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ホツマツタエのおもしろ記事(28)『蓬莱』

2013-01-20 09:32
ホツマツタエのおもしろ記事(28)  蓬莱



「蓬莱 (ほうらい)」は、辞書には次のようにある。

1.中国の神仙思想に説かれる三神山の一。山東半島の東方海上にあり、不老不死の薬を持つ仙人が住む山と考えられていた。蓬莱山。蓬莱島。よもぎがしま。
2.富士山・熊野山など霊山・仙境の異称。
3.熱田神宮の異称。

ホツマは「蓬莱山」は「富士山」、「蓬莱島」は「熱田神宮の所在地」であることを語り、「蓬莱」は「ハラ」に漢字を当てたものであることを教えてくれる。



ホツマは「富士山」について、「カグヤマ(橘山)」「オオヒヤマ(大日山)」「ヒノヤマ(日の山)」「オオヤマ(大山)」「コノヤマ(熟山/九の山)」「トヨヰユキ山(豊居雪山)」「フシの山(不二の山・悉の山)」等、非常に多くの異名を伝えている。そのうち最もスタンダードな名称は「ハラミ山」であり「ハラ山」とも言う。



【橘山 (カグヤマ)】

日本に下ったクニトコタチが、トコヨの木 (橘) を植えたことによる名称。奈良の香具山と区別するため、こちらを「天のカグヤマ」とも言う。

『クニトコタチの 八下り子 木草を苞の ホツマ国 東 遥かに 熟み 高く 発ち上る日の ヒタカミや タカミムスビと 地 統べて トコヨの木を ハラミ山 カグヤマとなす』ホツマ4文

『久方の 天の橘山 遠離方より 岨 渡り来る日 細嫋 腕を巻かん とはすれど』ホツマ40文



【大日山 (オオヒヤマ)】【日の山 (ヒノヤマ)】【大山 (オオヤマ)】

アマテル神の誕生を記念して命名された。生まれたてのアマテルが自ら発声したという「オホヒルキ (大日霊貴)」から来ている。

『その御名を 大日霊貴とぞ 称えます … 故にハラミを 大日山』ホツマ3文

『御子は天日の 位 乗る 日の山の名も 大山ぞ』ホツマ6文



【熟山 (コノヤマ)】

「この」は「こぬ」の名詞形で、「こぬ」は「こなす (熟す)」「こなれる (熟れる)」「こねる (捏ねる)」などとファミリーで、「高まる・優れる・至る・精緻である」などの意。つまり「このやま」は「優れ至る山・至高の山」という意味である。

『君 熟山に 登り見て ナカゴ 安めり』ホツマ24文

『ハラミ山 一奮 栄けよ ふしつるの 名をも縁の 熟山よこれ』ホツマ32文



【九の山 (コノヤマ・クノヤマ)】

この名は、富士山頂火口壁上の八峰 (芙蓉八朶) に、現在は存在しない中峰の「ヰツアサマ峰」を加えた9峰を指して言う。ただ八峰についても、富士はその後何度も噴火しているので、現在の八峰とは違うはずである。
ホツマによれば、八峰は、ニハリの民が麓の八湖を掘って、その土を山頂に盛ったものであるといい、中峰は、ウツロヰが琵琶湖を渫って、その土と人を風に乗せて運んで造ったものだという。

『ニハリの民が 群れ来り 湖 掘り 土を 峰に上げ "八房 はかり" と 天に応え』ホツマ24文

『ウツロヰが アワ海 渫え ミオの土と 人 担い来て 朝の間に 中峰 成せば 上の名も ヰツアサマ峰』24文

『中峰の 充てはアワ海 八峰は 裾の八つ湖 三つ 埋まり 焼くれど 眺は 変らじと』ホツマ32文

『半ば旧り 半ば湧きつつ 九の山と 共 統つまりの 熟山よ これ』ホツマ32文



【豊居雪山 (トヨヰユキヤマ)】

上記の富士山頂の八峰に、雪の絶えることがないことから付いた名。

『我が君の 山を八房の 居雪 成す』ホツマ24文
『八峰に 居雪 絶えねば 代々の名も 豊居雪山』ホツマ24文



【不二の山・悉の山 (フシノヤマ)】

もっとも新しい名で、これが富士山につながる訳だが、この由来はいささか込み入っている。
孝霊天皇がハラミ山に御幸した際、この山の歌を詠む。

『半ば旧り 半ば湧きつつ 九の山と 共 統つまりの 熟山よ これ』ホツマ32文

 [朽ち崩れたり噴火したりするけども、山頂の九峰といつも一緒である熟山よ]


「一緒である」というのは「ふしつる (付し連る)」ということである。
この時、田子の浦人が「ふしのはな (藤の花)」を奉る。浦人とは「うみっぷちの人 (海縁の人)」である。だから「ふしのはな」は「縁の餞」でもある。これらを踏まえて天皇は歌う。

『ハラミ山 一奮 栄けよ ふしつるの 名をも縁の 熟山よこれ』ホツマ32文


「ふしつる」は「悉し達る」(うまい漢字が無い) で、「一奮 栄く」の言い換えである。これに先ほどの「付し連る」「藤蔓」「縁連る (海縁の人が持って来る)」が掛かっているのである。

つまり「フシの山」とは、「ひときわ栄える山」「九峰と不二一体の山」「海縁の人が藤の花を捧げた縁を持つ山」という多くの意味が重なっているのである。



【ハラミ山・ハラ山】

「ハラミ」は複数の意味をもつが、その一つは「ホナ(栄菜・映菜)」「ハナ(老菜)」「クサ(身草)」が生える山と言う意味である。この三草は「千代見草」と呼ばれ、食せば寿命を千年延ばすという。「ハラ」は「ハラミ」の簡略形と考えて良い。

『我が常の食 千齢見草 余の苦菜より 百々苦し 苦菜の食に 存えて』ホツマ15文

『たまゆらに 千・万 あれども 弥々の肉 シナ君  "出でて 千齢見草 尋ぬ" と嘆く』ホツマ15文

『天神の 桑に周らす ハ・ラの菜の 苦きに形 頑く成し 百万寿を 守るべらなり』ミカサ4文

『百草あれど ハ・ラ・ミの三 殊 優る故 三草 褒め ハラミ山なり』ホツマ24文


千代見草が生える「ハラ山」が「蓬莱山」の正体だと思われる。


(「ほうれん草」も「蓬莱草」で千代見草を意識した名であるような気がする。日本においてはそれほど歴史のある野菜だと思えないが、名付け人は千代見草とハラ山のことを知っていたのだろうか。それとも単に「よもぎ (蓬)」からの連想だろうか。)



【蓬莱島】

熱田神宮の6万坪の境内は、古来「蓬莱島 (ほうらいじま)」と呼ばれている。
ヤマトタケ (日本武尊) は蝦夷を平定して、アイチタのミヤズ姫 (宮簀媛) の実家に戻るが、この時にハラの宮 (蓬莱の宮) を写して、ミヤズ姫と一緒に住みたいという希望を漏らしていた。ヤマトタケの死後、生前の希望通りにアイチタにハラ宮をコピーした宮が建てられる。これを「新ハラ宮」といい、神となったヤマトタケを祭る宮となった。これが熱田神宮である。

『サカオリの 宮は昔の ハラの宮 なお存えり 我が願ひ 写して姫と 楽しまん』ホツマ40文

『若宮の 願いのままを 申し上げ アイチタに建つ 宮 成りて』ホツマ40文

『この時 ヲシカ タタネコと 尾張連と 新ハラの オホマの神と 名付くなり』ホツマ40文



参考サイト:http://gejirin.com/hotuma24.html
     :http://gejirin.com/hotuma32.html
     :http://gejirin.com/hotuma40.html



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