。この柱はまた、根源神アメノミヲヤが天地を創造した時に現れた「天地届く実柱 (中串)」の地上版だともいえる。アメノミヲヤが天地創造する時、水に油が浮かぶような状態の天元神は、実柱を軸に回転し始める。上部にある軽い成分 (油・陽) は時計回りに回転し、下部にある重い成分 (水・陰) は相対的に反時計回りに回転した。詳しくは こちら を参照。
  • 『回る (めぐる)』中柱をイザナギ (男・陽) が時計回りに、イザナミ (女・陰) が反時計回りに回る。そして二神がぶつかる時に「天の陽陰歌」を歌う。これは陽陰の和合・調和を象徴している。二神の回転運動によって日本の中心・中軸で発生した陽陰の和合・調和は、遠心力によって外へ外へと広がってゆく。また陽陰の結合によって万物が創造されてゆくのである。
  • 『央州 (おおやしま)』「おおやしま」は「大八洲」と漢字を当てられ「日本全土」を意味する名称となっているが、そうは思わない。「おおや (央・主)」+「しま (州)」で、「中心区域」すなわち「中国」の別名と考える。「おおや」は「おおい (大)」の変態で、「高み・優れ・至り・中心」などの意。
  • 『真 (まこと)』「まつ (交つ/全つ)」+「こと (如)」の合成語で、「当たっているさま・逸れがないさま・至っているさま・当然」の意。これは宇宙原理である「陽陰なる道」に沿っていることを言う。
  • 『調の教ゑ (とのをしゑ)』「調の導き (とのみちびき)」とも呼ばれ、「調和の道に導くこと」「調和の恩恵を教えること」を言う。
  • 八紘の殿と中柱を立て、その中柱を二神が回れば、天理である調和の教えが中国に通り始めたのである。


『千五百の葦も 皆 抜きて 田となし 民も 賑えば ヰヤマト 徹る ヤマト国』

  • 『千五百の葦 (ちゐものあし)』中国の千五百の村の田にはびこっていた雑草。 政治不在のため土地や民心が荒廃していた状況を表す。二神はこの葦を引き抜いて廃れを治す。これが枕詞「あしひきの」の意味の一つである。
  • 『ヤマト・ヰヤマト』
    『ヤマト』は「やまつ」の名詞形で、「やまつ」は「やわす (和す)」「あわす (合わす)」の変態。よって「やまと」は「合・中・間・和・調」などの意。また「やま (和)」+「と (調)」と分けて考えても良い。「と (調)」は「とづ (閉づ・綴づ)」の名詞形であり、「離れたものを合わすこと」という意で「やま (和)」と同義である。したがって「やまと」は「和・調和」という意である。 さらに言うと「あわ・やわ・やま」の原義は「陽陰」である。「和」=「陽+陰」なのである。
    『ヰヤマト』は「ゐや (弥)」+「やまと (和)」の合成。「いよいよの和・和の真髄・和の本質」などの意。「をやまと (大和)」「もやまと (最和)」とも言われる。
  • 『ヤマト国 (やまとくに)』「和の真髄が浸透した中国」という意。ここでの「やまと」は「和・調和」の意と「中・間・中央」の意が重ねられている。したがって「ヤマト国」とはもともと「中国」を指す国名であったのである。そして和の真髄が全国に浸透するにおよんで日本の国号となる。
    また「ヤマト」は「中・間・中央」の意から「本州」の意を表す場合もある。
  • 中国の千五百の村にはびこる雑草も全部引き抜いて田を開き、ようやく民も賑わえば、ここに調和の精随が浸透して根付き、葦原中国はついに「ヤマト国 (和の国)」となる。


『マトの教えは 昇る日の 本なる故に "日の本" や 然れど ヤマト な棄てそよ』

  • 『マト (円・和)』は「まつ (交づ)」の名詞形で、「まつ」は「合わす・和す」の意。語源こそ違うがやはり「和・調和」の意で、「ヤマト」と同じと考えて良い。
  • 『昇る日の本 (のぼるひのもと)』昇る朝日のような勢いの原動力。旭日昇天の勢いの源。つまり大いなる繁栄の礎、それが「調和を教える」ことだと言っている。
  • 『日の本 (ひのもと)』したがって「日本」=「日の本」=「旭日昇天の勢いの源」=「マトの教え」=「和の道」であり、「日本」と「ヤマト」はどちらも「和・調和」で同じ意味だと言っている。
  • 『な棄てそ (なすてそ)』「な」+「動詞の連用形 (カ変・サ変では命令形の「こ」「せ」)」+「そ」で禁止の意を表す。
  • 調和の道を教えることは、旭日昇天の勢いの源であるが故に「日の本」である。しかれどヤマトの名も棄ててくれるなよ。


参考サイト:http://gejirin.com/hotuma23.html
     :http://gejirin.com/mitinoku.html
     :http://gejirin.com/hotuma02.html
     :http://gejirin.com/hotuma03.html
     :http://gejirin.com/hotuma05.html
     :http://gejirin.com/hotuma17.html
     :http://gejirin.com/hotuma18.html



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