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ホツマツタエのおもしろ記事(44)『稲荷と狐』

2013-01-26 22:27
ホツマツタエのおもしろ記事(44)  稲荷と狐



「いなり」とはどういう意味だろうか?

「いなり」は「いなる」という動詞の名詞形である。
そして「いなる」は「いぬ」から派生している。
この「いぬ」は、「いむ (斎む)」「いる (炒る・鋳る)」「うる (熟る)」の変態で、「高める・勢い付ける・栄す・熟れさす・優れさす・至らす」などの意である。
「いなる」の変態には「うなる (唸る)」や「いたる (至る)」や「みのる (実る)」などがある。
だから「いなり」は「繁栄・成熟・成果・収穫」などの意となる。
「いぬ」の名詞形の一つが「いね (稲)」であり、その変態が「よね (米)」である。
だから「いなり」は「至り=実り=稲=米」と考えてもいいと思う。


だから「稲荷」の漢字も「稲」の部分は納得できる。しかし「荷」の字は何なのだろうか? ホツマはこれを説明できるのである。


クニサツチの子に「ウケモチ (保食神)」がいて、その子孫は山背 (やましろ) の花山周辺を治めていた。この一族は先進の農業技術を持っていたらしく、その族長は代々ウケモチの名を世襲したようだ。そして8代目のウケモチは「カダ」または「カダマロ」と呼ばれていたのである。

『クニサツチ 生む ウケモチの 八代の孫 今のカダなり』ホツマ15文


農業技術の向上を家業とするこの一族は、当然ながら「ウケミタマ (宇迦御魂神)」を祭っていた。それが京都の「伏見稲荷大社」や「花山神社」である。伏見稲荷は稲荷山の麓にあるが、稲荷山全体の地主神を荷田の神と言う。また伏見稲荷には間の峰・荷田社というのがある。どうやらホツマの言う「カダ」は、この「荷田」に間違いない。そして「カダ」の子孫が伏見稲荷大社の社家になったようだ。荷田春満なんかがそうである。
したがって「稲荷 (いなり)」の「荷」の字は「カダ (荷田)」を表すと考えられるのである。



さて稲荷ときつねの関係だが、アマテルの時代にさかのぼる。
六ハタレ」という反体制勢力が各地で蜂起するのである。このバックにはすでに話したサホコチタルのマスヒト等 (アメオシヒ+シラヒト・コクミ+モチコ・ハヤコ) がいる。またソサノヲも巻き込まれている。

この六ハタレの一つに「キクミチ」という集団があった。これはキツネとクツネ (両者は似て非なるものらしい) の悪霊が、生身の人とキツネ・クツネに憑依して、正気を奪われた集団で、3人の被憑依人間が首領であった。「ミチ」というのは「満ち」で、「進化・熟成して化けたもの」というような意味。「かみ (醸み)」とも言う。



キクミチは筑紫で蜂起し、山背の花山に集結し始める。アマテルはカダに自国の様子を見て来いと命ずる。

『またハタレ 筑紫の三人 中国の 花山の野に 朋 集む 時に天地照る 御言宣 ウケモチの孫 カダマロに "国 見て返れ"』ホツマ8文

『叢雲 灯火や 蛍火の 笑い嘲けり 怒霊の 穢汚魂 吐けば 進み得ず』ホツマ8文


  • 『灯火や蛍火』は、いわゆる「狐火」と思われる。




カダは一旦帰って報告する。アマテルはしばし考え、カダにまじないの武器 (語呂合わせの武器) を与えて討たしめる。

『これ キ・ク ならん キツネとは 木は根より生る 西南 (ツサ) を経て 北 (ネ) に来て住める ネズミをば 油に揚げて 厭ふべし』ホツマ8文


  • 『油に揚げて厭ふ』 これが「キツネと油揚げ」の関係の起源。しかしネズミだったとは。
  • ちなみに「まじない」は「申し述べ」の意である。



カダはこの武器によりキクミチを撃退し、人間1,000人とキ・クツネ33万を捕える。



人や動物が、悪霊に憑依されているかどうかを知る方法があった。その霊 (血) を絞り、その血で誓書を書かせ、海の潮を浴び、「マフツの鏡」に写すのである。この鏡は「マフツのヤタ鏡」とも言われ、人の目には見えない内面の真実を映す鏡なのである。これが三種宝の「ヤタ鏡」の原型である。

捕えた人とキ・クツネをマフツの鏡に写してみると、ことごとくキツネの姿だったので殺そうということになる。その時、カダはそれらの命乞いをしたのである。しかし皆の同意は得られなかった。それでもカダは食い下がること7度に及ぶ。そこでアマテルの御言宣を得る。

『三彦が如 諸狐 ウケノミタマを 守らせよ もしも違はば 速かに 魂断ち 為せよ この故に 永く汝に 仕るなり』ホツマ8文


  • 『三彦』は、キクミチの首領の3人を言う。
  • 『魂断ち』とは「魂の緒」を切って生命を断つことを言う。



これにより三彦とその配下のキ・クツネはカダに仕えることになり、3ヶ所に配備され、田畑の鳥を追う役目を授かることになる。

『天つ御言の 趣きを 告げて兄彦 ここに留め 中は山背 花山野 弟は東の アスカ野へ 狐も三つに 分け行きて 田畑の鳥を 追わしむる』ホツマ8文


  • 『ここ』は、イサワ (伊勢) である。
  • 『アスカ野』は不明。伊勢の東とは?



三彦は後に「三狐神 (さぐじ)」と呼ばれるようになり、田の守り神として祭られている。

  • 奈良県吉野郡十津川村玉置川、玉置神社の摂社、三柱神社。 
  • 和歌山県東牟婁郡那智勝浦町浜の宮、熊野三所大神社境内末社、三狐社。



稲荷神社とキツネの関係はこうして始まったのである。



参考サイト:http://gejirin.com/mitinoku.html
     :http://gejirin.com/hotuma08.html



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