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ホツマツタエのおもしろ記事(11)『豊受大神』

2013-01-14 11:28
ホツマツタエのおもしろ記事(11)  豊受大神



日本の古代史の中でも最も重要な人物 (神) の一人である。
しかしながら甚だしく曲解されている、というより抹消されている。
豊受大神についての曲解は、天照大御神や蛭子のそれをも凌ぐ。
もちろんこれはホツマツタエの側に立っての話だが。
陰謀説に与したくはないが、記紀における 天照大御神+豊受大神 の扱いは、作為的な改ざんが施されたのではないかと疑いたくもなる。


まずは Wikipedia の記載を見てみよう... としたら... 無い。
トヨウケビメにされている...


【トヨウケビメ】 http://ja.wikipedia.org/wiki/トヨウケビメ より抜粋
豊受大神宮(伊勢神宮外宮)に奉祀される豊受大神として知られている。『古事記』では豊宇気毘売神と表記される。『日本書紀』には登場しない。

『古事記』では伊弉冉尊(いざなみ)の尿から生まれた稚産霊(わくむすび)の子とし、天孫降臨の後、外宮の度相(わたらい)に鎮座したと記されている。神名の「ウケ」は食物のことで、食物・穀物を司る女神である。後に、他の食物神の大気都比売(おほげつひめ)・保食神(うけもち)などと同様に、稲荷神(倉稲魂尊)(うがのみたま)と習合し、同一視されるようになった。



こんな神が、日本の最高神とされている天照大御神と、伊勢神宮や籠神社にペアで対等に祭られていると思うか? お稲荷さん程度なら、末社で十分と思わんか?



「トヨウケ (豊受神)」は「トヨケ」「トユケ」とも言い、斎名 (いみな:本名) は「タマキネ」。
ヒタカミ国を統べる「タカミムスビ (高皇産霊神)」の五代目である。もちろん男性である。
初めから話すと長くなるので、まずはこちら『日高見国』を読んでいただきたい。




時の中央政府は「オモタル (面足尊)」と「カシコネ (惶根尊)」を総帥としていた。

この中央政府の総帥を「アマツヒツキ (天地つ日月)」という。「天地を照らす日と月」という意で、「日と月」は「地球を廻って照らす太陽と月」を表すと同時に、「陽と陰/男と女」の意味を持つ。クニトコタチの世代の人は陰陽両性を併せ持っていたが、ウヒヂニ・スヒヂニ以降男女に別れたので、天地を廻って恵む日と月の役目を果たすためには、男女一組の夫婦であることが要請されたのである。また「アマツキミ (天地つ君・天つ君)」「アマキミ (天地君・天君)」とも言う。「アマツヒツキ (天地つ日月)」は、現在では「天つ日嗣」と曲解されている。

オモタル・カシコネは、姉妹国のヒタカミの協力も得て、ほぼ日本全土を統一していた。
しかしこの天君には世継ぎの御子が生れることがなく、ついにミナカヌシ以来の皇統は断絶する。
中央政府を失った日本は、次第に荒廃していく。

『六代の嗣 オモタルの神 カシコネと 八方を恵りて 民を治す 近江 安曇の 中柱 東はヤマト ヒタカミも 西はツキスミ 葦原も 南 阿波・ソサ 北は根の ヤマト ホソホコチタルまで 及べど 百万年 嗣子なく 道 衰ひて 弁別 無』ホツマ2文



この窮状をなんとかするため、タカミムスビのタマキネはヒタカミに元明の四十九神を勧請し、『天のタカマ』を地上に写して『地のタカマ』とする。
これによりヒタカミも天上の神の顕現の地となり、地理的に辺境にありながらもタカマ (中央政府) たる資格を得る。これを以てタマキネはトコヨの道 (トコヨ神の皇統たる資格) を受けて『東の君』と認定され、『外廻のトヨケ守』とも呼ばれることになる。

『五代のミムスビの 斎名タマキネ 元明を 写す タカマにアメミヲヤ 元々 天並 三十二神 纏れば "外廻のトヨケ守" 東の君と 道 受けて 大嘗事 (天君の行う政治) も 真榊の六万に継ぎて』ホツマ4文



タマキネは暫定的にヒタカミをタカマ (中央政府) とし、本家の立場を引き継いで日本全土を総括した。
タマキネは、自分の娘のイサコ (伊弉冉尊) と、根国を治めていたアワナギの子のタカヒト (伊弉諾尊) を結婚させ、その子を以て天君とし、真の中央政府を復活しようと図る。

『タカミムスビの 五代守 斎名タマキネ トヨウケの 姫のイサコと うきはしを ハヤタマノヲが 渡しても 融けぬ趣き 融き結ぶ コトサカノヲぞ』ホツマ2文
『ケタツボの 西南のツクバの イサ宮に 頷きあみて イサナギと イサナミとなる』
ホツマ2文



こうして夫婦となったイザナギとイザナミは「天地つ日月の君」となり、近江の「オキツボ」を都とする。
「ヤヒロトノ (八尋殿・八紘殿)」を建て、ここを中心として全国を巡り、退廃した日本に再び「経矛の道 (法と戒の道)」を敷き、臣民を指導し、産業を復興させてゆく。

『"ツボは葦原 千五百秋 汝 用ひて 領せ" とて 経と矛 賜ふ 二神は うきはしの上に 栄くり得る 果の雫の オノコロに 宮殿 造り 央ヤマト 万物 生みて 人草の 食も繭醸も 道 成して 弁別 定む 功や』ホツマ2文



こうして中央部から地方へと、次第に法による秩序が回復して行き、産業の復興も軌道に乗り始めた。
この時点で、イザナギ・イザナミの二神にはすでに「ワカ姫 (蛭子)」が生まれているが、まだ世嗣の御子は生まれていない。オモタル・カシコネの記憶がまだ生々しい時だけに、二人は世嗣の重要性を痛いほどに感じていた。

ミナカヌシに始まるクニトコタチの皇統がオモタル・カシコネで断絶し、その後を受けて天つ君となった二神の立場は苦しい。「妥協の暫定政権」とでも言うべき立場である。二神の世嗣にはクニトコタチに匹敵する高貴さが要求される。並の世嗣では世の臣民は納得して服わないだろう。二神を「天地つ日月」に仕立てたトヨケ (豊受神・タマキネ) もそのことを痛感していた。

『鑑みれども 神孫の 千五百 大人ある その中に 陽陰の道 得て 人草の 嘆きを和す 守 あらず あらねば道も尽きんかと』ホツマ4文



トヨケは「ツキカツラキの斎鳥山」(山形県の鳥海山) に「世嗣社」を建て、二神の世嗣に尊い神が降誕することを願い、8,000回の禊を以て根源神「アメノミヲヤ (陽陰の上祖)」に祈る。

『ツキカツラキの 斎鳥山 世嗣社の 色垂は アメノミヲヤに 祈らんと トヨケ 自ら 禊して 八千座 契り』ホツマ4文



豊受神の別名「大物忌大神」は、トヨケが行った「8,000回の禊」を示す名前である。
トヨケの願いは聞き届けられ、根源神アメノミヲヤの左右の眼に相当する、日と月 (太陽と太陰) の神霊が、二神の御子として降誕することになったのである。

『抜きんづる 厳霊 神祈 通りてぞ アメノミヲヤの 眼より 漏るる日月と 天元神 三十二の神の 守る故 子種 成ること 覚えます』ホツマ4文



こうして世に誕生したのが斎名ワカヒト・アマテル神 (陽陰垂る神) 、つまり天照大御神である。
21鈴125枝31穂 キシヱの一月一日にハラミ (富士山。大日山ともいう。) のサカオリ宮で生れ、ヒタカミのトヨケのもとで教育される。

『時 二十一鈴 百二十五枝 三十一 キシヱの 初日の出 若日と共に 生れませば 斎名ワカヒト 産宮は ハラミサカオリ』ホツマ28文

『到る ワカヒト ヒタカミの 陽陰の宮にて 道 学ぶ 三十年に知ろし 宮 造り 大日山下に 政 執る 天二神の 譲り 受け 天日の御子と』ホツマ28文



そして21鈴126枝58穂 サナト 三月一日 ヒタカミから富士山麓に戻り、サカオリ宮をヤスクニ宮に改め、即位するのである。

『二十一鈴 百二十六枝 年 サナト 三月一日 日の山下 新宮 造り 天御子は ヒタカミよりぞ 移ります』ホツマ6文



豊受大神が天照大御神とペアで祭られる理由がわかっていただけただろうか。
豊受神についてはまだまだ書き足りないので、また機会を改めて書こうと思う。




参考サイト:http://gejirin.com/hotuma02.html
     :http://gejirin.com/hotuma03.html
     :http://gejirin.com/hotuma04.html
     :http://gejirin.com/src/To/toyoke.html



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コメント
伊勢神宮崇敬会では、御神号掛け軸で、『天照皇大神/豊受大神』の二神を「仙通二神」として頒布してをります。

二神をあわせてお祀りしたいといふ崇敬者がいらっしゃるのでせう。
宏道 | 2013-07-21 13:40 | 編集
虚無僧で知られる尺八吹きの普化宗は、御維新で廃絶されたが、日本全国に一国一寺で拠点となる寺を設けた。伊豆国では、旧修善寺町の名所、「旭滝」の傍らにその寺、
瀧源寺はある。

http://henro.gozaru.jp/06-komusoutera/05-asahitaki/05-asahitaki.htm

瀧源寺は、当地の産土古社である、大平神社境内を借りる按配で創建されているが、その大平神社の主祭神が、豊受大神である。

豊受大神を主祭神とする神社は多くはない。

この地からは伊豆の葛城山も近い。伊豆の葛城山は、霊峰富士はらみやまの遥拝絶好地である。

イトリヤマはないが、鷲頭山がある。鷲頭神社の祭神は現在タカオカミ神だが、瀬織津姫ではないか、と愚は按じてゐる。

伊豆には、まだまだ解けない謎があるなり。
宏道 | 2013-07-21 13:59 | 編集
「天」とともに「豊」といふ文字は、ある頃から本朝で忌避された。(「てん」は良いが「あま、あめ」は不可)

うまやど王子を「豊聡耳命」と尊称したかたがたは、何を知っていたのだらうか。
宏道 | 2013-07-21 14:13 | 編集
「インディアン嘘つかない」は有名な台詞→しかしこの領域まで精神を昇華させるのは容易な事では無い。
遥か太古、環太平洋に広がっていた「日の本の国」(トホカミヱヒタメ」がある。「ト」の神と、「ヱ」の神は、現在で言う日本に在った。トはヒタカミ、ヱは現在は隠されているが葦原中国の中心に在った。「ミコト」(言、行、心が一緒)の概念がその中心に在る。「真を軸とした神」の概念が読み取れる。
そのミコトの空間に、「知恵の実事件」が誕生する。知恵をつけた人類が、「嘘、言い訳、能書き」を騙る様になった問題。精神に「穢れ」が発生した問題。これは「精神が軸」のグループから、「知識が軸」のグループが誕生した事を意味する。しかし知識とは、道具でしかない本質がある。それを軸にする事の危険性を問題提起している。→言い訳、能書き、ご都合主義を、どんなに研磨(美辞麗句)しても、決してマコトにはならない仕組みがある。
この知識軸グループは、葦原中国を出る事になる。そしてそれはシュメール(アヌンナキ)へと繋がっている。シュメール文明は拡大し、様々な文明へと広がった。そしてそれは回帰している。帰還しているのだ。様々に分派して…。土産を沢山もって…。知識は満タンとなって…。精神はそれほど昇華しないまま…。ご都合主義は「美辞麗句の域」まで研磨されて…。

早めに到着したグループは広がって王朝も名乗り出す様になる。遥か太古、兄弟であったその子孫から、神宝を要求する様にもなった。紛争の始まりである。これが弥生時代の始まりであり、縄文時代の終わりでもあった。到着したそれぞれの派閥同士でも紛争は繰り返された。それぞれが到着した場所を高天原と呼ぶ様にもなった。「天津神⇔国津神」の概念は利用される様にもなった。まるで天津国が日本の外側にあるかの様に誘導される様になった。この問題は今でも続いている。
これらは、早目に辿り着い南ユダヤ系や、北イスラエル系にも繋がり、その後の幾重にも別れた様々な派閥へと繋がっている。そして、ミコトの概念を表す神代文字は漢字へと塗り潰され、尊い概念は仏教(宗教)で塗り替えられる事になる。日の本の民からは、尊い概念や言葉、名前が奪われた。言戸閉めである。しかし天地は許さなかった。禍は頻発した。その対応策として岩戸開けはある。天照男神は、天照女神となる。元々の元、日の本国をずうーっと護り続けて来た「精神が軸のグループ」は、隅に追いやられる事になった。蔑視の名前をつけられて…。

ご都合主義とは「自分(身内)さえが良ければ、周りなんてどうでもいい」と言う本質がある。故に、ご都合主義VSご都合主義の答えとは、強弱の決着しか生まれないのだ。これは宗教でも分かる通り、ご都合主義を内包している問題がある。従って、何処かの国が宗教化して勢力化すれば、その近隣は「同じ様な対策」が必要となる仕組みがある。宗教が分派する理由なのである。詰まり、精神が軸のグループ:知識が軸のグループ→ 「道 :宗教= 思いやり:ご都合主義」となる。
ケダモノだった人類→感謝を得て人化する。感謝を研磨し続けて「思いやり」は誕生。道の概念で言う幸せとは、「感謝と思いやりが溢れた空間」を言う。宗教で言う幸せとは、勢力のご都合主義が実現出来た空間を言う。これは、精神が軸グループ→真の研磨→「道」であり、知識が軸のグループ→偽の研磨→「宗教」の関係でもある。勿論、ケダモノだらけだった太古では、「大量人化マニュアル」として、宗教の果たした役割は大きい。しかしその本質は、遥か太古の「知恵の実」事件として問題提起されていたのだ。そしてその問題は現在、顕在化している。

火(カ)+水(ミ)=カミであって、片方だけでは神とはならない仕組みがある。詰まり、現段階の日本とは、未だ第一段階の「和」しか生み出してはいないのだ。本当の和合が、求められる段階に来たと言える。
和の子 | 2017-09-04 13:30 | 編集
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