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ホツマツタエのおもしろ記事(52)『琴の起源』

2013-01-31 17:56
ホツマツタエのおもしろ記事(52)  琴の起源



ホツマが伝える所によると、「カダカキ (葛掻)」と呼ばれるものが琴 (こと) の始めである。
これは、宮の垣 (かき) にからみつく葛の蔓を、糸ススキが掻いて音を出しているのにヒントを得て、イザナギが創ったと言う。葛葉形に琴の胴をかたどり、糸ススキのような細いネックを持つ三弦の琴であった。
その姿は「琵琶」に近い物であったと想像する。 葛の葉の写真
カダカキは琴の原点であることから、琴全般を指す代名詞ともなっている。

『その琴の根は イサナギの 垣の葛 打つ 糸薄 これを三筋の 琴の根ぞ 形は "放" と 葛の葉を "葛掻" と現つ』
ホツマ9文

  • 『垣 (かき)』の原義は、「かぎるもの (限るもの)」である。だから「垣」=「限・画・隔・囲・籠」なのである。「牡蠣」もそういう意味である。また「かい (貝・卵・界)」「かめ (亀・瓶)」「くり (栗)」「から (殻)」なども同義の類語である。
  • 『葛 (かた)』は「くず」「かつ」「かずら・かつら」とも読まれるが、原義はみな「かつ (活つ・勝つ)」で、「繁茂するもの・伸び栄えるもの」である。「かつらぎ (葛城)」も「栄える所」という意だし、「こせ (古瀬・巨勢・御所)」も皆「くず (葛)」の変態である。「かつら」の変態には「くぢら (鯨)」、「かつらぎ」の変態には「くつろぎ (寛ぎ)」がある。
  • 放 (はな)』は、ここでは「突起・突出」の意で、「はね (跳ね・撥ね)」と同じ。
  • 現つ (うつ)』は「打つ」と同じで「合わす」が原義。「<世に> 合わす」ことが「現す・表す」であり、それはとどのつまり「<人の意識に> 合わす」ことである。


スクナヒコナは近江国でカダカキを習い、その奏に合せて雛祭の由来を諸国に語り歩く。

『スクナヒコナは 央州の カダカキ 習い 雛祭 教えて至る 加太の浦 淡島神ぞ』ホツマ9文

  • スクナヒコナ』は、ヤソキネの1,500人の子の内のはみ出し者といわれ、オオナムチ (大己貴命) を助けて出雲の国造りに貢献する。その後一人、カダカキを弾きながら雛祭の由来を諸国に語り歩き、最後に加太の浦に至り、そこで世を去る。「淡島神・淡島明神」などと呼ばれ、江戸時代には「淡島願人」と呼ばれる人々が淡島神の人形を祀った厨子を背負い、淡島明神の神徳を説いて廻った。
  • 央州 (あわしま)』は「なかくに (中国)」「あわくに (央国)」「あふみ (近江)」を言う (どれも同じ地域を指す別名)。「央 (あわ)」は「中」の意。「州 (しま)」は「しめ (占め・締め・閉め)」の変態で、「区画・区分・領域」の意。「しふ (州)」「しゐ (州)」「すみ (州・島)」などとも言う。
  • 雛祭』についてはこちらを参照。
  • 加太の浦 (かだのうら)』は、和歌山市の加太海岸。「加太 (かだ)」は「葛」の意で、海の葛すなわち海藻を言っていると思われる。この海岸は「加太和布 (かだめ)」というワカメで有名だからである。
  • 淡島 (あわしま)』は「合う島・集合島」の意。和歌山市加太の沖にある友ヶ島 (沖ノ島、地ノ島、神島、虎島の4つの島々の総称) を指す。



次に五弦の琴があり、「ヰスコト (五筋琴・五条琴)」と呼ばれている。別名として「イスキウチ」また「ヰススキ」とも呼ばれる。 二神はこの琴の奏に合せて「地の陽陰歌 (わのあわうた)」を教え、民の言葉を直したという。

『五筋琴は 五座に響く 音を分けて 地の天地歌を 教ゆれば 言の根 通る イスキウチ』ホツマ9文
  • 五座 (ゐくら)』は、まずは「5つの方」という意。「東西央南北」の5方位、また「あいうえお」の5母音を指す。中央政府の総帥である二神が、四方の民に5つの母音に分けて「地の陽陰歌」を教え、これによって言葉の根が通ったということである。
  • 五座 (ゐくら)』はまた、人体の五臓を指す。陽陰歌は人の五臓に響いて、身の内の巡りを良くし、病が無いので長生きすると言う。『五臟・六腑 端 根・隅 分け 二十四に通い 四十八声 これ 身の内の 巡り良く 病 あらねば 存えり』ホツマ1文
  • イスキ』は「いつく (斎く・傅く・慈く)」の名詞形「いつき (斎)」の変態。「いつく」は「高める・勢い付ける・栄す」などの意だから「いつき・いすき」は「高揚・繁栄」などの意。
  • ウチ (打ち・現ち)」は「現す」の意。また「うつ (打つ)」の「合わす・渡す」の意から「弦」の意も表す。
  • したがって「イスキ現ち/イスキ打」は、言葉の根を通すことで「繁栄を現したもの」「繁栄を現した弦」という意である。なぜかといえば、言葉は万物万象の基だからである。 (参照:天地歌)
  • したがってまた、「五筋琴 (ゐすこと)」は「斎す言 (ゐすこと)」でもあるわけである。
  • 別名の「ヰススキ」は「いすすく」という動詞の名詞形で、「いすすく」も、やはり「高まる・勢いづく・栄える」などの意で、これは「いすす」という動詞から派生している。「いすす」の名詞形が「いすず (五十鈴)」である。だから「ヰススキ」は「イスキ」と同義である。


「イスキウチ」 は、ススキにあられが当って妙なる音を出したのを見て、タケコが創ったという説話もある。

『昔 さすらい 琴を弾く 時にあられの ススキ 打つ に響きて 妙なれば この映を写し 琴 作る 名もイスキ打ち』ホツマ28文

  • ススキ (薄・芒)」は「すすく」の名詞形だが、「すすく」は「ささぐ (捧ぐ)」「すすむ (進む)」「そそる」などの同義語で「UPする・栄す」などの意。よってススキは「繁茂するもの」という意で「イスキ」と同義ある。したがってここでの『イスキ打ち』は「ススキ打ち」の言い換えに過ぎない。


そして最後に六弦の琴がある。これはヒカワに巣食うオロチら (アメオシヒ・シラヒト・コクミ・モチコ・ハヤコ) をイブキヌシとソサノヲが壊滅したという知らせがタカマ (中央) に届いた時、喜び踊るウズメ (天鈿女命) を見て、アマテルが桑の木で創ったもので「八雲打 (やくもうち)」と名付けられる。それをワカ姫に賜えば、ワカ姫はみごとに弾きこなす。

『タカマには 弓 打ち鳴らし ウスメ 身の 奏でるを見て 大御神 桑 以て作る 六弦琴 賜ふ ワカ姫 むつに弾く 葛・蕗・奏・茗荷・飯・領巾』ホツマ9文

  • 弓・弦 (ゆつ)』は、動詞「ゆつ」の名詞形であるが、動詞「ゆつ」は「うつ (打つ)」「あつ (当つ)」などの変態で「合わす・結ぶ・渡す」などの意で「ゆふ (結う)」と同義である。両端に渡して結んだものが「弓」であり「弦」である。「ゆみ (弓)」も「ゆふ (結う)」の変態「ゆむ」の名詞形であり、「弓・弦 (ゆつ)」の別名だといえる。
  • むつに弾く』の「むつ」は、「まつ (全)」「みつ (満)」の変態で「熟・至・完全」の意。「弾く (ひく)」は「放つ・鳴らす」の意。
  • 葛 (かだ)・蕗 (ふき)・奏 (かなで)・茗荷 (めが)・飯 (は)・領巾 (ひれ)』これらは「六ハタレ」を退治するのに使った武器の名である。くわしくはこちらこちらを参照。


『六筋の琴は 酔ひ眠る オロチに六つの 弦 掛けて 八雲打とぞ 名付くなり 葛・蕗・奏 茗荷・飯・領巾 これも手立の 名にし負ふ』ホツマ9文

  • 八雲打 (やくもうち)』は「汚穢隈討ち」という意味である。汚穢隈とは六ハタレやヒカワに巣食うオロチらを言う。琴の胴をハタレやオロチに見立て、葛・蕗・奏・茗荷・飯・領巾 の6弦 (6つの手立) を掛けてこれらを破ったことを象徴する琴である。「打 (うち)」には「弦 (ゆつ)」の意味もある。
  • 手立』とは「葛・蕗・奏・茗荷・飯・領巾」の武器をいう。
  • し負ふ (しあふ)」は「せまる (迫る・狭る)」「しめる (閉める・絞める)」などの変態で「隔たりを狭める・釣合う・匹敵する」などの意。


ワカ姫は、ソサノヲの「八雲立つ」の歌に「八雲打」で曲を付け、イナタ姫に授ける。姫は産屋の内で、その曲に合わせてこの歌を歌う。その歌曲の見事さは、ついには「八重垣内の琴歌」と称えられるようになった。

『この歌を 姉に捧げて 八雲打 琴の奏でを 授りて 歌に合せる イナタ姫 遂に貴妙 現れて 八重垣内の 琴歌ぞ』ホツマ9文

  • 貴妙 (くしたえ)』奇妙。絶妙。神妙。奇跡。
  • 八重垣内 (やえがきうち)』は「八重垣の臣の内 (妻)」という意と「生ゑ画 (産屋) の内」の意をかけている。


和歌の名手であったと共に、琴の名手でもあったワカ姫は晩年、和歌の奥義書「クモクシ文」と「シタテル姫」の名をオクラ姫に譲り、琴の奥義と「タカテル姫」の名をタカコに譲ることを遺言し、タマツ宮にて神となる。「トシノリ神 (歳徳神)」また「歳の恵みの大御神」と贈り名される。この贈り名は「押草と和歌のまじない」によってイナゴを祓い、大歳 (豊作:御歳とも言う) をもたらしたことを称えるものである。

『後にワカ姫 ひたる時 八雲・ヰススキ カダカキを 譲る 琴の音 (言の根) タカ姫を タカテルとなし ワカ歌の クモクシ文は オクラ姫 授けて名をも シタテルと なして ワカ国 玉津島 トシノリ神と 称えます』ホツマ9文

  • ひたる』は「いたる (至る)」の変態で、「完成する・果たす」の意。「人生を満了して世を去る」ということ。
  • 八雲』は「八雲打 (やくもうち)」の琴。
  • ワカ国』は、「ワカ姫が稲を若返らせた国」の意。今の「和歌山」の名は、これに由来するものと思われる。 ただ「若 (わか)」の本来の意は「沸き」である。
  • 玉津島』「玉津 (たまつ)」は「たもつ (保つ)」の変態で、「<ワカ姫の心を> 保つ・留める」の意。「島 (しま)」は「州」と同じで、「区分・区画」の意。ここには玉津島神社が「稚日女尊」を祭っている。
  • トシノリ (歳徳)』「とし (年・歳)」は「たっし (達し)」の変態で、「完成・完了・成果・収穫」などの意。「のり」は「なり (成り)」の変態で、「実現」の意。したがって「としのり」は「収穫の実現」の意である。



参考サイト:http://gejirin.com/mitinoku.html
     :http://gejirin.com/hotuma09.html



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