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ホツマツタエのおもしろ記事(78)『妹背鈴明5』

2013-02-23 14:08
ホツマツタエのおもしろ記事(78)  妹背鈴明



『てれば宝は 何のため』

  • 『てれば (者)』であれば。なれば。じゃあ。
  • 『てれば宝は 何のため』
    なれば何のために富は存在するのか?


『褒衣 美味きに 耽る故 稀に生まるも 貧しくて 奴となりて 実を凌ぎ 人 楽しまず』

  • 『褒衣 (ほめは)』高級な衣服。「ほむ (秀む・誉む)」+「は (衣)」。「は」は「(身に) 合わすもの・召すもの」の意。
  • 『美味き (うまき)』うまい食物。「うむ (熟む)」+「し (如)」の連体形。
  • 『耽る (ふける)』は「更ける・深ける・老ける」と同じで、「進展する・深める」の意。
  • 『奴 (やつこ)』は、ここでは「や (弥)」+「つく (付く)」の名詞形。「いよいよに付着すること/もの」を言い、「専心」「執着」「虜 (とりこ)」などの意。「やっき(躍起)」とは「やつこ」の変態ではないかと思う。
  • 『凌ぐ (しのぐ)』は「しぬ (退ぬ・散ぬ)」+「のく (退く)」の合成語で、「しりぞける・しいたげる」と同義。
  • 『楽しむ (たのしむ)』は「高める・栄す・優れさす」などが原義。
  • 『褒衣 美味きに耽る故 稀に生まるも貧しくて 奴となりて実を凌ぎ 人 楽しまず』
    (富を持つと) 身を飾ることや美食ばかりを追求するようになるため (人の本性がねじ曲がって人間に生まれるのが困難になる)。稀に人間に生まれたとしても (すでに本性が獣のように) 貧しく変じているため、結局また衣食の虜となって、実 (心・本性) を虐げることを繰り返す。せっかく人間に生まれたチャンスを活かそうとはしない。


『右の欲を 羨む人が 交む故に 魂の緒 乱れ』

  • 『右の欲 (かのほし)』衣食に耽る欲。豪奢に耽る欲。「かの」は「過の・故の」で、「先の・前出の」を意味する。また、文字は右から左に縦書きで綴ったことから「みき(右)」とも同義。
  • 『羨む (うらやむ)』「心 (本性) がねじ曲がる」「心 (本性) が外部に傾く」。「うら(裏・心)」+「やむ(病む)」。「うら」は、ここでは「内・中・奥・心・本質」の意。「やむ」は、ここでは「反る・曲がる・傾く・逸れる・外れる」などの意。
  • 「交む (かむ)」ここでは「交わる」「関わる」「ちょっかいを出す」などの意。
  • 魂の緒 (たまのを)人間は魂と魄 (たま・しゐ) の結合によってこの世での生命を得ているが、魂と魄を結びつけているのが魂の緒である。
  • 『右の欲を羨む人が交む故に 魂の緒 乱れ』
    (それに加えて) この世の豪奢に耽る欲を羨む人が (放出する歪曲した想念が生き霊に転じて) 、ちょっかいを出す故に魂の緒が乱れる。


『辻風の 岐に魄の 苦しみが 獣となるぞ 神 打たず』

  • 『辻風 (つぢかぜ)』風向きの異なる複数の風が交わって渦を巻くもの。「つぢ (辻)」は「交差」の意。 ここでは「辻風」は「さまざまな生き霊の合流」に喩えられている。
  • 『岐 (ちまた)』は「合流点=分岐点=交差点」で、「つぢ (辻)」と同義。
  • 『辻風の岐』「さまざまな生き霊の合流」「さまざまな生き霊が取り憑いて干渉してくること」を表す。生き霊は類似の想念を持つ人に寄ってくる。詳しくは『ヤマタノオロチ』を参照。
  • 『魄 (しゐ)』ここでは肉体 (魂魄の入れ物) を言う。
  • 『辻風の岐に 魄の苦しみが 獣となるぞ 神 打たず』
    様々な生き霊が干渉する板挟みに、魂魄の器である肉体は苦しんで遂には獣と化す。しかしそうなっても、あの世の神 (本つ神) がその状況に直接介入することは無いのである。


『例えば夢の 魘われの 忍び難くて 弁えず 罷るの詰も 圧われぞ』

  • 『魘われ・圧われ (おそわれ)』は「おそふ (襲う・圧ふ)」の受け身の名詞形。「おそふ」は「おす (押す・圧す)」から派生した動詞。だから「おそわれ」は「圧迫・攻撃・束縛」などの意。「魘われ」と書く時は「悪夢におそわれる」場合の専用表記のようだ。
  • 『弁ふ (わきまふ)』は「わく (分く)」+「ふまう (踏まふ)」の合成語と考える。「分別して考える」「弁別する」の意。
  • 『罷る (まかる)』は「まく (蒔く・播く・撒く)」+「かる (離る)」の合成語。「まく・かる」共に「離れる・別れる・去る」などの意。「わかる (別る)」「あかる (散る)」などの変態。ここでは「死ぬ」の意。
  • 『詰 (つみ)』は「つひ (終・遂)」の変態。ここでは「終わり・結末・結果」の意。
  • 『例えば夢の魘われの 忍び難くて弁えず 罷るの詰も圧われぞ』
    (しかし) 例えば悪夢に襲われ、その耐えがたい苦しみに、判断力を失って自ら命を断つという結末。これは神に打たれるのと同じである。


『他人を惑わす 我が欲も 他人は打たねど 魂の緒に 覚え責められ 長き夢』

  • 『惑わす』は「まどふ (惑う)」+「す (使役)」。「まどふ」は「まつ (放つ)」を原動詞とし「離れる・反る・逸れる・曲がる」などの意。
  • 『他人を惑わす我が欲も 他人は打たねど 魂の緒に覚え責められ 長き夢』
    結局自分の欲 (心の曲り) が、他人をも惑わす (曲げる) のである。他人は「責任をとれ」と仕返しをしてくるわけではないが、自分の魂の緒には人の本性 (神性) との「ずれ」が刻印されていて、これが罪の意識を生み、長い悪夢を見させて苦しめるのである。


『天地の祭を 立て上けよ 屍の宮に 神座を 設せば 緒 解け 人 なるぞ』
『祭 無ければ 天地 恵み 漏れて落つるぞ』


  • 『天地の祭 (あめのまつり)』天地 (陽陰・日月) に心を同調すること。
    これによって日月の援助を得、乱れた魂の緒を解いて魂魄を陽陰に還すことを言う。
  • 『立て上く (たておく)』は「たつ(立つ・発つ)」+「おく (起く)」の合成語。「立ち上げる・開始する」の意。
  • 『屍の宮 (かばねのみや)』屍 (魂魄が抜けた肉体) を納める宮。喪屋あるいは墓を言うと思われる。
  • 『神座 (かんくら)』神の座所。ここでは「日霊と月霊の座所」を言うと思われる。
  • 『設す (もふす)』は「もる (守る)」の変態「もふ」から派生した動詞。ここでは「合わす・現す・備える」などの意。
  • 『緒 (を)』=魂の緒。
  • 『天地の祭を立て上けよ 屍の宮に神座を設せば 緒 解け 人 なるぞ』
    天地の祭 (日月の祭) を立ち上げよ。屍の宮 (喪屋または墓) に日月の神座を設ければ、乱れた魂の緒が解けて次も人に生まれるぞ。
  • 『祭 無ければ 天地 恵み 漏れて落つるぞ』
    天地の祭 (日月の祭) 無くしては、天地 (日月) の恵みから漏れ落ちるぞ。
    『人は元 ナカゴ・心端 日月なり 直ぐに罷れば 合ひ応え 陽陰の宮居に 還さんと 獣になるを 止むなり』ホ15文


『子を持てよ もし妻 生まず 種 絶えば 妾女 置きて 種なせよ』

  • 『妾 (めかけ)』は「めかく」の名詞形。「めかく」は「めす (召す)」+「かく (交く)」の合成語で、両語とも「合わす・寄せる・入れる」の意。これは「めしかかえる (召し抱える)」の同義語。


『妾となれる 女の務め "妻を敬え"』
『妾女は 星に擬ふ 星光 月に及ばず 美しも 宮にな入れそ』


  • 『なれる』は「なる」の連体形。四段動詞の連体形は「*eru」に作る。
  • 『擬ふ (なぞらふ)』は「なぞる」から、「なぞる」は「なす」を原動詞とし、「なす」は「にす (似す)」の変態。 ここでは「合わす・似せる・匹敵させる」などの意。
  • 『月 (つき)』ここでは本妻 (正室) を指す。
  • 『宮 (みや)』ここでは本妻がいる宮。央中 (核心) の宮を言う。
  • 『な入れそ』「な」+「動詞の連用形」+「そ」で禁止の意を表す。


『天の原 月 並ぶれば 地 乱る 妻と妾と 屋に入れば 家を乱るぞ』

  • 『天の原』「天空」を指す。
  • 『天の原 月 並ぶれば地 乱る 妻と妾と屋に入れば家を乱るぞ』
    天空に月が2つあったなら地球環境を乱してしまう。同様に、妻と妾と一つの屋に入れたならば家庭を乱してしまうぞ。


『月は夜霊 妻 な疎みそ 内 治む』

  • 『夜霊 (よる)』陰霊。月の放射。陰エネルギー。
  • 『月は夜霊 妻 な疎みそ 内 治む』
    (日は日霊) 月は夜霊である。月は中節の内を回る。月に擬う妻は内を治めるぞ。その妻を疎んじるなよ。


『妾の言葉 な奉りそ 子を生む守は 生まぬ時 棄つる群星 範 乱る』
『往し天神 星となる これは範 成す』


  • 『妾の言葉 な奉りそ』
    妾の言葉は尊重してはいけない。 (あくまで召使として扱うべきである。)
  • 『群星』妾たち。
  • 『子を生む守は 生まぬ時 棄つる群星 範 乱る』
    妾は子を生む備えだから、生まぬ場合はそれを捨てて別の妾を置くことになる。 (もし妾たちを妻と同様に扱っていたなら、妾たちは捨てられたことを恨みに思うだろう。) その恨みは家の範を乱すことになる。
  • 『往し天神 星となる これは範 成す』
    いにしえの天神も世を去ってから星とされた。しかしこの星々は範をつくったのである。
    『天に還れば ミナカヌシ 及びヱ・ヒ・タ・メ ト・ホ・カ・ミも 天に配りて 星となす アメトコタチの 神はこれ』ミ6文


『女の姿 良くて粗るるも 醜きに 良きミヤビあり 装ひに な踏み迷ひそ』

  • 『ミヤビ』は多義な言葉であるが、ここでは「心持ち・情け」などの意。
  • 『踏み迷ふ (ふみまよふ)』「ふむ」は他の動詞に冠して、「大いに・勢い良く・荒々しく」などの意を添える。「ふんばる」「ふんじばる」「ふんぞりかえる」「ふんだくる」など。
  • 『女の姿 良くて粗るるも 醜きに良きミヤビあり 装ひに な踏み迷ひそ』
    姿は美しいがお粗末な女よりも、醜い女が美しい心情を持つものである。外装に惑わされてはいけない。


『妹背の道 陽陰のうきはし よく渡す』
『神の教えの 妹背の 道の大旨 徹るこれなり』


  • 『妹背の道 (いせのみち・いもをせのみち)』陽陰和る道」「天地の道」「日月の道」と同じ。
  • 『うきはし』は「うく(受く・和く)」+「はす(合す)」の名詞形。両語共に「合う・合わす・結ぶ」などの意。「うきはし」は「結び・渡し・仲介・仲人」の意。「陽陰のうきはし」で「男女の仲人」の意となる。
  • 『妹背の道 陽陰のうきはし よく渡す』
    妹背 (陰陽) の道。魂の緒が魂と魄を結ぶように、男女を結ぶ場合には、間に仲介をしっかり渡すべし。
  • 『神 (かみ)』は、ここでは根源神「アメノミヲヤ (陽陰の上祖)」または「アマテル神 (陽陰垂る神)」を指すが、この2神は同一視されている。
  • 『大旨 (おおむね)』「おお (央・主)」+「むね (宗・旨)」。「むね」は「胸・棟」と同じで「中心部・本体部・主部・表立つ部分」を言う。「おお (央・主)」も同義である。
  • 『徹る (とほる)』は「達する・至る・完了する・終わる」の意。
  • 『神の教えの妹背の道の大旨 徹るこれなり』
    これを以って、神の教えの「妹背の道」の大旨は完了する。



参考サイト:http://gejirin.com/hotuma13.html
     :http://gejirin.com/mitinoku.html



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