2017 081234567891011121314151617181920212223242526272829302017 10

スポンサーサイト

-------- --:--
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

ホツマツタエのおもしろ記事(20)『素戔嗚尊』

2013-01-17 15:25
ホツマツタエのおもしろ記事(20)  素戔嗚尊



素戔嗚尊は、他の文献では「スサノオ」だが、ホツマでは「ソサノヲ」である。ただ「スサ」と呼ばれている所も一ヶ所だけある。
ソサノヲは、ソサ国 (紀州) で生まれたことがその名の由来となっているようだが、それだけではないと思う。経験上、地名や人名には複数の意味をかける場合が多いことを発見している。断言できるわけではないが、「ソサノヲ」の場合、「すさぶ」とか「騒々しい」などの意味も込められているように思う。


ソサノヲは、ある意味で『ホツマツタエ』の主人公と言っていいと思う。
ホツマツタエの編纂に関わった「クシミカタマ (櫛甕玉)」と「オオタタネコ (大田田根子)」は、どちらもソサノヲの子孫だから当然のことかもしれないが、それにしても問題児ソサノヲは非常に魅力的なキャラクターである。


ソサノヲは、イザナギ・イザナミが生んだ末の男子で、「1. ヒルコ」「2. アマテル」「3. ツキヨミ」の弟である。二神は紀州にやって来て、先に捨てたヒルコを呼び戻す。イザナミがタチバナの木 (はな) の下でヒルコに歌を教えていた時に、産気づいて生んだ男子なので「ハナキネ」と斎名 (いみな:本名) を付けたという。その生れ付きは、粗暴・狂乱の体であった。

『ソサ国に生む ソサノヲは 常にお猛び 鳴き騒ち 国民 挫く』ホツマ3文

『先に捨てたる ヒルコ姫 再び召され 木の下 歌を教えて 子を生めば 名もハナキネの 人態は 騒ち お猛び 頻捲きや 世の隈 成せば』ホツマ5文



母イザナミは、ソサノヲの粗暴な生れ付きの原因について思い当たるところがあった。

『陽陰の巡りの 蝕みを 見る 真栄瓊の 中 濁りて 生むソサノヲは 魂 乱れ』ホツマ7文

『女は月潮の 後三日に 清く朝日を 拝み 受け 良き子 生むなり 誤りて 穢るる時に 孕む子は 必ず粗るる』ホツマ7文



ホツマによれば、女の生理は月が支配し、男のそれは日が支配する。したがって『穢るる時』とは「陽陰の節(陽陰のリズム)が合わない時」を言うものと思われる。ソサノヲは『穢るる時』に孕んだので、魂が乱れて粗暴に生まれたのだという。

『背の宗元 日と丸め 天 近く回り 男に配る 妹の鄙元 月と凝る 地に近き故 女に配り』ホツマ16文



イザナミは、ソサノヲが国民を挫き、世の隈を成すのも、その原因は自分にあると責任を感じ、ソサノヲが放つ汚穢・隈を我が身に受けて民を守ろうとする。

『イサナミは "世の隈 成すも 我が汚穢" と 民の汚穢・隈 身に受けて 守らんための 隈の宮』ホツマ3文

『世の隈 成せば 母の身に 捨て所 無き 世の隈を 我が身に受けて 諸民の 欠けを償ふ』ホツマ5文


おそらく『隈の宮』とはイサナミ自身を言い、建物ではない。ソサノヲを原因として世に徘徊する穢れや、八十禍日のような生き霊を、自分の体に寄せて閉じ込めようとしたもと思われる。
熊野の神社 (本宮那智速玉) は、死後「隈の神」と贈り名されるイサナミを祭った社なのだと思われる。出雲の熊野大社はそれとは異なり、汚穢隈の発生源であるソサノヲを祭る。



しかしイザナミは、結局それがもとで命を落とすことになる。

『ミクマノの みやま木 焼くを 除かんと 生む 火の神の カグツチに 焼かれてまさに 終る間に』ホツマ5文

『イサナミは アリマに納む 放と穂の 時に祭りて』ホツマ5文


ちなみに上記の『アリマ』は、現・熊野市有馬町の「花窟神社 (はなのゆはや神社)」だが、「ありま」の意味は「終わる間」である。ただし「間」は、"時" ではなく "場" を表している。



こんなソサノヲだったが、父のイザナギは、自分の元国である根国サホコチタル国を、将来ソサノヲに治めさせる構想を持っていた。これはこの当時、イザナギの兄弟のクラキネが2つの国を治めていたが、クラキネには世嗣子が無かったためと思われる。

『先にタラチヲ "ハナキネは 根の国・サホコ 領すべし" いまだヒルコと 穢隈野の 臣が助けて 後の君』ホツマ6文



またアマテルも、トヨケの死後、サホコチタル国を自ら治めた時には、ソサノヲを臣として宮津の地に伴っている。

『去年より向ふ ソサノヲと アマノミチネと 御供して 五年の四月十五日 帰ります』ミカサ5文



さていよいよここから、ソサノヲの人生ドラマが始まるのであるが、それはまた次の機会に話すとしよう。



参考サイト:http://gejirin.com/hotuma03.html
     :http://gejirin.com/hotuma05.html
     :http://gejirin.com/hotuma06.html



スポンサーサイト

トラックバックURL
http://divinehuman.blog.fc2.com/tb.php/30-5c4d4b3d
トラックバック
コメント
管理者にだけ表示を許可する
 
プロフィール +

御預二号

Author:御預二号
FC2ブログへようこそ!

最新記事 +
最新コメント +
最新トラックバック +
月別アーカイブ +
カテゴリ +
検索フォーム +
RSSリンクの表示 +
リンク +
ブロとも申請フォーム +
QRコード +
QR
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。