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ホツマツタエのおもしろ記事(64)『経津主神』

2013-02-11 22:54
ホツマツタエのおもしろ記事(64)  経津主神



「フツヌシ」についてはホツマに身元・素性の記載は無く、誰の子かわからない。また子も無かったようである。唯一記載されているのはフツヌシの妹に「アサカ姫」がいて、この姫は「ヰチヂ (別名:ココトムスビ)」の妻となり、「アマノコヤネ (天児屋根命)」を生んでいるということだけである。

『"心地 明す如" と 里の名も 翁が守も 賜われば カトリが妹 アサカ姫 ココトムスビの 妻として 生むカスガマロ ワカヒコぞ』ホツマ8文


これは推測に過ぎないが、後にオシホミミ羽の臣として、トヨケの曾孫のタケミカヅチと共に上総に配置されているのを考えると、フツヌシもヒタカミ系なのかもしれない。



六ハタレと呼ばれる反体制勢力が各地で蜂起した際、アマテルから「粔籹」と「蕗」を賜って「イソラミチ」を退治している。

『また早雉は 大ハタレ 根の立山に 現れて 安濃に至れば 守議り フツヌシ 遣りて これを討つ』ホツマ8文
『君 考えて イソラミチ 粔籹と蕗と 賜われば フツヌシ 諸と 弓懸して 新に向かいて 矢を求む』ホツマ8文

  • 『ハタレ』人の妬みや恨みなどの程度の低い想念が、生き霊となったもの、これを「イソラ」とか「ハハ」とか言うが、「イソラ」や「ハハ」が物質化 (生き物に取り憑く) すると「オロチ」や「ハタレ」と呼ばれるものとなる。 語義は「はたる」という動詞の名詞形で、「はたる」は「はづる (外る・恥ずる)」「はてる (果てる)」などの変態。意味は「反り・曲り・はずれ」また「落ちこぼれ・できそこない・成れの果て」などの意。
  • 『根の立山 (ねのたてやま)』根国の立山。
  • 『安濃 (あの)』伊勢国安濃郡 (現在の三重県津市)。
  • 『イソラミチ』イソラ(卑霊)が人や獣に憑いて化けたもの。「ミチ」というのは「満ち」で、「進化・熟成して化けたもの」というような意味。「かみ (醸み)」とも言う。
  • 『粔籹 (おこし)』アマテルがイソラミチとの戦いで、フツヌシに授けた呪いの武器。これを投げ入れると、敵は争い貪った。「おかし(お菓子)」という言葉は「おこし (粔籹)」から来ているように思われる。
  • 『蕗 (ふき)』イソラミチとの戦いにおいて、アマテルがフツヌシに授けた呪いの武器。これを焚き燻して、敵を咽せさせた。
  • 『弓懸 (ゆがけ)』弓を射る時、弦で指を傷つけないために用いる革の手袋。


また、やはり六ハタレの一つに「ヰツナミチ」という族がいて、「タケミカヅチ (武甕槌命)」がこれを退治しているが、アマテルの命により、フツヌシ・ツハモノヌシ・タケミカヅチの3人は、生き残ったヰツナ100人に対して、初めて「魂返し」を実施している。

『大御神 ツハモノヌシと フツヌシと タケミカツチに 魂返し 猿去沢に 興る道かな』ホツマ8文

  • 『魂返し (たまかえし)』乱れた「魂の緒」を解き、迷える魂・魄天地の宮に返すこと。ヰチヂがこの方法論を完成する。
  • 『猿去沢 (さるさるさは)』場所不詳。魂返しにより、ヰツナが猿の魄 (肉体) から解放された地。


この功により、橘山の治めを授かり、また「カトリ守 (香取神)」の名を賜る。

『またフツヌシは "橘山を つかさとれ" とて カトリ守』ホツマ8文

  • 『橘山 (かぐやま)』日本に下ったクニトコタチが、トコヨの木 (橘) を植えたことによる富士山の別称。
  • 『カトリ守 (かとりかみ)』の名は「グ山をつかさとれ」から来ている。「富士山麓の地を治める守」という意だが、その範囲は東海から北関東までを含む。これは「ホツマ国」の範囲と同じである。


タケミカヅチと共に「カシマ立ち」を成功させる。

『逆ふは斬りつ 服ふは 褒めて 諸守 率いつつ 天に返れば 代の殿 政を執りて 御言宣 "汝 フツヌシ アワウワの 徹る導き 盛んなり』ホツマ10文

  • 『天 (あめ)』は、ここでは「中央・中央政府・都」などの意で「タカマ」と同じ。「天」の原義は「上・高」である。なぜそれが「中央」の意になるかというと、中心にある「東京駅」を発する電車が全部「下り」なのと同じ理由である。
  • 『代の殿 (こふのとの)』君の代理を務める臣。7代タカミムスビのタカキネが病弱なオシホミミに代って中央の政を執るため就任した役職。
  • 『アワウワ』は「混沌・無秩序」を表す言葉。原義は「泡泥」で「アワウビ・アホウビ・アウ」とも言い、「あやふや」「うやむや」「わや」に同じ。
  • 『徹る導き (とふるみちびき)』「徹る」は「達する・至る・完了する・終わる」の意で、ここでは「(混沌・無秩序の) 終焉を導いたこと」の意。
  • 『盛ん (さかん)』は「さかり (盛り)」の音便で、「さかる (盛る)」の名詞形。「さかる」は「高まる・栄える・優れる・至る」などの意。「さかん」は、ここでは「優秀・秀逸・見事」などの意。


オシホミミが「タカの首」で即位すると、ミカヅチと共に「羽の臣」に任命され、それぞれ「カシマ宮 (鹿島神宮)」と「カトリ宮 (香取神宮)」を本拠とする。

『フツヌシと ミカツチ 常に 侍りて 政事 守れ』ホツマ11文



フツヌシは「カトリ上君」「上つ君」と尊ばれており、これはオシホミミの左の臣、つまり最高位の臣であることを示す敬称であるように思われる。
「左」は日の昇る「東」を、「右」は日の沈む「西」を表し、「左」の方を格上と見ていたようだ。「昇る」は「陽・天」、沈むは「陰・地」を象徴するからである。 (参照:天地創造)

『右はヒタカミ 央君と カル君翁 次 カトリ上君 及び カシマ君』ホツマ13文
『我 願わくは 上つ君 橋架け なして 給わんや』ホツマ16文




天君の露払いの先陣を常磐に守り続けるタケミカヅチ、フツヌシもその姿勢を倣ったという。

『常磐に守る 天神の 汚穢の禊の 先駆は フツヌシ守も 倣ふなりけり』ミ逸文



フツヌシには嗣子はいなかったらしい。甥のアマノコヤネに家督を譲っている。このためコヤネは、自分の父 (カスガ) の家督、母の実家の家督 (カトリ)、妻の実家の家督 (カシマ) すべてを一手に引き継ぐことになる。これが春日大社や枚岡神社や大原野神社などに、コヤネ夫妻に加えてフツヌシとタケミカヅチが祭られる理由である。

『ホツマ国 治まる後に フツヌシの カトリの道を 悉く コヤネに授け 隠れます カシマの道の 奥も皆 コヤネに授く カスガ殿 魂返しなす 奥法も コヤネに授く この故に 四方の纏も 自ずから 一人に着けり』ホツマ16文

  • 『カスガ殿』とは、「大和国のカスガ県を治める臣」という意で、ヰチヂの別名である。
  • 『四方の纏 (よものまつり)』「四方」とは「カスガ」「カトリ」「カシマ」の三方に、コヤネ自らの「イキス (息栖宮)」を加えて四方と言うのだろう。「纏 (まつり)」は、ここでは「連なり・継続」の意。


神武東征中ニシキドに苦戦する時、タケミカヅチがタカクラシタの夢に登場し、「フツのミタマ」の剣を神武に奉らせている。 この剣の意味する所は不詳であるが、伝説の剛勇であるタケミカヅチが登場する以上、その双璧の剛勇フツヌシの霊魂を合せてこそ完璧な威力を発揮できるということか。

『タケミカツチに 御言宣 "国 騒やければ  汝 行け" 神に答えは "行かずとも 国平け剣 下さん" と 神も "宜なり" "ミカツチの フツのミタマを 倉に置く これ 奉れ"』ホツマ29文



最後にフツヌシの名の語義を考えてみよう。
「ぬし (主)」は「うし (大人・氏)」「をさ (長)」「よし (寄し)」などの変態で、「治める者・束ねるもの・司・長」を表す。だから「フツヌシ」は「フツの司」という意味である。

では「フツ」とは何なのか?
フツヌシは「カグ山をつかさとれ」と「カトリ守」の名を与えられ、富士山麓の地 (東海・関東) の治めを預かるが、この地域は「ホツマ国」とも呼ばれると先に述べた。
「ほつま」は非常に多くの意味をもつ言葉であるが、基本的には「ほつむ」という動詞の名詞形である。そして「ほつむ」は「ほつ」という動詞から派生している。この「ほつ」と「ふつ」は互いに変態である。

だからフツヌシの「ふつ」は「ほつま」と同じと見て良いと思われる。
つまりフツヌシは「ホツマの主」「ホツマ国の司」という意だと考える。



参考サイト:http://gejirin.com/hotuma08.html
     :http://gejirin.com/hotuma10.html
     :http://gejirin.com/hotuma11.html
     :http://gejirin.com/hotuma13.html
     :http://gejirin.com/hotuma16.html
     :http://gejirin.com/hotuma29.html
     :http://gejirin.com/mikasa-itubun.html
     :http://gejirin.com/mitinoku.html



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