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ホツマツタエのおもしろ記事(48)『ひかわの謎』

2013-01-29 12:52
ホツマツタエのおもしろ記事(48)  ひかわの謎



「ひかわ」は「簸川」「肥川」「氷川」などと書かれ、島根県を流れる斐伊川 (ひいかわ) に当てられている。しかしホツマを注意深く読むと、「ひかわ」は多義であり、少なくとも3つの意味で使われていることがわかる。
「川」の意味に使われている「ひかわ」は次の1ヶ所のみである。

『昔 ウヒヂニ 雛が岳 モモに婚つぎて 初三日に 寒川 浴びる ソサノヲは 氷川に浴びる』ホツマ13文


上の場合でも「ひかわ (氷川)」は「冷たい水の川」という意味で使われていて、特定の川を指す固有名詞ではないと思われる。ただこの時すでによく知られていた、「ソサノヲ」と「ひかわ」の関わりから「ひかわ (氷川)」と表現したものと推察する。



地名としての「ひかわ」が登場するのは、死罪を言い渡されたシラヒトとコクミが、アメオシヒとクラ姫の結婚の祝に恩赦を得て、「流離の刑」に減刑され、「ひかわ」に追放されるのが最初である。

『モチが クラ姫を カンサヒの子の アメオシヒ 娶わせ スケが 兄となし 父マスヒトの 政 継ぐ シラヒト・コクミ この祝 半ば清を得て "流離" の ヒカワに遣るを マスヒトの 我が臣となす』ホツマ7文



今の我々は「・・・かわ」という地名を聞くと、直観的に「・・・川」と思ってしまうが、ホツマに登場する「・・・かわ」の地名はほとんどの場合「川」ではない。

1.「かわ」は「かふ (離ふ)」の名詞形。「かふ」は「かる (離る)」の変態で、これらは「離す・分ける・限る」の意である。
(地を) 分けるものが「」であり、 (内と外を) 分けるものが「」である。
また (地を) 分けたものが「 (がわ)」であり、これが訛って「 (ごう)」となる。
ホツマに出てくる地名の「かわ」は、大方この「側・郷」である。

2.また「かふ (離ふ)」は「離れる」の意から「反る・それる・外れる・曲がる」の意を派生するので、「かわ」は「反り・逸れ・はずれ・曲り」の意も持つ。

3.さらには「かふ」は「かる (枯る)」の変態であるから、「落ちる・下がる・劣る・果てる」の意を持つ。よって「かわ」は「枯・落・劣・卑・衰・汚」などの意も持つ。

ただ2と3は同じと思って良い。「曲り」と「衰退」は同根なのである。これを「汚穢 (おゑ)」「くま (隈)」「が (汚)」とも言う。ちなみに「ごう (業)」の意の一つは、この「かわ (枯・汚)」の訛りと推測する。



さて上記の『シラヒト・コクミ この祝 半ば清を得て "流離" の ヒカワに遣るを』、この「ヒカワ」はどういう意味なのだろうか?

罪人の処罰のために追放した「ヒカワ」→ 罪を放った「ヒカワ」。
罪=曲り=汚 であるから、 ヒ (放) + カワ (汚) であると見る。
つまり「ヒカワ」は「罪人を追いやる地」「流刑の地」である。

「ひ」は「ひる (放る)」の名詞形の略である。「簸川 (ひかわ)」の「簸」という字は「簸る」に由来し、「放り捨てる・除去する」という意味で「放る」と同じ。ちなみに、ハ行とマ行はコンパチなので「簸る」のに使う道具を「箕 (み)」と言う。



その流刑の地にモチコ・ハヤコが、サホコチタル国のマスヒトを頼ってやって来るのである。 (参照:局の怨念)

『流離なす  二流離姫 憤り ヒカワにいかり 成る オロチ 弥に蟠り コクミ等も  仕えてシムを 奪ひ食む』ホツマ7文


モチコ・ハヤコはウサの宮を逐電し、ヒカワの地に向かう。ここでアメオシヒ・シラヒト・コクミと合流。彼らの恨みの想念は合体して、ついに「オロチ」(愚霊) へと昇華し、人のシム (霊・精) を貪りだす。
そして「交わり去る」の罪で追放されたソサノヲも、やはりこの地にやって来るのである。 (参照:ソサの誓約)

『遂に根の国 サホコなる 弓削の裾守 ツルメソが 家戸に噤むや 血の虫 ・・・ ・・・ ヒカワの上の 八重谷は 常に叢雲 立ち昇り』ホツマ9文


こうなるともはや流刑の地「ヒカワ」は、 ヒ (卑) + カワ (側・郷) である。
つまり「穢れの地」「汚穢隈の領域」である。



しかしソサノヲは、アメオシヒ・シラヒト・コクミ・モチコ・ハヤコと結ぶことなく、逆に根絶やしにする。

『八岐頭の オロチ 来て 八槽の酒を 飲み酔いて 眠るオロチを 寸に切る』ホツマ9文

『法を定めて ハタレ根も シラヒト・コクミ オロチらも 討ち治めたる』ホツマ9文


これによって、穢れの地・汚穢隈の領域から、「汚」が追放された
だから、 ヒ (放) + カワ (汚) である。



したがって地名としての「ヒカワ」は、
  1. 流刑の地。
  2. 穢れの地。
  3. 穢れを祓った地。
この3つの意味を持っていることになる。



それと同時に、ソサノヲは自分の心の「汚」も放ち去った

『ソサノヲが 心を寄する シムの歌 実の塵 放れば 汚 消えて 賜ふヲシテは ヒカハ守』ホツマ9文


だからその意味で再び、 ヒ (放) + カワ (汚) なのである。



この最後の2つの「ヒカワ (放汚)」を言い換えた言葉が、「やくもたつ (八雲立つ)」である。

「やくも」の裏の意味は「おゑくま (汚穢隈)」である。
「汚穢隈 立つ」は「汚穢隈がはびこる」という意で、これは穢れた地「ヒカワ (卑郷)」を指している。
ソサノヲは「汚穢隈 絶つ」を行い、ヒカワと自分の汚穢を絶ったのである。

ちなみに「やゑがき (八重垣)」の意味の一つも「おゑがき (汚穢垣)」で、「汚穢を防ぐ垣」という意である。



参考サイト:http://gejirin.com/mitinoku.html
     :http://gejirin.com/hotuma07.html
     :http://gejirin.com/hotuma09.html



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