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ホツマツタエのおもしろ記事(47)『真経津の鏡』

2013-01-28 17:23
ホツマツタエのおもしろ記事(47)  真経津の鏡



「マフツの鏡」は「マス鏡 (真澄鏡) 」の別名と考えて良い。

「ます (申す)」が「まうす・もうす・まおす (申す)」と訛るように、「まつ 」が「まふつ」に訛ったと考える。
そして「まつ」は「ます (坐す・交ず)」の変態である。
したがって「まふつ」の語義は、「合わせ・収め・直し・匹敵」などの意となる。

ただ「マフツの鏡」は、「マス鏡の裏鏡」の「裏に隠れた真実を映す機能」を特に言い表した呼び名なのである。そしてこの精神を基にして「ヤタ鏡」が生まれる。

そう考えると、およそ「かがみ (鏡・鑑)」というものは元来「マス鏡・マフツの鏡」の理念が根底にあって、日と月に擬える2枚一組が基本だったのではないかと思うこともある。



ホツマはマスカガミについて次のように伝えている。
アマテルの時代に「六ハタレ」という反体制勢力が各地で蜂起する。このバックには先に話したサホコチタルのマスヒト等 (アメオシヒ+シラヒト・コクミ+モチコ・ハヤコ) がいる。またソサノヲも巻き込まれている。

この六ハタレの親分格に「ハルナハハミチ」という集団があった。これは「ハハ」(穢霊) が人や獣に憑いて化けたものである。「ハルナ」は「主なるもの・首領」の意。「ミチ」というのは「満ち」で、「進化・熟成して化けたもの」というような意味。「かみ (醸み)」とも言う。



ハルナハハミチは津軽・ヒタカミ・富士山麓で蜂起し、伊勢の山田に至る。諸守は相談の結果、このたびはアマテル自らの出陣を願うことにした。

『またハタレ 日隅 ヒタカミ 橘山下 二岩浦に 継ぐ告げの 櫛の歯 挽けば 諸守は タカマに議り 御幸とぞ 願えば 神の 御幸 成る』ホツマ8文

  • 『日隅 (ひすみ)』津軽地方を言う。
  • ヒタカミ』今の仙台付近を中心とし、おおよそ「みちのく (陸奥)」「奥州」とよばれる地域。
  • 『橘山下 (かぐやまと)』富士山麓。
  • 『二岩浦 (ふたいわうら)』伊勢の二見浦。二見潟ともよばれる。
  • 『櫛の歯挽く』櫛の歯が減るほどに行き来が激しいさま。
  • 『タカマ』ここでは中央最高会議の意。


この御幸には内宮セオリツ姫、大典侍ハヤアキツ姫も同行している。

『出車の内 セオリツ姫 天の身陰に アキツ姫は 日の放影 射す イフキヌシ クマノクスヒと 左右にあり 白・黒駒に 諸 添ひて ヤマタに至り』ホツマ8文

  • 内宮 (うちみや)』御后。真后。正室。
  • 大典侍 (おおすけ)』東西南北の各局に一人ずついる典侍の筆頭。
  • イブキヌシ (気吹戸主神)』ツキヨミ (月読命) の子。
  • クマノクスヒ』アマテルの4男。
  • 『ヤマタ (山田)』伊勢の山田原。


そして戦闘が始まる。味方はハルナハハミチの妖力に戸惑い、一旦退却。
アマテルは歌札を付けた粽 (ちまき) を諸守に授け、それを敵に投げて貪らせる。

『ハルナハハミチ 野も山も 枯えて 叢雲 炎 吹き 棘矢の霰 鳴神に 味方 帰れば』ホツマ8文

  • 『叢雲』沸き立つ雲。激しく起る雲。
  • 『鳴神』雷。


『大御神 予てサツサに 歌見 付け 投ぐれば嗜む ハタレマを サツサツヅ歌』ホツマ8文

  • 『サツサ』『サツサツヅウタ』 こちらを参照。


『さすらても ハタレも放来 満つ 足らず カカン 為すがも 手立 尽き 故 ノンテンも あに効かず 日月と我は 天地も照らすさ』ホツマ8文

  • 『放来 (はなけ)』「放つこと」と「来させること」。放出と吸入。呼吸。
  • 『満つ足らず』満つるに足らず。 =満ち足りず
  • 『カカン』『ノン』『テン』こちらを参照。
  • 『あに』(打消の語を伴って) 何も。なんら。少しも。


『ハタレ 怒りて 矢の霰 神のタミメに 矢も立たず 弥 猛怒り 火花 吹く 神 ミツハメを 招く時 炎 消ゆれば 胸騒ぎ 逃げんとするを タチカラヲ ハタレ治主に 飛びかかり 力 争ひ 押し縛る』ホツマ8文

  • 『神』は、ここではアマテル。
  • タミメ』手を組み合わせて造形すること。
  • 『ミヅハメ (網象女)』水を治める自然神。
  • タチカラヲ (手力雄神)』オモイカネとワカ姫の子。


ハルナハハミチの首領をアマテルの前に引き据えて、垂を上げる。

『前に引き据え 垂 上ぐる 君 ヤサカニの 環珠 セオリはマフツ ヤタ鏡 アキツ 草薙 八重剣』ホツマ8文

3人の携える『ヤサカニの環珠 (まかるたま)』『マフツヤタ鏡』『草薙八重剣 (くさなぎやゑつるぎ)』、これらは三種宝のプロトタイプだと思われる。



イブキドはハルナハハミチの首領に、事に及んだ理由を尋ねる。
根のマスヒトが我をそそのかした「成功の暁には国守に取り立てる。これはソサノヲ尊の言葉である」と。

『僕に 根のマスヒトが 教えけり "功 成らば 国つ守 これソサノヲの 御言なり"』ホツマ8文

  • 『根のマスヒト』根国を治める代官。ここではサホコチタル国アメオシヒ (天忍日命) を言うと思われる。サホコチタル国は「根国のサホコ」という位置付けだったようだ。
  • 『ソサノヲ』アマテルの弟。


イブキドはその真偽を見るために「マフツの鏡」に映してみると、翼が映る。

『"マフツなら 鑑みん" とて 御鏡に 映せば 直く 翼あり イフキト 曰く "このハタレ ヌヱアシモチぞ 化け術に 誑らかす者 皆 斬らん』ホツマ8文

  • 『マフツ』合っているさま。当たり。本当。
  • 『ヌヱアシモチ』は不詳。化け物には違いない。


クスヒが隈の神を招くと、8匹のカラスがやって来て、ハタレのうわべを枯らし去る。そしてハタレの霊 (血) を搾り取り、その血で誓書を書かせ、潮を浴びさせる。そして改めて「マフツの鏡」に姿を映してみて、人に戻った者は再び国民となった。

『時にクスヒが 隈の神 招けば 烏 八つ 来たる ここにハタレの 霊を絞り 誓ひ 留めて 潮 浴び 影 映す時 六十万人 人 成るは 皆 民となる』ホツマ8文

  • 『クスヒ』クマノクスヒ。クスヒは隈の神を斎き祭る御杖代となったようだ。
  • 『隈の神 (くまのかみ)』熊野神。イザナミの贈り名。
  • 『烏 (からす)』8匹の烏はイザナミが放った「8人の鬼霊 (しこめ)」の化身。隈の神は「シコメが魄を枯らす神」と言われている。魄=肉体=外見 であるから、烏により外見が取り払われる。
  • 『霊 (ち)』は、人体に宿る命の精髄という意で、人の血や乳はその顕れと考えられていたらしい。「シム」とも言う。


このようにしてマフツの鏡は、最終的に六ハタレの総員70万9千人を、すべて人に戻したのである。セオリツ姫は、将来的に悪霊に憑かれてハタレとなった者が、マフツの鏡を見ることができるようにと、この鏡を外へ持ち出し、その場所を「フタミの岩」と名付けたのである。

『総て七十万 九千 皆 人 成る法の 御鏡を セオリツ姫の 持ち出でて 後のハタレの 人と成る マフツの鏡 見るために フタミの岩と 名付けます 代々荒潮の 八百会に 浸せど錆ぬ 神鏡 今 存えり』ホツマ8文

  • 『フタミ』の「ふた」は動詞「ふつ (悉つ)」の名詞形で、「至り・完全」の意。これは「ひつ (秀つ)」の名詞形である「ひと (人)」の変態。だから「ふた見」は「人見」なのである。また「ひた (直)」と、「まふつ」の「ふつ」にもかけている。
  • 『フタミの岩』伊勢の二見浦にある夫婦岩。これが「ますかがみ」が「ふた」にかかる理由である。意味は「人を見る岩」「直を見る岩」「マフツの鏡を見る岩」。



しかし現在、伊勢の二見浦の夫婦岩にマフツの鏡は存在しない。
いずれかの時代に、何らかの理由により、セオリツ姫 (日前大神) を祭る「日前国懸神宮」に移されたものと推測する。



日前国懸神宮 由緒  http://www10.ocn.ne.jp/~hinokuma/menu01.html
日前神宮は日像鏡 (ひがたのかがみ) を御神体として日前大神を奉祀し、國懸神宮は日矛鏡 (ひぼこのかがみ) を御神体として國懸大神を奉祀しております。
神代、天照大御神が天の岩窟に御隠れになられた際、思兼命 (おもいかねのみこと) の議 (はかりごと) に従い種種の供物を供え、天照大御神の御心を慰め和んで頂くため、石凝姥命 (いしこりどめのみこと) を治工とし、天香山 (あめのかぐやま) から採取した銅を用いて天照大御神の御鏡 (みかがみ) を鋳造しました。
その初度に鋳造された天照大御神の御鏡 前霊 (さきみたま) を日前國懸両神宮の御神体として、後に鋳造された御鏡を伊勢の神宮の御神体として奉祀されたと『日本書紀』に記されております。




参考サイト:http://gejirin.com/mitinoku.html
     :http://gejirin.com/hotuma08.html




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