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ホツマツタエのおもしろ記事(77)『妹背鈴明4』

2013-02-22 16:25
ホツマツタエのおもしろ記事(77)  妹背鈴明



『来末 思ふに 戒めの 無ければ乱る』

  • 『来末 (こすゑ)』来る末。来世。「末」は、ここでは「先 (さき)」の意。あるいは「(未だ) 来ず方」かも。
  • 『戒め (いましめ)』は「いむ (忌む・往む)」+「しむ (使役)」の名詞形で、「離し・分け・区別・忌避」などの意。
  • 『無ければ (なければ)』ば、形容詞「無し (なし)」の已然形。「なし」は「のく (退く)」+「し (如・然)」の変化で、「退く如きさまである」の意。
  • 『乱る (みだる)』は「まじる (混じる)」の変態。自動詞 (乱れる)・他動詞 (乱す) どちらにも用いる。
  • 『来末 重ふに戒めの無ければ乱る』
    来世を重んじる時、(善悪の) 分別が無ければ混乱をきたす。


『ハタレマの 宝 集めて 末 消ゆる これ 鈴暗ぞ』

  • 『ハタレマ』「ハタレの者」「生き霊に唆されている者」の意。人の妬みや恨みなどのねじ曲がった想念が、生き霊に転じたものを「イソラ」とか「ハハ」とか言うが、「イソラ」や「ハハ」が人に取り憑くと「ハタレ」や「オロチ」と呼ばれるものとなる。
  • 『宝 (たから)』は「たかみ (高み)」の変態で「高きもの・優れ勝るもの・栄え」を言い、「とみ (富) 」の同義語。
  • 『末 (すゑ)』将来。未来。
  • 『消ゆる (きゆる)』は「きゆ (消ゆ)」の連体形。「きゆ」は「かる (枯る)」「くる (暮る)」などの変態で「下る・劣る・衰える・果てる」などの意。
  • 『鈴暗 (すずくら)』「鈴 (すず)」は、「すすむ (進む)」の原動詞「すす」の名詞形で、「進み・進展・延伸」を意味する。「くら (暗)」は「くる (暮る)」の名詞形で「くれ (暮)」「かれ (枯)」「くろ (黒)」などの変態。「すずくら」は「進展の低調なさま」「未来の暗いさま」を言う。
  • 『ハタレマの 宝 集めて 末 消ゆる これ 鈴暗ぞ』
    生き霊に唆された者がやるように、人生を富の蓄積に費やしていれば未来は暗い。これを「鈴暗」と言う。


『生きの内 欲を離るる これは鈴明ぞ』

  • 『生き (いき)』は「いく (生く)」の名詞形。「いく」の「生く・行く・活く」は、どれも「(正の方向に) 進展変化する」が原義である。「生き」は、特に「この世における進展変化」を言う。
  • 『欲 (ほし)』は「ほす・ほっす (欲す)」の名詞形。「ほす」は「おしむ (惜しむ・愛しむ)」の原動詞「おす (惜す・愛す)」の変態で、「(心に) 合わす・寄せる」の意。
  • 『鈴明 (すずか)』「鈴 (すず)」は、「すすむ (進む)」の原動詞「すす」の名詞形で、「進み・進展・延伸」を意味する。「か」は「明・日・華・光・活」の意。「すずか」は「進展の高調なさま」「未来の明るいさま」を言う。
  • 『生きの内 欲を離るる これは鈴明ぞ』
    人がこの世に生きる間、欲から解放される、これを「鈴明」と言う。


チチ姫は 垂より出でて ワカヒコに 
『今 聞く 'スズカ' 我が斎名 君 賜われど 訳 知らず また説き給え』


  • 『チチ姫』タクハタチチ姫 (栲機千々姫) タカキネの娘で、オシホミミの内宮 (中宮)。
  • 『垂 (たれ)』「垂れるもの」の意。すだれ。御簾 (みす)
  • 『ワカヒコ』アマノコヤネの斎名 (いみな:本名)。


『鈴は真榊 穂末 伸び 年に寸半の 六万穂木 欲気を離れば 鈴明なり 宝 欲しきは 末 消ゆる』

  • 『鈴は真榊 (すずはまさかき)』真榊」は「鈴の木」とも言う。「まさかき」は「まさか」+「木」。「まさか」は「やさか (弥栄)」の変態で、「いよいよ栄えるさま」の意。これは「鈴 (すず)」の意味する「進展・延伸」と同義である。
  • 『穂末 (ほずゑ)』穂先。「ほ (穂)」は「放・発」の意で「分れ出るもの・放出するもの・生え出づるもの」を言う。「は (葉・端)」「ゑ (枝)」も原義は同じ。「末」は、ここでは「先 (さき)」の意。
  • 『寸半 (きなか)』半寸 (1寸の半分)。1寸≒2.25cm。10寸=1尺。
  • 『鈴は真榊 穂末伸び 年に寸半の六万穂木』
    「鈴の木」を「真榊」とも言うが、この木の穂は1年に半寸しか伸びない代わり、6万年もの寿命を持つ木である。 (「痩せ馬の道急ぎ」「大器晩成」を言っている。)
  • 『欲気 (ほしゐ)』「ゐ (気・謂・意)」は「(内に) 含むもの・湧くもの」の意。
  • 『欲気を離れば鈴明なり 宝 欲しきは末 消ゆる』
    欲気から解放されれば未来 (来世) は明るい。富や栄華に心を傾ける者は未来 (来世) を失う。


時にカル君 進み言ふ 『何ぞ 咎むや 我が宝 人 称ゆるぞ』
この応え 『他人の幸 我が迷ひ 曲り苦しむ』

  • 『カル君 (かるきみ)』「かる」は「離る」で、「あかる (散る)」「つかる (尽かる・津軽)」と同義。「カル君」は、出雲を離れて津軽の守となったオオナムチを指す。詳しくは『天日隅宮』を参照。「きみ (君)」は「きむ (極む)」の名詞形で「極み・頂点」が原義だが、人に対する尊敬の代名詞としても使われる。
  • 『何ぞ (なんぞ)』は「なにぞ」の音便で、「なぞ (何ぞ・謎)」「なぜ (何故)」「なんで (何で)」「など (何ど)」にも訛る。
  • 『何ぞ 咎むや我が宝 人 称ゆるぞ』
    どうして我が富を蔑むのか。みんな称賛するぞ。
  • 『他人 (ひと) の幸 我が迷ひ 曲り苦しむ』
    他人が繁栄しているのを見ると自分の心もそれに傾く。しかしそれが得られない時には、羨み・妬みといったねじ曲がった思いが心を占拠する。これは苦しみ以外の何物でもない。


また曰く『楽しく居らば』
カスガ また 『結を知れるや 天地に生け 天地に還るぞ』
カスガ また 『君にても欲し 民は尚 '涼かの文' を 見ざるかや』


  • 『楽しく居らば』
    ならば、心の迷い・曲りを持たず楽しくしていられるなら、富も問題ないというわけだな。
  • 『結 (うい)』は「ゆひ (結)」の変態。ここでは「結び・結論・行き着く所」などの意。
  • 『知れる』は「知る」の連体形。
  • 『天地 (あめ)』=陽陰=日月。
  • 『結を知れるや 天地に生け 天地に還るぞ』
    しかし、そもそも人の行き着く所をご存知か。天地に生を受け、終われば天地に還るのである。(つかの間のこの世で富を得ることが一体何になろうか。)
    『長らい代々に 楽しみて 尽くれば 還す 身は黄泉 心は天に 還え 生まれ 幾たび代々に 楽しめば 人の生まれは 日の出なり 罷るは 入る日』ミ4文
  • 『君にても欲し 民は尚 '涼かの文' を 見ざるかや』
    それに、貴君ですらまだ欲心がある。貧しい民はなおさらである。(彼らが心の迷い・曲りを持たずにいるなどということは到底不可能である。) クシヒコが、欲に囚われることを諌めた「涼かの文」を見たでしょう。
    『我 涼かにて 父母に "ホロロ 泣けども 鉤の鯛ぞ 肴と切るも 愚かなり タカマは民の 笑す尊意 いとかけまくぞ 御言宣" 我が父 退らば 諸共』ホ10文  (参照:『鹿島立ち』)


翁 頷き『クシヒコが 諌めの "涼か" 今 解けり 苦しみは何』

  • 『クシヒコ』オオナムチの長男で、事代主として大物主オオナムチに代わり中央の政を司る。「鹿島立ち」の後はオオナムチに次いで2代大物主となる。 詳しくは『大国主』を参照。
  • 『諌め (いさめ)』は「おさめ (収め・治め)」の変態で「(逸脱の)合わせ・収め・直し」などの意。
  • 『涼か (すずか)』「すずか」は多義で、「濯か・清か・涼か」 (心がまっすぐで執着が無く清らかなさま)、またそれが故に「鈴明」 (行く末が明るいさま) の意を表す。 「鈴 (すず)」は、「すすむ (進む)」の原動詞「すす」の名詞形で、「進み・進展・延伸」を意味する。
  • 『クシヒコが諌めの "涼か" 今 解けり 苦しみは何』
    クシヒコの諌めの「涼か」の意味が、ようやく今わかった。心が迷い曲がった時の苦しみとはどういうものか?


カスガ 説く 昔 トヨケの 御言宣
『我 三世を知る 初の世は クニトコタチぞ 天に逝き 周る元明の 守 定め』


  • 『トヨケ (豊受大神)』5代タカミムスビのタマキネ。
    詳しくは『豊受大神』を参照。
  • 『クニトコタチ (国常立尊)』ウヒヂニ・スヒヂニより前の、世にまだ男女の別が無かった時代の、陽陰両性を併せ持つ独り神の総称。
    詳しくは『国常立尊』を参照。
  • 『周る (みる)』は「まふ (舞う)」の変態で、「まわる・めぐる・取り囲む」などの意。
  • 『元明 (もとあけ)』星とされた四十九神の総称。
  • 『我 三世を知る 初の世は クニトコタチぞ 天に逝き 周る元明の 守 定め』
    我は過去3回の人生を記憶する。最初はクニトコタチとして世に生まれた。天に還って、(アメノミヲヤを中心に)周る元明の守の配置を定めた。


『二世 ムスビの 百万寿 逝きて魂の緒 和すを聞く』

  • 『ムスビ』は、タカミムスビの略。ここでは初代タカミムスビの「キノトコタチ (東の常立)」を指すと思われる。
  • 『魂の緒 (たまのを)』人間は魂と魄 (たま・しゐ) の結合によって、この世での生命を得ているが、魂の緒が介在することによって魂と魄を結んでいる。魂の緒の介在はクニトコタチの時代の人間にはなかったようで、おそらく人間に男女の別を設ける時に、魂の緒も人に付けられたと推測される。天に還ったキノトコタチがこれを司ったと言う。
  • 『和す (なす)』は「なす (成す・為す)」と同じ。ここでは「合わす・付ける」の意。
  • 『聞く (きく)』は「かく (掛く・交く)」の変態。「合わす」が原義で「(自己に) 合わす・収(治)める・執る」などの意。
  • 『二世 ムスビの 百万寿 逝きて魂の緒 和すを聞く』
    次の世は初代タカミムスビとしての百万年の人生であった。天に還って、人に魂の緒を付けることを司った。


『今 タマキネも 八万歳 欲に貪る 心 無く 行き来の道も 覚え知る』

  • 『貪る (むさぼる)』は、「むす (結す)」+「ほる (欲る・恍る・惚る)」の複合語。「むす」「ほる」、共に「合わす」の意で、「むさぼる」は「(心・身を) 合わす・執心する」などの意。
  • 『行き来の道 (ゆききのみち)』は「この世とあの世を循環する法則」の意。
  • 『覚え知る (おぼゑしる)』は「思い知る」の変態で、ここでは「誰から教わること無く悟る・思い出す」というような意味。
  • 『今 タマキネも八万歳 欲に貪る心 無く 行き来の道も覚え知る』
    そして今、5代タカミムスビのタマキネとして生まれて8万年。すでに欲に囚われる心無く、この世とあの世を行き来するシステムも自ずと悟る。


『陰陽を結びて 人心 世に還る時 直ぐなれば また良く生まれ 汚欲は 敢え還らぬぞ』

  • 『陰陽 (めを)』は「魂と魄」を言っている。
  • 『人心 (ひとこころ)』人の心。これは魂の緒を指している。魂の緒は、十六万八千のモノや、世に生きた経験が添うことによって、人間性が形成される部分で、人の意識・心・精神といったものは「魂」ではなく、むしろ「魂の緒」の方を指す。
  • 『汚欲 (よこほし)』よごれた欲。よこしまな欲。
  • 『敢え還らぬ (あゑかえらぬ)』「あゑ」は、打ち消しの語を伴って「~できない」の意を表す。つまり「ゑ (得・能) ~ず」と同じ。「敢え還らぬ」は「還ることができない」の意。
  • 『陰陽を結びて 人心 世に還る時 直ぐなれば また良く生まれ 汚欲は 敢え還らぬぞ』
    魂と魄を結んで人の心が世に還った時、その人生が直ぐなものであれば、いったん天 (正確には「ムナモト (日)」と「ミナモト (月)」) に還った後に再び人として世に生まれることができる。しかし、よこしまな欲に曲がった人生だった場合、魂と魄は還るべき所に還ることができない。(その結果、死してなお世に徘徊したり、獣に転生したりすることになる。)


また問わく『火は陽に還り 水は陰に 人は人実に 還らんか』

  • 『火は陽に還り 水は陰に 人は人実に還らんか』
    火は陽に還り、水は陰に戻ると言うが、人は人の本質に戻らないのか?


曰く 『莠や オノコ草 稲・栗 成らず 肖りて 人も生まるる道 忘る』

  • 『莠 (はぐさ)』水田に生えて稲を害する雑草。エノコログサの類。たのひえ。-広辞苑より-
  • 『オノコ草 (おのこぐさ)』狗尾草 (えのころぐさ) と同じと思われる。
  • 『莠やオノコ草 稲・栗 成らず 肖りて人も生まるる道 忘る』
    莠やオノコ草が近くに生えていると、稲や粟は実らない。それと同様に人も、人間の本性から外れた物事に感化されると、人としての「行き来の道」を忘れてしまうのである。


『例えば 嗜む 枯らし虫 魚・鳥・獣 合い求む」

  • 『嗜む (たしむ)』は「たす (足す・治す)」+「しむ (染む)」の合成語。両語とも「合わす・寄る」などの意。「なじむ (馴染む)」の変態。
  • 『枯らし虫 (からしむし)』不詳。虫全般を言うのかもしれない。魚・鳥・獣の餌らしい。これを人が食すると、魚・鳥・獣の属性に肖ってしまい、人に転生できなくなる危険があるという。人を枯らしてしまうので「枯らし虫」か。
  • 『合い求む』「あふ (合う)」+「もとむ (求む)」の複合。両語共に「合う・寄る・近づく」などの意。
  • 『例えば 嗜む 枯らし虫 魚・鳥・獣 合い求む』
    例えば枯らし虫を食べることに馴染んでしまうと、魚・鳥・獣の属性に寄り合ってしまい、それらの転生サイクル (行き来の道) に迷い込んでしまう可能性がある。
    『魂の緒も 乱れて 元に 還らねば 魂・魄 迷ひ 苦しみて 獣の種を 合い求む』ホ15文



参考サイト:http://gejirin.com/hotuma13.html
     :http://gejirin.com/mitinoku.html



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