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回り歌

2014-02-02 10:47
回り歌


我が国には「かいぶん(回文・廻文)」と言われるものがある。
これは上から読んでも下から読んでも同音になる文のことだ。
ホツマツタヱではこれを「まわりうた(回り歌)」と呼び、2歌が登場する。
 
1つはワカ姫の作、もう1つはカナサキの作。
カナサキは捨てられたワカ姫の育て親である。


きしいこそ つまおみきわに ことのねの
とこにわきみお まつそこいしき
 
紀州こそ 妻を身際に 琴の音の
床に吾君を 待つそ恋しき
 
これはワカ姫が恋焦がれるオモイカネに当てた歌であった。


歌の意味はともかくとして、ワカ姫はどうして回り歌にしたのだろうか?
ここに秘密がある。
 
回り歌は「行って来い」の歌であるが故、
→ 自己完結の堂々巡りで変化・進展を起さない。
→ 完全独立で外からの影響を受けない。 
→ YESともNOとも返えせない。
→ どうにもできない。

よって、この回り歌を受けた時点ですでに、オモイカネはワカ姫の意向に対抗することはできないのである。彼の運命はすでに決しているのである。
 
恐るべし、ワカ姫。
これも歌 (言葉) の力によって物質世界を操るワカ姫の天才ぶりを示した例なのだろう。

ワカ姫に恨まれたらヤバイぞ~。
こういうのを後に呪術師とか魔術師とか言ったんだろうなー。
『ワカ様は魔女』だ。


もう一つの例は、船上にあるカナサキが高波を静めるために詠んだ歌である。
 
なかきよの とおのねふりの みなめさめ 
なみのりふねの おとのよきかな
 
長き夜の 遠の眠りの 皆 目ざめ
波乗り船の 音の良きかな
 
この回り歌は有名で「初夢」の「宝船」に書き添えられてきた。


@gejirin1 Twitter 2014/01/31


ワカ姫とセオリツ姫らのマジナイによりイナゴは西の海に去った。
 
三百六十歌ひ 響ませば
虫飛び去りて 西の海 さらり虫去り
 
これは後に厄祓いの言葉となる。
 
【西海へさらり】-広辞苑より-
厄払いのことば。悪事・凶事・災厄などを払いのけて西の海へ流してしまう意。


ホツマには今の辞書にはない言葉がたくさん出てくるが、その1つに「そろ」がある。
 
これは現在も「ぞろぞろ」とか「ぞろり」などの語に痕跡が残るが、「繁茂すさま」を表す名詞。
 
「繁栄・繁茂」→「実り・成果」→「作物・稲」
の意に使われる。
 
たぶん「揃う」も同根と思う。


ホツマには「イナゴ(稲子・蝗)」という言葉は出てこない。
 
ホツマ3書では「ほ虫」「ほお虫」「はふ虫」「はほ虫」として登場する。
 
これらは「はふ」という動詞が根と思われる。 「はふ」は「はむ(食む)」「はゆ(蝕ゆ)」「おふ(穢ふ)」「おゆ(瘁ゆ)」などの変態だろう。


ホツマでは「はし(橋)」は「あわし(合わし)」の同義語である。
「離れているものを結い合わす」のが「はし(橋)」である。
 
だから「仲介・仲人」の意で使われる場合が多い。
また「渡し」という機能から「ふね(船)」も同じ意味に使われる。
 
漢字に惑わされてはいかんのである。


タカマ(高天) は「高み」と同義で、本来は天空の中心部分を意味し、具体的には北極星とその周辺部分を指す。<この場合「高み」とは中心を意味>
 
これを地になぞらえると、その中心は皇の居る「みやこ(都)」となる。 都にある中央政府、また意思決定機関やその会議場もタカマと言う。


@gejirin1 Twitter 2014/02/01


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