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ホツマツタエのおもしろ記事128『八重垣の剣』

2013-06-26 14:33
ホツマツタエのおもしろ記事(128)  八重垣の剣


ホツマツタエ23章『衣定め 剣名の文』全文解釈 その7


前項で見たように、三種宝の「八重垣の剣」とは、アマテルの命により天目一箇命が右眼一つで鍛え、献上した8本の剣の1本であった。
 記・紀においては「八重垣の剣」は、素戔嗚尊が八岐大蛇の尾から得た「叢雲剣 (むらくものつるぎ)」と同一視されているが、まったくの別物である。
ムラクモ剣はソサノヲより代々オオモノヌシに伝えられ、クシミカタマの時に神武天皇へ献上されている。



後にハタレが 乱る時 カナサキ及び 六将守 剣 賜わり ハタレ 討ち 八民 治むる 勢ひも 枯は涸らして 生きを熟る

  • 『ハタレ』は「はづれ (外れ)」の変態で「外れたさま/もの」の意。反りや曲がりが過ぎて、人から外れてしまった者を言うが、ここでは特に『六ハタレ』と呼ばれる6つのハタレを指す。アマテルの時代に各地で蜂起した反体制勢力で、シムミチ・ハルナハハミチ・イソラミチ・キクミチ・イツナミチ・アメヱノミチの6族。詳しくは ホツマツタヱ8文 を参照。
  • 『カナサキ (宇都志日金折命)』六ハタレ蜂起の際に「禊司 (みそぎつかさ)」を務める。二神以来の重臣で筑紫統治の元締め。
    詳しくは『住吉神』を参照。
  • 『六将守 (むまさかみ)』六ハタレを退治した六人の分隊長。フツヌシタケミカヅチカダマロイフキヌシタチカラヲクマノクスヒ
    「むまさ」は、本来は「む (六)」+「まさ (枡)」。「まさ」は「ます (枡)」の変態。「枡」は相撲観覧の「枡席 (ますせき)」のそれで、「分け・区切・仕切」などの意。
  • 『剣 (つるぎ)』アマメヒトツが献上した8本の八重垣剣の内、1本はアマテルの手元に留められて三種宝の一つとなり、残りの7本はカナサキと六将守に分授されたということだろう。
  • 『討つ (うつ)』は非常に多くの意味を持つ動詞であるが、ここでは「うす (失す)」の変態で「低める・衰わす・破る・果てさす」などの意。
  • 『八民 (やたみ)』ここでは「八方の民」の意。
  • 『勢ひ (いきおひ)』は「いきおふ (勢ふ)」の名詞形。「いきおふ」は「いく (活く)」+「おふ」の複合動詞で、「おふ」は「はふ (栄ふ・映ふ)」の変態。どちらも「高まる・栄える」などの意。
    「いきおひ」はここでは「原動力」の意と思う。
  • 『枯 (かれ)』罪ある者。曲り堕ちた者。
    『生き (いき)』罪なき者。直ぐな者。
    『罪ある者を 枯と言ふ 無きは生きなり』
  • 『熟る (ゑる)』は「いる (炒る)」や「うる (熟る)」の変態で、「高める・栄す・勝らす・至らす」などの意。
    「ゑる (選る)」も「優先する」という意で、これと同じ。
  • 後にハタレどもが世を乱す時、カナサキおよび六将守はこの八重垣剣を賜って六ハタレを討ち、八民を治めるのであるが、その活力の源泉は「枯」は枯らせて、「生き」を育まんという精神にあったのである。


『例えば林 伐り開き 焚くに木魂の 無き如く 斬るべき咎は 斬り尽す 思い 残らじ』

  • 『林 (はやし)』は「はやす (生やす・栄やす・映やす・囃す)」の名詞形で、「栄え・繁茂」の意。ちなみに「もり (森)」は「もる (盛る)」の名詞形で、やはり「さかり・繁盛」の意。
  • 『木魂 (こだま)』木に宿る霊魂・意識。
  • 『咎 (とが)』は「どく (退く)」の名詞形で「罪」の同義語。「どく」は「離れる・それる・反る・曲る」、また「下る・劣る・衰える」などの意。
  • 『尽くす (つくす)』「つく (尽く)」+「す (為・使役)」。「つく (尽く)」の原義は「無くなる」ではなく、「達する・至る・極まる・完成する」である。そこから「完了する・終わる」の意が派生する。
  • 『思い (おもい)』ここでは「斬られた罪人の思い・意識」。
  • 『残らじ』「じ」は、推量・意思・未来の打消を表す。英語の「will not」「shall not」と同じで、ここでは "The consciousness will not remain." という意になる。
  • 『例えば林を切り開いて、その木を焚き木として燃やしても、既に木の意識・霊魂は木から離れているように、斬るべき咎は斬り尽くす。罪人の意識・霊魂は肉体を離れてあの世に帰るため、その思いは世に残らない。』

    Saint Germain のチャネリングによると、通例「肉体の死の数日前に霊魂は肉体を離れている」という。 (これは偶発的と思える事故死の場合でも同じだという。)  よって死に伴うトラウマはまったく無いのだと言い、人の誕生のプロセスの困難に比べれば、死のプロセスはとても安易だとも語っている。


『ツルギとは "ツ" は木の齢 熟に尽きて 枯れる 熟の尽ぞ "ル" は柴の 乾けば燃ゆる 霊気の火ぞ "キ" は木の枯れて 思ひ 無し 故に "尽霊帰" と 名付くなり』

  • 『齢 (よはひ)』は「よはふ」の名詞形。「よはふ」は「よふ (熟ふ・老ふ)」+「はふ (生ふ・栄ふ)」の合成動詞。どちらも「高まる・栄える・進展する・熟す」などの意。よって「よはひ」は「熟成・進展・発展・成長」、また「世において進展した時間」の意。「いわひ(祝)」の変態。
  • 『熟に尽く (あにつく)』満了・完了する。「あ (熟)」は「上・至り・頂」などの意。「つく (尽く)」は「達する・至る・極まる・完成する」などの意。「るぎ (剣)」の「つ」は、この「つ (尽)」だと言っている。
  • 『柴 (しば)』は「しふ (垂ふ・下ふ・凍ふ)」の名詞形。「しふ」は「低まる・衰える・果てる・終わる」などの意。よって「しば」は「枯れたもの・枯れ木」を言う。
  • 『霊気 (るぎ)』「る (霊)」と「き (気)」は同義語で、ともに「目には見えないけれども存在する何か」を表す。「つぎ (剣)」の「る」は、この「る (霊)」だと言っている。
    木が枯れて乾燥すると自然発火することがあるが、それはそれまで宿っていた霊が木から離れ、その霊気が火に変化すると考えられていたのではないだろうか。モーゼに神の御使が現れた神の山の「燃える柴」を思い出す。
  • 『思ひ無し (おもひなし)』木の霊魂は木を離れてあの世に帰るため、その意識はこの世に無い。
  • 『尽霊帰 (つるぎ)』進展のきたすもの。
    「き (帰)」は「きる (切る・転る)」の名詞形。「ハンドルを右にきる」の「きる」で、「曲げる・回す・還す」などの意。
  • 『ツルギとは、"ツ" は木の進展成長が目一杯となって枯れる「熟の尽」ぞ。"ル" は柴が乾いて燃える霊気の火ぞ。"キ" は木の枯れて霊魂は天に帰る。故に "尽霊帰" と名付くなり。』


『もし民 驕り 身の程も 忘れて ついに 剣 受く 受けさせじとて 身の垣よ』

  • 『民 (たみ)』は「たる (垂る/足る)」の変態「たむ (垂む/治む)」の名詞形で、「下るもの・劣るもの・卑しいもの」の意。またそれが故に「治めを受けるもの」の意。
  • 『驕る (おごる)』は「おこる (熾る・怒る)」「ほこる (誇る)」の変態で、「高ぶる・勢いづく・調子に乗る」などの意。
  • 『身の程 (みのほど)』「み」はここでは「己」の意。「ほど (程)」は「ほつ (秀つ/没つ)」の名詞形で、「高/低・凸/凹」などの意。
  • 『忘る (わする)』は「わす」+「する (剃る・掏る・擦る)」の合成。「わす」は「うす (失す)」「やす (痩す)」などの変態で、どちらも「離れる・それる・外れる」などの意。
  • 『つい (遂・終・費・弊・潰)』は「つむ (詰む)」の変態「つふ」の名詞形で、「行き尽く所・果て・至り・終わり」などの意。
  • 『剣 (つるぎ)』ここでは「天の矛」の意。つまり中央政府の警察力・処罰。
  • 『身の垣 (みのかき)』自己の防衛。「天の処罰」を怖れることが、曲り・罪に陥ることから我が身を守る垣となる。
  • もし民が身の程も忘れて驕るならば、最後には剣の制裁を受けることになる。それを受けさせぬように、剣の制裁を怖れさせることが民の身を守る垣となる。 (したがって 剣=垣 なのである。)

    『怖れば 惑ひ 改めて 忠なる如し』ホ17文


『もしも司の 驕りにて 民を枯らせば 罪 大し ヨコベに更に 改めて その民 生かす』

  • 『司 (つかさ)』は「つかす」の名詞形で、「つかね (束ね)」「つかみ (掴み)」などの変態。「つかす」は「つく (付く)」+「かす (交す)」の合成動詞で、どちらも「合わす・まとめる・収める」などの意。
  • 『罪 (つみ)』は「つひ (費・弊・潰・墜・終)」の変態。「曲り・あやまち・落ち度・劣り・衰え」などの意。
  • 『大し (おおし)』「おお (大)」+「し (如)」。「おお」は「おふ (老ふ・熟ふ)」の名詞形で、「高まる・栄える・熟す・至る」などの意。よって「おおし」は「高まる如し」の意。現代語では「おおし」の連体形「おおき」に形容詞語尾の「い」を付けて「大きい」となっている。
  • 『ヨコベ (横綜)』元来は経糸をまとめる「ツウヂ」に添えられる綜。綾織や錦織などの高度な機を織る場合に「ツウジ」に追加される。転じて、ツウヂ (=国造) の補佐役。ツウチを補佐すると共に、ツウヂや他のヨコベの不正を互いに監視させる目的もあったようだ。「へ (綜・総) 」は「へる (綜る)」の名詞形で、「へる」は 「合わす・統べる・束ねる・調える」などの意。 後世「よこめ (横目)」と訛る。
  • 『更 (さら)』は「さる (添る/去る)」の名詞形。「さる」は「合せる・添える」の意と、「払い除く・清算する・白紙にする」の意に分れる。「しろ・しら(白)」「ちゃら」などの変態。
  • 『改む (あらたむ)』「ある」+「たむ (治む・矯む)」の合成動詞。「ある」は「あふ (合う)」の変態。どちらも「合わす・曲りを直ぐにする・調える・整理して明白にする」などの意。
  • もしも民を治める司の驕りが原因でその民を枯らしたならば、その罪は非常に大きい。だから (ツウヂに) ヨコベを添えて、互いに監視させることで司の曲りをさらに正し、その民を生かそうというのである。


『臣・小臣 驕り忍びて 道 守れ 我が身のための 八重垣はこれ』

  • 『臣 (とみ)』は「とも (供・伴・部)」の変態で、「とむ (留む)」の名詞形。「とむ」はここでは「合わす・仕える・束ねる」などの意で「天君に仕えて民を治める者」を言い、広義に「守・司・長・モノノベ」の同義語。 今風に言えば「役人・官吏・公務員」。
    またアマテルの定義によれば「調の道を教える」。
  • 『小臣 (ことみ)』下級のモノノベ 。下っ端役人。「おと (小臣)」「べをみ (卑臣)」とも呼ばれる。
  • 『忍ぶ (しのぶ)』は「しぬ」+「のふ」の合成動詞。「しぬ」は「しむ (締む・占む)」の変態。「のふ」は「のむ (呑む)」の変態。どちらも「合わす・収める・抑える・縛る・留める」などの意。「しなぶ (匿ぶ)」の変態。
  • 『道 (みち)』は「みつ (見つ・充つ)」の名詞形で、「みつ」は「合わす・沿う・乗る・則る」などの意。よって「みち」は「合わせ・乗り・則・法」「仕組み・システム・制度」のなど意。
    ここでは「調の道」 (和による秩序の道) を言う。
  • 『八重垣 (やゑがき)』「やゑ」は「おゑ (汚穢)」の変態。「かき」は「かく (交く/離く)」の名詞形で、「合わす・包む・囲む」と同時に「離す・分ける・限る・区切る・画す」などの意。よって「やゑがき」とは「汚穢を防ぐ垣」の意。「汚穢 (おゑ)」とは「おれ (折れ)」「おり (下り)」「あれ (粗れ)」などの変態で、「曲り・劣り・衰え」などを表す。
    しかし「やゑがき」にはさらなる奥義があり、それはこの後に説明される。
  • 臣や小臣達よ、まず自らの驕りを収めて調和と秩序の道を守れ! 我が身のための八重垣 (汚穢垣) とはこれである (驕りを抑えること) 。



参考サイト:http://gejirin.com/hotuma23.html
     :http://gejirin.com/mitinoku.html




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