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ホツマツタエのおもしろ記事129『八重垣と八咫』

2013-06-27 14:32
ホツマツタエのおもしろ記事(129)  八重垣と八咫


ホツマツタエ23章『衣定め 剣名の文』全文解釈 その8



時にまた オオモノヌシが 申さくは
『ハタレ 破るの 名をもがな』
問えば 天地照る 御言宣


  • 『オオモノヌシ (大物主)』 「中央政府のモノノベの主」という意。地の政 (国家行政) を司る最高長官。詳しくは『大物主』を参照。ここでは2代大物主のクシヒコを指す。クシヒコはアマテルの娘のタケコと甥のオホナムチの子であるから、アマテルの孫に当たる。
  • 『申さく (もうさく)』「もうす (申す)」+「しく (如く)」の合成から「し」をカットして名詞化したもの。世間ではこれをク語法と呼ぶ。「申す如く」の意。
  • 『ハタレ破るの名 (はたれやぶるのな)』六ハタレを破った武器の名」の意で、六将守がアマテルから分け授かった「八重垣の剣の名の意味」ということである。
  • 『もがな』「もぐ」+「かな (哉)」の合成。「もぐ」は「まぐ (覓ぐ・求ぐ)」の変態で、「(心を) 合わす・寄せる」「欲す」の意。「かな」は「・・・だなあ」「・・・ものだなあ」などの意。
  • 『問ふ (とふ)』は「そふ (添う)」「とむ (留む)」などの変態で、「合わす・対象との隔たりを詰める・アクセスする」などの意。「訪ふ」も同じ。
  • 『天地照る御言宣 (あまてるみことのり)』「天も地も照らして恵む御言宣」の意。要は「素晴らしい・ありがたいお言葉」という意味で、「豊御言宣 (とよみことのり)」などとも言う。
  • 時にまた大物主クシヒコが申すには、
    「ハタレを破った "八重垣の剣" の名の意味を欲するものかな。」
    と問えば、天地を照らし潤す御言宣。



『ハタレが禍は 近付けず 弓矢に破り 近付けば 太刀 打ち 払ふ 身の垣ぞ』

  • 『禍 (わざ)』 は「わす」の名詞形。「わす」は「やす (痩す)」「あす (褪す)」「うす (失す)」などの変態で、「低まる・劣る・衰える」などの意。したがって「わざ (禍)」は「おゑ (汚穢)」と同義。「おゑ (汚穢)」は「おれ (折れ)」「おり (下り・澱)」「あれ (粗れ)」「やれ (破れ)」などの変態で、「曲り・低落・劣り・衰え」などを表す。そして「やゑ (八重)」もまたこれらの変態である。よって「わざ (禍・災)」=「おゑ (汚穢)」=「やゑ (八重)」となる。
  • 『太刀 (たち)』は「たつ (断つ・絶つ)」の名詞形。=矛=剣。
  • 『打つ (うつ)』は、ここでは「合わす・用いる・施す」などの意。
  • 『払う (はらふ)』は「やらふ (遣らう)」の変態で、「はる」から派生した動詞。「はる」は「ひる (放る)」「ほる (放る・掘る)」などの変態で、「放つ・退く・除く」などの意。「祓ふ・掃ふ」も同じ。
  • 『身の垣 (みのかき)』自己の防御柵。「み」は、ここでは「己」の意。
  • 『ハタレの禍 (=汚穢・八重) は、先ずは近づけないことが先決であるから弓矢にて破る。そしてもし近づいた場合には太刀 (=剣) を用いて払い除ける。 (よって八重垣とは汚穢から) 身を守る垣なるぞ。』


また問ふ
『八民 治むれば "ヤタ" 名は如何ん』


  • 『八民 (やたみ)』は、ここでは「八方の民・全国の民・万民」の意。
  • 『如何ん (いかん)』は「如何に (いかに)」の音便。「如何に」は、ここでは「如何にあるや・如何なるや」(何なんだ?) の簡略。
    また「いか (如何)」は「いく (幾)」の変態。
  • また問うには、
    『我は大物主 (国家行政の最高長官) として八民を治むれば、"ヤタ" の名は如何に。』


御言宣
『鏡は民の 心 入る 入れ物なれば ヤタカカミ 剣は仇を 近付けず』


  • 『鏡 (かがみ)』 は「かかむ」という動詞の名詞形。「かかむ」は「かかふ (抱ふ)」「かこむ (囲む)」などの変態で、これらは「かく (交く)」から派生している。これらは「合わす」の原義を持ち「収める・匹敵させる・比べる」などの意を派生する。したがって「かかみ」は「合わせ・収め・匹敵・比べ」などの意。これが第一の意である。
  • 『ヤタカカミ』ここでの「やた」は「八尺」で、これは当時の民の平均身長を表したものである。だから「やた (八尺)」とは「民」の別称でもあるのである。また「やたみ」というのも「八方の民」の意の他に、「八尺身」(八尺の者)、 また「八尺実」 (八尺の者の心) という意味を持つ。「かかみ」は「抱え・囲み」の意。よってこの「ヤタカカミ」は「八尺の者 (=民) の心を抱えるもの」という意。
    このあたりは『八咫鏡1八咫鏡2』にさらに詳しい。
  • 『仇 (あだ)』は「あつ (当つ)」の名詞形で、「あて (当て・宛)」「まと (的)」などの変態。「当たるもの・相手・対抗するもの」などの意。ここでは「禍・汚穢・八重」を指している。また「ヤタ」に対して「アタ」と語呂を合わせているものと思われる。
  • 御言宣。
    『ヤタの鏡は民の心を入れる入れ物だから "八尺の抱かみ"。八重垣の剣はアタを追い払って近づけず。』


また問ふ
『垣の "ヤヱ" 如何ん』


  • またも問うには、
    『八重垣の "ヤヱ" とは如何に』


君 にこ笑みて 宣給ふは
『美しくも請えり それ "ヤヱ" は 昔 二神 地 領らす もの言ふ道の 陽陰歌の "ア" は天と父 "ワ" は母ぞ "ヤ" は我が身なり』


  • 『にこ』は「にぎ (賑)」の変態で、「高まるさま・栄えるさま・熟すさま」の意。
  • 『笑む (ゑむ)』は「うむ (熟む)」「うる (潤る)」などの変態で、「高まる・勢いづく・栄える・熟す・満ちる」などの意。
  • 『美し (いし)』は「はし (愛し)」「おし (惜し)」「よし (良し・善し・好し)」などの変態で、「(心に) 合う如し・寄る如し」の意。
  • 『請えり (こえり)』「こふ (交ふ・乞う・恋ふ)」+「なり (也)」の合成短縮。「り」は、現文法では完了・継続・存在を表す助動詞とされているが、もともとは「あり・なり」の短縮であり、断定の意を表したもの。ホツマの時代には明確な時制表現は無かったと考える。「こえる (請える)=こふ+なる」ならば「こふ (請ふ)」の連体形となる。
  • 『二神 (ふたかみ)』イザナギとイザナミの夫婦。オモタル・カシコネを最後にクニトコタチから続く皇統は途絶え、神代の日本は滅びる。その後に天つ君となった二神は、何もかも始めからやり直さなければならなかった。二神は、退廃した日本に再び「経矛の道 (法と戒の道)」を敷き、臣民を指導し、産業を復興させてゆく。
  • 『地領らす (くにしらす)』世を治める。「地」は「天」(天界・非物質界・あの世) に対するもの。「領らす (しらす)」は「しる (知る・領る)」から派生した動詞で、「合わす・統べる・治める」などの意。「しろす (知ろす)」の変態。
  • 『もの言ふ道 (ものいふみち)』言葉の道。
  • 『陽陰歌 (あわうた)』日本語の48音を重複無く、陽陰の節だという五七調に綴ったもの。48音はそれぞれが神の名であり「陽陰の神 (あわのかみ)」とも呼ばれる。詳しくは『天地歌』を参照。
  • 『ア (陽)』『ワ (陰)』アメノミヲヤの意思により混沌は陽と陰の2つの属性に分れる。陽は軽く上って「天」となり、陰は重く下って「地」となる。詳しくは『天地創造』『魂魄と魂の緒』を参照。
  • 『母 (はは)』は「うひ (泥・水埴)」の変態。また「はふ (這う)」の名詞形で、「低まるまの・下るもの・沈むもの」という意。これは「陰・地」と同義。
  • 『ヤ (和)』わす (和す)」から「和・合」の意と推察される。つまり「ア (陽)」と「ワ (陰)」の和合。
  • 『我が身 (わがみ)』人霊の宿る肉体。
    陽 (空・風・火) + 陰 (水・埴) = 人。
  • 君がにこ笑みて宣給うには、
    『いとしくも問うなり。それ "ヤヱ" とは、むかし二神が世の治めを受け継いだ時、民の乱れた言葉の道を "陽陰歌" を教えて直すのであるが、その "陽" は天と父性、"陰" は地と母性を表す。"ヤ" とはその二つが和合して生まれた人間である。』


『この "ア・ワ・ヤ"  咽より響く 埴の声 地をらする 種なれば "アワ" はアワ国 "ヤ" は方の 青人種の 名も "八治身"』

  • 『喉 (のど)』は「のつ (宣つ)」の名詞形。「のつ」は「のす (伸す)」の変態で、「放つ・発す・延べ広める」などの意。
  • 『響く (ひびく)』は「ひふ (秀ふ・延ふ)」+「ひく」の合成動詞。「ひふ」は「はふ (栄ふ・映ふ)」の変態。「ひく」は「いく (活く)」「ふく (噴く)」などの変態。どちらも「高まる・広まる・勢いづく・栄る」などの意。「ふぶく (吹雪く)」「いぶく (息吹く・気吹く)」などの変態。また「はびこる (蔓延る)」と同義。
  • 『埴の声 (はにのこえ)』不詳。埴=地 と考えて良いと思う。だから「地を治らする種」なのだろう。
  • 『アワ国』「あわ」は「あふ (合う)」の名詞形で、「合・間・半・中・央」の意。だから「アワ国」は「中央にある国」という意味で、「中国 (なかくに)」の別名。「おう (央)」は「あわ」の変態である。「あわうみ (淡海)」は「央海」の意であるし、「おうみ (近江)」は「央廻」の意である。また現在「琵琶湖 (びわこ)」と呼ばれているが、「ひわ」も「あわ」の変態である。「アワ国」はもう一つ、二神が「陽陰歌」によって民の言葉を直した国、とホツマは説明している。
  • 『青人種 (あおひとくさ)』未熟だが成長して人となる可能性を秘める「人の種」の意で、「民」の別称。
  • 『八治身 (やたみ)』ここでは「八方の統治を受ける身」の意。この「治を受ける身」は「民」の原義の一つと考えている。
  • この "ア・ワ・ヤ" の3音は、人の喉から響く埴の声であり、したがって地を治める礎となる。"アワ" は央国、"ヤ" は八方、そして八方の青人種の名も "ヤタミ (八治身)" である。


『"ヤ" は家居なり "タ" は治む "ミ" は我が身なり』
『央国の 家に居て八州 治らすれば "ヤ" は八つならず 百千万 重ぬる節の 弥重垣ぞ』


  • 『家居 (いえゐ)』居場所。=家・屋。「いゆ (居ゆ)」+「ゐ (居・位)」。「いゆ」は「いる (居る)」の変態。「ゐ」は「位置・場所」を表す。
  • 『タ (治)』は「たす (治す・足す・助す)」の名詞形で、「たす」は「合わす・まとめる・調える・凸凹/過不足を収める」などの意。
  • 『央国の家 (あわくにのや)』二神が都とした中国のオキツ宮の政殿「八紘殿 (やひろとの)」。「やひろ」は「八方を平く/八方を開く」の意。
  • 『八州 (やしま)』八方の区画。全土。=八隅 (やすみ)。「しま (州・島)」は「しめ (占め・締め・閉め)」の変態。「分け・区分・区画」が原意で、水上に浮かぶ「島」に限定されない。「しふ (州)」「しい・しゐ (州)」「すみ (隅)」などもこの変態である。
  • 『節 (ふし)』は「ふす (付す)」の名詞形で、「集め・まとめ」「区分・区切り・境界」などの意。ここでは竹の節のような「境界・限り・区切り」を言い、それはすなわち「垣」である。
  • 『弥重垣 (やえがき)』数多くの小垣を継ぎ連ね、また幾重にも重ねた垣。
    「八重垣」は常に「やがき」と表記されるが、それは裏に「おゑ (汚穢)」の意味があることを意識してのことと思われる。ところがここ1ヶ所のみは「やがき」と書かれており、「汚穢」の意味が無いことを示しているよう思う。
  • 『さらにヤタミの  "ヤ" は家居であり、"タ" は治む、"ミ" は人である。』
    『央国の都の政殿にあって日本全土の人を治めるのであるから、"ヤ" は "八つ" では足りない。百千万の垣を継ぎ連ねた "弥重垣" なるぞ。』


時にモノヌシ 笑み曰く
『昔 モノヌシ 賜わりて 深く思えど まだ解けず 今 漸やくに これを知る』
『これ 八重垣は モノノベの 名なりと己が 央に応ゆ てれば 統の 重々の垣 己が央なり』 と誓いなす。


  • 『モノヌシ』ここではオオモノヌシの簡略で、クシヒコを指す。 オオモノヌシは別名、「八重垣の臣」「垣臣」「剣臣」とも言う。
  • 『賜る (たまわる)』は「たまふ (賜う・給う)」+「る (尊敬の助動詞)」。『賜ふ (たまふ)』は「たる (垂る)」の変態「たむ (垂む)」から派生した語で、「下す・授く」の意。
  • 『深し (ふかし)』「ふく (噴く・更く)」+「し (如)」。「ふく」は「進展する・栄る・熟す」などの意。
  • 『思ふ (おもふ)』は「おふ (負う)」の変態「おむ」からの派生語。「(心・意識に) 合わす・負う」の意。
  • 『まだ』「また」+「で」が約まって副詞化したもの。「また」は「まつ (全つ)」の未然形。「で」は打消しの接続助詞。「満たないで」の意。
  • 『漸く (やふやく)』は「ややく」の音便。「ややく」は「やゆ (熟ゆ)」のク語法。「やゆ」は「はゆ (栄ゆ・映ゆ)」などの変態で、「高まる・進展する・栄える・熟す」などの意。「少しずつ積み重ねて遂に満ち至るさま」を表す。
  • 『モノノベ (物部)』「もの」は「もり (守)」の変態で、「(君に) 添い仕える者・侍る者」、同時に「(民を) 治める/調える/保つ/見張る/世話する者」の意。「べ」は、ここでは「辺・端・方・部」の意で、「区分・区画・セクション」を表す。
    よって「モノノベ (守の部)」は「君に仕えて民を治める者」の総称で、「臣・守・司」と同義、今で言えば「役人・公務員」に当たる。モノノベを司る最高長官が「オオモノヌシ (大物主)」である。しかし「臣・守・司」の場合には、地方役人や粗長・村長なども含むのに対し、モノノベは狭義には中央に直属する官吏、いわば国家公務員を指すように思われる。
  • 『央に応ゆ (をにこたゆ)』心を打つ。心に響く。「を (央)」は「中・芯・核・さね」の意で、ここでは「こころ (心)」。「こたゆ」は、ここでは「届く」「反応する・共鳴する」などの意。「みにこたふ (実に応ふ)」「きもにこたふ (肝に応ふ)」「むねにこたふ (胸に応ふ)」などとも言う。
  • 『てれば (者)』であれば。なれば。じゃあ。
  • 『統 (すべら)』は「すべる (統べる)」の名詞形で、「統べること/もの」の意。「皇・天君」を言うと同時に「世の統治」、またその原理である「調の道・和の道」、またその制度の「経矛の道」を意味する。
  • 『重々の垣 (よよのかき)』「よよ」は「いよいよ・弥々・ますます」と同じ。ここでは「継ぎ連ねた垣・重ね重ねの垣」である「弥重垣」の言い換え。
  • 時にモノヌシは笑みて曰く、
    『かつてオオモノヌシの官職を賜って以来、八重垣の意味を深く考えるも未だ解けず。今ようやくにこれを得る。』
    『これ八重垣とは、モノノベを言う名であったと己が心に響くなり。なれば調の道による統治を守る重々の "弥重垣" となること、これこそが己が本分なり。』
    と誓いを立てる。



参考サイト:http://gejirin.com/hotuma23.html
     :http://gejirin.com/mitinoku.html



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