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ホツマツタエのおもしろ記事(85)『人の発生1』

2013-03-02 16:31
ホツマツタエのおもしろ記事(85)  人の発生



人間がどのようにして生まれて来るかについて、ホツマは「世嗣祈る宣言の文」と「孕み謹む帯の文」の2章において、同じ内容を言葉を変えて説明している。前者は根源神「アメノミヲヤ (陽陰の上祖)」と同一視される「アマテル」による言葉であり、後者は医薬学の草分け「コモリ (子守神)」(斎名:ミホヒコ) による言葉である。

このページでは2つの説明を比較しながら、ホツマの伝える「人の発生メカニズム」を解き明かしていきたいと思う。しかしながらこの部分は非常に難解な用語や文から成っており、誤解している箇所もあると思うので、そのつもりで読んでいただきたい。

両章とも「人の発生」の前に、まず「陽陰の発生」から話がスタートする。これは、人の発生も「あめなるみち (陽陰和る道)」の延長線上にあるもの、と捉えていることを示すものに他ならない。



『万の齢の ミコト・ヒコ やや千齢 保つ 民も皆 クニトコタチの 子末なり その本 悉く アメミヲヤ』ホ14文

  • 『ミコト (尊・命)』は、「めかす (粧す)」の変態「みこつ」の名詞形で、「みごと (見事)」「みかど (帝)」の変態。「高きさま・優れたさま」の意。ここでは「皇族」や「高位の臣」を指す。
  • 『ヒコ (彦)』は「ひく(引く・率く)」の名詞形で、「(民を) 率く/導く者」の意。また、ヒト (一十) に1歩及ばぬヒコ (一九) の意。「臣・もののべ」の別称である。
  • 『民 (たみ)』は「たる (垂る/足る)」の変態「たむ (垂む/治む)」の名詞形で、「下るもの・劣るもの・卑しいもの」の意。あるいはそれが故に「(君・臣が) 治める対象」の意。
  • 『クニトコタチ (国常立神)』地の土台を築いた陽陰両性を合わせ持つ神人。詳しくはこちらを参照。
  • 『子末 (こすえ)』「分かれの末・分岐の末端」の意で、「梢」と同じ。「こ (子)」の原義は「わけ (分け)」である。
  • 『悉く (ふつく)』は「ふつし (悉し)」の連用形。「ことごとく」に同じ。「ふつくに (悉に)」という副詞が辞書にある。
  • 『アメミヲヤ (陽陰上祖)』根源神。創造主。陽・陰を分けて大宇宙を創造した神霊。


ここで注目すべきは「君・臣・民」の身分の違いによって、寿命の長さが異なっていたと言っていることである。これほどはっきり言っている箇所は他にはないが、君・臣に比べて民の寿命が短かったことを匂わせる記述は他にもある。そしてそれは多食と、それが引き起こす心の曲り (物質偏重) を原因と見ていたようだ。

『経る年 (寿命) 古より 月 三食の 人は百万に 月 六食の 人は二十万 今の世は ただ二万年 生き均るる 食 重なれば 齢 なし』ホ1文
『人種の食 頻る故 生れ 賢しく 存えも 千齢は百齢と 萎り枯れて 我が八十万も 百年も 世の楽しみは 合い同じ』ホ27文
『百万年の 寿も 日の一回りぞ 人草の 均し二万年も 終日の 百百の二切れ』ミ4文
『今の人草の 弥々 食べ増すを 謹めと』ミ4文




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『天・地・人も 分かざるに 生の一意気 動く時 東 昇りて 西 降り 空洞に回り 泡・泥の 回れる中の 実柱に 離けて陰陽 成る』ホ14文

  • 『天・地・人 (あめつちひと)』は、「陽」と「陰」と「陽と陰の結合である人」の意。
  • 『生の一意気 (ういのひといき)』アメノミヲヤの生みの意志。この意志が「天元神」という神霊を生む。
  • 『東 昇りて 西 降り』天元神は時計回りの回転を始める。
  • 『空洞 (うつほ)』この「うつほ」は、後に陽が分れて出来る「うつほ (空)」とは区別して、「陽陰分離前の原始空間」「無の空間」の意と考えたい。
  • 『泡・泥 (あわうび)』天元神が「陽・陰」に分離する以前の半混沌状態を表す言葉で、陽の元となったものを「アワ(泡)・アホ(空)」、陰の元となったものを「ウヒ(泥)」と表現している。
  • 『実柱 (みはしら)』「み (実)」は「心・芯・核・中」の意で、「ま (真)」と同じ。「泡泥」の状態となった天元神の回転はしだいに速度を増してゆき、その回転軸に一本の柱が立つ。この柱は竜巻をイメージするとわかりやすい。この柱を「天地届く実柱 (あめつちとどくみはしら)」あるいは「中串 (なかくし)」と呼ぶ。
  • 『離けて陰陽 成る (さけてめをなる)』泡と泥は、この柱を軸にさらに高速で回転する内に、重い成分が下に沈み、軽い成分は上に昇る。最終的に柱の上と下とでくっきりと分離して陽と陰となる。


『天地 未だ 分かざるに 生の一意気 まどかにて 水に油の 陰陽 分かれ』ホ16文

  • 『まどか (円か・全か)』「まど」+「か」。「まど」は「みつ (満つ)」の変態「まつ (全つ)」の名詞形。「か」は「しく (如く)」の名詞形「しか」から「し」を省いたもの。「まどか」は「完全なるさま・至ったさま」の意。「まどかにて」で「まったく・まるで・あたかも」の意となる。
  • 『水 (みつ)』こちらを参照。
  • 『油 (あぶら)』は「あぶる (焙る・炙る)」の名詞形。「あぶる」は「熱する・上げる・揚げる」の意。

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『陽は清く 軽く回りて 天と成り 陰は中に凝り 地と成る 水・埴 分かれ 陽の空 風 生む 風も 火を生みて 陽は三つとなり 陰は二つ』ホ14文

  • 『陽は清く (をはきよく)』ここでの「きよし (清し)」は、喩えて言えば「精製されたガソリンのように透明で精妙」という意。逆に言えば重い不純成分は沈殿して陰となったということである。
  • 『軽く回り (かるくめぐる)』透明・精妙であるが故に「軽く常に素早く動き回っていて、目にも止まらない」の意。
  • 『天 (あま)』は、ここでは「空間・気・気体」などを表す。
  • 『地 (くに)』は、ここでは「物質・液体・固体」などを表す。 
  • 『空 (うつほ)』ここでの「うつほ」は「一見何もないさま・空間」また「空間を満たす見えない気・空気」の意。


『陽 まず 上りて 天となり 陰は 後 下り 地泥の 埴・水 分けて 埴は山 水は海 成り 陽の空 風と動きて 火と化ける』ホ16文

  • 『陽まず上りて天となり 陰は後下り地』先に陽が上って後に陰が下った、という順序は記憶しておくべきである。
  • 『泥 (どろ)』は「とる(捕る)」の名詞形。「とる」は、「のる(和る)」の変態で、ここでは「合う・和らぐ・緩む」などの意。「とろい」「のろい」「どろどろ」のそれで、「(水と埴が混じって) 柔らかいさま・緩やかなさま」を表す。

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『背のムナモト 日と丸め 妹のミナモト 月と凝り』
ホ14文

  • 『背 (をせ)』は「うをせ」の短縮。 「うをせ」は「つほ (空)・ (火)・か (風)」の簡略。
  • 『ムナモト (宗元)』「むね・むな (棟・胸・宗)」は「上・高・中心」などの意で、これは「陽」を表す。「もと」は「発する所・上流・源・核心」の意。「ムナモト」は「陽の源・陽の核」の意。
  • 『妹 (いも・ゐも)』は「いむ (忌む)」の名詞形。「いむ」は「やむ (病む)」の変態で、「下る・沈む・縮む」などの意。「うふ (飢う)」の名詞形「うひ (泥・水埴)」の変態。
  • 『ミナモト (鄙元・穢元)』「みな (鄙・穢・陰)」は「下・低・端」などの意で、これは「陰」を表す。「もと」は「発する所・上流・源・核心」の意。「ミナモト」は「陰の源・陰の核」の意。


『背のムナモト 日と丸め 天 近く回り 男に配る 妹のミナモト 月と凝る 地に近き故 女に配り』ホ16文

  • 『天近く回り男に配る (あちかくめぐりをにくばる)』 太陽の周回軌道 (赤道) は「中節」の外側で、天に近い故に男に陽属性を配る。
  • 『地に近き故女に配り (はにちかきゆえめにくばる)』 月の周回軌道 (白道) は「中節」の内側で、地に近い故に女に陰属性を配る。

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『空・風・火と 水・埴の 五つ 交わりて 人となる アメナカヌシの 神はこれ』
『八方 万地に 万子 生み 皆 配り置く 人の初 天に還りて アメミヲヤ』ホ14文

  • 『アメナカヌシ (天中主)』地に生まれた初の人間で、根源神アメノミヲヤ (陽陰の上祖) の顕現とされる。元祖クニトコタチ。「ミナカヌシ (御中主)」とも呼ばれる。名の由来は「天の真ん中を占める主」で、フトマニ図中心の「アウワ」の位置 (北極星に相当) に座す神という意である。「アウワ」は「陽+陰」の意で、アメノミヲヤの別名。


『空・風・火と 水・埴の 五つ 交わりて 人となる 後は妹背 婚ぎ生む』ホ16文

  • 『妹背婚ぎ生む (いもをせとつぎうむ)』男女は交合して生む。ただしこれは世に男女の区別が生じたウヒヂニ・スヒヂニ以降の話である。

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『天の形は 磐大山 日・月も地も 張ら籠り 外は八重和幣』ホ14文

  • 『天の形 (あめのかたち)』宇宙の姿。
  • 『磐大山 (いわをやま)』「いわ (磐)」「を (大)」「やま (山)」は、いずれも「成長・発展したさま」の意で、「いわをやま」は「とてつもなく大きいさま」を表す。
  • 『張ら籠る (はらごもる)』「張ってこんもりする」の意。日も月も地球も平面ではなく球形であることを言っている。
  • 『外は八重和幣 (とはやゑにぎて)』タカマの原 (大宇宙) の外の八隅には八色のニギテがたなびくという。
    『その外は 名もトコシナエ 八隅際 八色の和幣 南 青  西は紅 北は黄に 東は白く 間も色』ミ6文

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『元明の 四十九の種の 中御座 ミヲヤ 継げ足す 方隅に 八君 トホカミ ヱヒタメぞ 次 アイフヘモ ヲスシ神 末は三十二の タミメヒコ 元・中・末の 三座あり』ホ14文

  • 『元明 (もとあけ)』「根源を開く神」の意。アメミヲヤ+天元神天並神三十二神の総称。=四十九神。
  • 『四十九 (よそこ)』「元明 (もとあけ)」と同じ。
  • 『中御座 (なかみくら)』「中心の神座」の意。フトマニ図中心の「アウワ」の神座 (北極星に相当)。「アウワ」は「陽+陰」の意で、アメノミヲヤの別名。
  • 『トホカミヱヒタメ』総称して天元神または八元神と言う。天元神はそれぞれ、地に生まれて八方の地を治めた後に天に還り、アメノミヲヤの「アウワ」を囲む八方の位置に星となって座す。
  • 『アイフヘモヲスシ神』総称して天並 (あなみ) 神または天均 (あなれ) 神と言う。天並神は「トホカミヱヒタメ」の天元神を囲む八方の位置に星となって座す。
  • 『三十二のタミメヒコ (みそふのたみめひこ)』四十九神からアメミヲヤ・天元神・天並神を除いた32神を「三十二神 (みそふかみ)」と総称し、別名を「タミメ彦」と言う。「タミメ」は「外見目」で「外見・外観」の意。三十二神は「アイフヘモヲスシ」の天並神を囲む八方の位置に星となって座す。

フトマニ図3  

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『十六万八千の モノ 添ひて 人 生まる時 本つ神 そのタエ守が 種 下し モノと魂・魄 結ひ和す』ホ14文

  • 人は世に生まれる時、天元神がその人に守 (もり) を付ける。この守を「本つ神の留守 (もとつかみのたえもり)」あるいは「本守 (もともり)」と言う。本守は「魂の緒」を世に下し、それに16万8千の精霊を添える。その魂の緒が「魂と魄」を結い合わすことによって人は世での生命を得るという。 詳しくは『魂魄と魂の緒』を参照。

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『天均 臓腑・血 根隅 成果・見目・髪』ホ14文

  • 『天均 (あなれ)』天並神と同じ。「ア・イ・フ・ヘ・モ・ヲ・ス・シ」の8神。
  • 『臓腑・血 (くらわた・しむ)』「くらわた (臓腑)」は、いわゆる五臓六腑の内蔵を指す。「しむ」は本来は「霊・精」の意で、生命のエッセンスを表すものだが、それが人体では「血」となって現れると考えられていたようだ。
  • 『根隅 (ねこゑ)』は「元と末・内と外」の意で、ここでは「内蔵と外殻」を表す。他にも「音声」として「親と子・伸音と衰音・母音と子音」を表す場合もある。つまり「天均神は人の内臓と殻を守る」ということを言っている。
  • 『成果・見目・髪 (なりわ・みめ・かみ)』「なりわ (成果)」は「出来上り・完成」などの意で、ここでは「仕上げ・出来映え」などの意。「みめ (見目)」は「見た目・外見」。だから「なりわ」と「見目・髪」はどちらも同じで「装飾・化粧」などの意味である。記されていないが、これは三十二神 (タミメ彦) が守るものを指している。


参考サイト:http://gejirin.com/hotuma14.html
     :http://gejirin.com/hotuma16.html
     :http://gejirin.com/mitinoku.html



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