2017 101234567891011121314151617181920212223242526272829302017 12

スポンサーサイト

-------- --:--
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

ホツマツタエのおもしろ記事(63)『武甕槌命』

2013-02-11 18:54
ホツマツタエのおもしろ記事(63)  武甕槌命



「タケミカヅチ」は、アマテルの馬屋治め「ヲバシリ (稜威雄走神)」の子で、トヨケの曾孫に当たる。

『トヨケの孫の ミカサヒコ その子 ヒサヒコ カシマ守 雷 拉ぐ 功を タケミカツチと 名付くこれかな』ホツマ19-1文



背丈が1丈6尺あり、ホツマの中ではサルタヒコの1丈7尺に次ぐ大男。
(1間=180cm で計算すると1尺=22.5cm となる。10寸=1尺。1間=8尺。1丈=10尺。) 1丈6尺は3m60cm となる。現代人のサイズよりかなり大きいが、ホツマが伝える人間の寿命の長さ (数万年~数百万年) に比較すれば、ずっと控えめな数字ではある。8尺という長さは当時の民の男子の平均身長で、これを1間として長さを計る基準としたという。
ミカヅチは、8尺の人1万人 (千人と書かれている箇所もある) でようやく引ける岩を投げたという。

『我が生れ付き 身の丈も 一丈六尺あり 力業 八尺の人等の 万引きの 岩をも投げて』ホツマ16文



ホツマに最初に登場するのは、アマテルにヤマトの地図の作成を命じられる時である。 (この「ヤマト」が日本全土を指すのか、葦原中国を指すのかは判別できない。)

ヒノハヤヒコに 御言宣 "汝 国絵を 写すべし" ヤマト 巡りて 皆 描く』ホツマ6文



「ヒノハヤヒコ」「ヒワヒコ」「ヒサヒコ」とも呼ばれている。これが斎名なのか、通称なのか判別しがたいが、「ヒノハヤ」「ヒワ」「ヒサ」は同義の言い換えなのだろうと思われる。例えば「秀早」という意味を想定することができる。 (「早」は「早稲田」の「わ」とも読める)

『後 ヒワヒコに 御言宣 "汝 国絵を 写すべし" ヤマト巡りて 皆 描く』ミカサ5文
『この守は トヨケの孫の ミカサヒコ その子 ヒサヒコ カシマ守』ホツマ19-1文

したがって記・紀に見える樋速日神 (ヒハヤヒ) 、甕速日神 (ミカハヤヒ) は、どちらもタケミカヅチの別名と推察される。



六ハタレと呼ばれる反体制勢力が各地で蜂起した際、アマテルから「ふとまかり」を賜って「ヰツナミチ」を退治している。

『御言宣 タケミカツチに ふと環 賜えば "急ぎ 奏でん" と 高野に至る ヰツナミチ 万の獣に 化け懸かる』ホツマ8文

  • 『ふと環 (ふとまかり)』今で言うリングドーナツ。「伏兎 (ぶと)」「環餅 (まがりもちひ)」などとも言う。
  • 『ヰツナミチ』六ハタレの第三。「飯綱 (いづな)」。獣の属性を帯びてしまった人霊が、人に転生することができず半獣半人として生まれたもの。飯綱伝承では「管狐 (くだきつね)」とされているが、ホツマに登場するイヅナは猿。


アマテルはフツヌシ (経津主命)・ツハモノヌシ (兵主)・タケミカヅチの3人に命じて、 ヰツナ (半獣半人) に対して初めて「魂返し」を実施させている。

『大御神 ツハモノヌシと フツヌシと タケミカツチに 魂返し 猿去沢に 興る道かな』ホツマ8文

  • 『魂返し (たまかえし)』乱れた「魂の緒」を解き、迷える魂・魄天地の宮に返すこと。ヰチヂがこの方法論を完成する。
  • 『猿去沢 (さるさるさは)』場所不詳。魂返しにより、ヰツナが猿の魄 (肉体) から解放された地。


アマテルよりタケモノヌシの「カフ槌」と「要石槌」(ヤマトの地図作成の功による) をアマテルより賜る。

『タケミカツチは 鳴神に タケモノヌシの 枯槌と 先の国絵に 搖り 鎮む 要石槌も 賜ふなり』ホツマ8文

  • 『鳴神に』不詳。ホツマ・ミカサで何度か言及されている「イカツチ/ウツロヰ も拉ぐ」というミカヅチの功を指し、これが「タケミカヅチ」の名の由来にもなっていると思われるが、これについての具体的な説話をホツマ・ミカサに見いだすことができない。
  • 『タケモノヌシ』不詳。特定の個人を指す称号か、あるいは官職名か。これについてもホツマは何の説明もしていない。
  • 『枯槌 (かふつち)』「枯を断つもの・枯を直すもの」の物実としての金属製の槌。古事記は「頭槌・頭椎」と記す。「つち・つつ (槌・椎)」は「たち (断ち・太刀)」の変態である。
  • 『搖り鎮む (ゆりしづむ)』「地震を鎮める」の意と思われる。
  • 『要石槌 (かないしつち)』「揺の要の石槌 (ヨヨノカナメノイシツツ)」とも記されている。「揺れ (地震) を鎮める」物実としての石製の太刀と推測する。鹿島神宮には要石 (カナメイシ) の伝説があるが、これは本来は剣だったようだ。 


フツヌシと共に「カシマ立ち」を成功に導き、その功により「カシマ守」の守名を賜る。

『またミカツチは かしま 直ち 稜威を現わす モノノベの 灘 和らに 戻すより 賜ふ守部は カシマ守』ホツマ10文

  • 『かしま 立ち』ここでは動詞形で「逆しまを正す」「よこしまを立て直す」の意。
  • 『稜威を現すモノノベ』「いつ (稜威)」は、ここでは「勢い・意地」などの意。「稜威を現すモノノベ」は、大物主オオナムチの支配下にあったモノノベたちの反発・抵抗を言う。
  • 『灘 (なんだ)』は、「なだ」の音便で、ここでは「高ぶり・険しさ・厳しさ・激しさ」などの意。
  • 『和ら (やわら)』は「和しているさま」「極端が無く平らなさま」「平穏」の意。
  • 『守部 (かんべ)』「べ」は、ここでは「はべ(侍)」の略で、「はべらすもの・添えるもの・付けるもの」の意。これはつまり「名」である。「かんべ」は「守としての名」の意で、「かみな (守名)」「もろがな (守が名)」と同じ。
  • 『カシマ守』「かしま」は、ここでは「かす (和す・交す)」から派生した「かしむ (交しむ)」の名詞形で、「和・やわし・治め・直し」の意。「かしむ」の名詞形が「かしめ」である。「逆しまを正した守・よこしまを立て直した守」から「直す・正す・和す」の意のみを抽出した名といえる。現在の「鹿島」の地名はこれに由来する。


オシホミミが「タカの首」で即位すると、フツヌシと共に「羽の臣」に任命され、それぞれ「カトリ宮 (香取神宮)」と「カシマ宮 (鹿島神宮)」を本拠とする。

『フツヌシと ミカツチ 常に 侍りて 政事 守れ』ホツマ11文



タケミカツチの妻についての記述はなく、子は「ヒメ (比賣神)」という名の女子が一人いただけだった。フツヌシ (カトリ守) の甥の「アマノコヤネ (天児屋根命)」を「ヒメ」の婿とし、コヤネを世嗣とする。コヤネの父が「ヰチヂ (ココトムスビ)」、母は「アサカ姫」であるが、アサカ姫はフツヌシの妹である。

『知ろす如くに 一姫あり 嗣子なければ カスガ殿 アマノコヤネは 世に秀いで』ホツマ16文
『我が甥の ワカヒコ 先に 御使にて 酒迎して 会ひ初めて それより今に 睦じく』ホツマ16文
『カトリが妹 アサカ姫 ココトムスビの 妻として 生むカスガマロ ワカヒコぞ』ホツマ8文




タケミカヅチは、天君の露払いの先陣を常磐に守り続け、フツヌシもこれに倣ったという。

『進み出る タケミカツチが 十六丈の 万に過ぐるる 力にも』ホツマ8文
『"フツヌシ 好し" と 皆 言えば  タケミカツチが 進み出で "あに唯一人 フツヌシが 優りて我は 優らんや"』ホツマ10文
『常磐に守る 天神の 汚穢の禊の 先駆は フツヌシ守も 倣ふなりけり』ミ逸文




天君の露払いの先陣は世を去ってからも健在だったらしく、神武東征中ニシキドに苦戦する時、タカクラシタの夢に登場し、「フツのミタマ」の剣をタケヒトに奉らせている。

『タケミカツチに 御言宣 "国 騒やければ  汝 行け" 神に答えは "行かずとも 国平け剣 下さん" と 神も "宜なり" "ミカツチの フツのミタマを 倉に置く これ 奉れ"』ホツマ29文



参考サイト:http://gejirin.com/hotuma06.html
     :http://gejirin.com/hotuma08.html
     :http://gejirin.com/hotuma10.html
     :http://gejirin.com/hotuma11.html
     :http://gejirin.com/hotuma16.html
     :http://gejirin.com/hotuma19-1.html
     :http://gejirin.com/hotuma29.html
     :http://gejirin.com/mikasa-itubun.html



スポンサーサイト

トラックバックURL
http://divinehuman.blog.fc2.com/tb.php/74-301d49b7
トラックバック
コメント
管理者にだけ表示を許可する
 
プロフィール +

御預二号

Author:御預二号
FC2ブログへようこそ!

最新記事 +
最新コメント +
最新トラックバック +
月別アーカイブ +
カテゴリ +
検索フォーム +
RSSリンクの表示 +
リンク +
ブロとも申請フォーム +
QRコード +
QR
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。