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ホツマツタエのおもしろ記事(68)『金華山』

2013-02-15 07:07
ホツマツタエのおもしろ記事(68)  金華山



アマテル神 (陽陰垂る神) は、太陽神霊と太陰神霊が人として世に現れたものであり、したがって陽陰両性を併せ持つ神人 (妹背神) であるが、太陽霊 (日霊) の属性を優先視して「日の神 (ひのかみ)」「日の君 (ひのきみ)」「天日の神 (あまひのかみ)」「天日分宮・天日若宮 (あひわかみや)」と呼ばれることが多い。初日の出と共に誕生していることも一因であろう。
斎名の「ワカヒト」は「分日人」の意であるし、赤子のアマテルが自ら発声したという「オホヒルキ」は「大日霊貴・太陽霊貴」の意である。

『日の神を生む その御名を 大日霊貴とぞ 称えます 地 麗しく 照り徹る』ホツマ3文
『二十一鈴 百二十五枝 年キシヱ 初日 ほのぼの 出づる時 共に生れます』ホツマ4文




ワカヒトはトヨケ (豊受大神) に教育を受けるためにヒタカミへ移るが、ワカヒトの光が照り通って八方に黄金が放出したという。

『御幸の君は 八房輿 御乳つ母 侍る 方輿も 皆 ケタツボの ヤマテ宮 御子の光の 照り徹り 八方に黄金の 放さけば』ホツマ4文

  • 『八房輿 (やふさこし)』八角形に造ったアマテルの外出用の乗物。鳳輦。くわしくはこちらを参照。
  • 『御乳つ母 (おちつも)』御乳人 (おちのひと) の同じ。貴人の乳母 (ちも・うば・めのと)。
  • 『方輿 (けたこし)』不詳だが、神人のアマテルが八角形の乗物に乗るのに対して、普通の人は四角形の輿に乗せて差別化したのだろう。
  • 『ケタツボ』ヒタカミの政庁都市。「けた」は「かす (離す)」の変態の「けつ」の名詞形で「離れる・分れる・発す・起る」などの意。「つぼ (壺)」は「つも (積)」の変態で「集中・集積・中心・都市」などの意。つまり「けたつぼ」は「(日の) 発する所の都市」「東の都」の意。
  • 『ヤマテ宮』アマテルがヒタカミ滞在中に住んだ宮。「あまつ宮 (天地つ宮・陽陰つ宮)」「あめの宮 (天地の宮・陽陰の宮)」とも呼ばれていることから、「やまて」は「やわす (和す)」や「あわす (合わす)」の変態「やまつ」の名詞形で、「やまと (和)」と同義と考える。「やわす・あわす」の原義は「合う/合わす」だが、これは「やわ (陽陰)」「あわ (陽陰)」が動詞化したものである。
  • 『放さく (はなさく)』は、「はな (離ぬ・放ぬ)」+「さく (離く・放く・裂く)」の複合動詞で「放出する」の意。


この記事から知れるのは、「ワカヒトから放出される光のエネルギーが、地球の物質に何らかの作用を及ぼし、その反応としてそれらは黄金を放出する」というふうに考えられていたということである。
「黄金」は「きがね・くがね・こがね」などと読むが、「黄」の意は、「き (輝・貴)」「か (明・日・光・華・活)」である。したがって「日の光 = 黄・輝・貴」「光 (こう) = 黄 (こう)」「陽 (よう・を) = 黄 (おう)」と見て良い。だから日の神「太陽霊貴 (おほひるき)」の光を浴びたものが黄金を放出するというのは、理にかなった自然な発想と言えるのである。



黄金の放出については、もう少し詳しい記事がある。
アマテルの御使として、ヒタカミの「タカのコウ」にいるオシホミミ (天忍穂耳尊) に、三種の宝を授与したアマノコヤネ (天児屋命) は、そこで黄金の放出を目にする。その後のある時、近江で中央の政を執っていた「代の殿」タカキネ (高木神) に会う機会があった。タカキネは幼名をフリマロと言い、アマテルのヒタカミ滞在中、常に側に侍っていたのである。コヤネはタカキネに、ヒタカミの黄金について聞いてみた。

『ある日 ワカヒコ 代殿に 上り 黄金の 放を問ふ』ホツマ11文

  • 『ワカヒコ』アマノコヤネの斎名 (本名)。
  • 『代殿 (かうとの)』「代の殿」に同じ。
  • 『放 (はな)』「はぬ (離ぬ・放ぬ・撥ぬ・刎ぬ)」の名詞形。


『タカギ 答えて "日の君の 宮 守る カラス 黄金 吐く 終に木・茅も 黄金 放く 砂子 海鼠も 然々と 眺め違わず 黄金 放く 日栄 見る山" と 讃え給いき』ホツマ11文

  • 『放く (さく)』「さく (離く・裂く・割く・避く)」に同じ。「離す・放つ」の意。
  • 『砂子 (いさご)』は「いしこ (石子)」の変態。「小さく分かれたもの」の意で「まさご (真砂)」とも言う。
  • 『海鼠 (うみこ)』は「なまこ」と同じと思う。この「こ」は「蚕」で「イモ虫状で白い糸を吐くもの」を言うと推測する。
  • 『然々 (しかじか)』は「如々」「近々」で、「隔たりの無いさま・匹敵するさま。同様なさま」の意。
  • 『日栄 (ひさ)』「日」は「日霊 (ひる)」で、「日の神アマテルの放つ光・エネルギー」。「栄 (さ)」は「栄・騒・聳・精・冴・南」の意。よって「日栄 (ひさ) 」は、「日の神が放つエネルギーの栄え/映え/威勢」などの意。


そしてどうやら、上に言う「日栄見る山」が「金華山 (きんかざん)」の伝説の起源である。
宮城県の牡鹿半島の沖合にある島が金華山と呼ばれており、この島には黄金山神社 (こがねやまじんじゃ) もある。もう一つの候補地は、宮城県遠田郡涌谷町涌谷にある黄金山神社 (こがねやまじんじゃ) で、こちらが日本最初の産金地とされている。最初といっても聖武天皇の時代 (749年) のことで、ホツマの歴史のスケールで計ればほんの1時間前の話であるが。

アマテルが滞在したヒタカミの政庁都市「ケタツボ」は、後にオシホミミがここに遷都して「タカノコウ (高の首・高の京)」と名付けられている。『多賀の都』のページで述べたように、この都は、多賀城や鹽竈神社の所在地をその中心とする地区だったと考えている。したがって上記の黄金山神社はどちらも遠すぎるのである。

ホツマには「トヨケは日毎にアマテルのもとに通った」とする記述があることから、「日の君の宮 (=ヤマテ宮)」は、トヨケが居住するヒタカミの政庁殿の敷地内に建っていた考えている。また上記のホツマの記述は、「日の君の宮」=「日栄見る山」と言っているように感じる。だから「日の君の宮」は「日栄見る山」にあったと考えるのである。

そしてトヨケの住む政庁殿と「日の君の宮」は、現在の鹽竈神社の位置に在ったと考えたいのである。
というのは、まず『砂子 海鼠も 然々と 眺め違わず 黄金 放く』とあるので、比較的海岸に近い場所だったはずだからである。
次にこの地域の航空写真を見ると、他に「山」と呼べそうな高台が見当たらないからである。
最後に鹽竈神社と同一の境内ある「志波彦神社」の由緒が不明であり、しかもこちらが名神大社だということである。

何が言いたいのかというと、ヒタカミの政庁殿が「鹽竈神社」で、日の君の宮 (=ヤマテ宮) が「志波彦神社」ではないのか、ということなのである。

(志波彦神社は以前は七北田川の畔にあったということだが、元来は鹽竈神社と同じ場所にあったものが、何らかの理由により他の地に移され、その後も幾度か移転してる内に、偶然か神の意志か、結果的に元の場所に戻ったのかもしれない。それにヒタカミの政庁都市にある名神大社なら、ホツマにその由緒の痕跡が無いとは思えないのである。)

オシホミミは「タカノコウ (高の首・高の京)」に遷都した時、ヤマテ宮の跡を「ツボ若宮」としており、「シハヒコ」は「オシホミミ」を指すのかもしれない。

『ヒタカミの 御座の跡に また都 移して名づく タカのコフ』ホツマ11文

  • 『御座 (みくら)』は「神や天君の座所」を言う。ここでの御座は、アマテルがヒタカミ滞在中に住居としていた「ヤマテ宮」を指すと思われる。


そんなわけで物的証拠が無いのが残念だが、鹽竈神社と志波彦神社が鎮座する「一森山 (いちもりやま)」を「日栄見る山=黄金山=金華山」と考える。



参考サイト:http://gejirin.com/mitinoku.html
     :http://gejirin.com/hotuma03.html
     :http://gejirin.com/hotuma04.html
     :http://gejirin.com/hotuma11.html



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>宮城県の牡鹿半島の沖合にある島が金華山と呼ばれており、この島には黄金山神社 (こがねやまじんじゃ) もある。<

 先月、参拝してきました。仙台から車で二時間。鮎川の港からモーターボートを借り切って、20分ほどの波きりで、島ならぬ、山(○○島でなく、「山」なのは、全国ここだけときいた)についた。

 震災の傷跡が生々しく、桟橋も復旧途上であり、境内は倒壊した石楼その他がごろごろ転がり、社殿の石垣も、かなりダメージを受けてゐました。

 正式参拝では、護摩焚きの祈祷があり、神仏習合といふか古式の礼拝に心にこみ上げるものがありました。

 今年は、当たり年(巳年大祭)であり、10月末まで大祭期間です。

 現在のご祭神は金山毘古と金山毘売他だが、山頂には、国常立尊をまつる。而して、さらに重きを置くのは、辯財天信仰。

 「江ノ島・厳島・竹生島・天河と共に日本五大辯財天の霊地ともされます。」(神社公式サイトより)

 辯財天が、いかなる神を表象するか。これは、本朝民衆信仰の大いなる問題点なり。

 ともあれ、この神社は三年参拝すると一生涯お金に困らないさうです。来年も、行くなり。
宏道 | 2013-10-24 20:55 | 編集
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